昨晩までペナン島にいた。
それで一昨晩のスマトラ沖大地震。30階にいたこともあり、かなり揺れを感じた。揺れはマレー半島でも広く感じられたようだ。3カ月前はKL首都圏にいたので、特に揺れは感じなかった。その時は寝ていたからかもしれないが。
ペナンは3カ月前の津波の被害地であったこともあり、今回多くの人がしばらく屋外に避難していたようだ。
日本にいない歴が長いボクにとっても、日本にいない年月(十数年)分ぶりの地震。やはり、驚いてしまった。まず、揺れよりも建物の構造を心配してしまった。93年には、ハイランドタワーというアパートが倒壊した事故が起きた。原因は建物の基盤が山肌を切り開いた斜面にあり、地盤の緩みにより、倒壊した。やはり、マレーシアの建物の構造の耐震対策には不安が残る。
たまたま30階だったから揺れが大きかったのだろう。下の階の人間はのんきなもの。同じ建物で揺れにびっくりしていたのは、マン島から来たイギリス人だった。彼も26階だったから大きな揺れを感じたといっていた。
地元テレビの方は0時のニュースの放送中だったが、特報はなかったようだ。タイでは、バングが中断したというから、教訓が色濃い。やはり頼りになったのは衛星放送で受信できるNHK。津波の予想到達時間の発表をはじめたのは非常に有益だと感じた。
地震には無縁の日本人になってしまった身分のボクにも、スマトラ沖地震は他山の石ではなくなった夜であった。