1日(土)に行われたマレーシア杯決勝は、プリミア・リーグ(2部)王者セランゴールがスーパー・リーグ(1部)覇者ペルリスを3-0で破り、リーグ制覇とFA杯優勝に続く3冠を達成した。
セランゴールの勢いは地元サッカー界一の試合巧者ペルリスも抑えこむことができなかった。というよりセランゴールのDF陣は、ペルリスの攻撃パターンをよく研究していたようで、完全に抑えこんだ。やはり勢いだけでは3冠などという離れ業はできない。
ましてスゴイのがセランゴールFWのバンバン・パムンカス。この選手はインドネシア代表だが全42試合で39得点。Mリーグにはブラジルやアルゼンチン、アフリカ人などの外国人がいるが、彼らを凌駕している。インドネシア・サッカーにはこんなスゴイ選手がいるのかと驚かされる。
セランゴールの復権でマレーシア・サッカー界も盛り上がるものかと思ったが、今季スーパー・リーグに所属していたパブリック・バンクとプリミア・リーグを盛り上げたMKランドの2チームがリーグ離脱を発表した。パブリック・バンクは、03年にプリミア・トゥー(当時)を制覇したこともあり、企業チームの雄であった。
チーム名から社会人チームを想像してしまうが、れっきとしたフルタイムのプロ。離脱の理由は資金難。年間、RM300万(約9000万円)ほどのチーム運営費が出せなくなったことらしい。
ボクも伊藤選手がいたころにペナン−パブリック・バンク戦を観戦したが、ホームにもかかわらず観客は20人にも満たなかったことを憶えている。サッカー・メディア関係者のなかでは、「03年のときはブリック・バンクが大判ぶるまいしていた」などという話も聞いたことがあったが、まだまだ企業とスポーツの関係は成熟していないようだ。
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MKランド、離脱取りやめたという内容の記事みましたが、
本当ですか?
記事中、30歳の元ナショナルプレイヤーが、MKランドは
給料の遅配もないし、非常によいマネージメントのチームだった
と、語っています。
いいマネージメントだからこそ、ビジネスとして採算があわないと
判断して離脱するってことも当然ありますな。