今日はマレーシアのヒンドゥー教徒にとって最大の祝日、「ディパバリー」。
インド本国ではディワリーという名で、主神クリシュナが悪を懲らしめ、善である光の世界を取り戻したことなどのルーツは同じようだ。
明後日はマレー系を中心としたイスラム教徒最大の祭り「ハリラヤ・プアサ」だ。こちらの方は辛い断食月を終えたことを祝うもので、世界中のイスラム教徒共通だ。明日あたりに実際に新月を観測してマレーシアにおけるイスラム教の長である国王がハリラヤ・プアサを宣言する。
ヒンドゥー教徒もイスラム教徒も月の満ち欠けを基にした太陰暦を使用しているので、ほぼ同時のタイミングでお祝いとなる。来年も両祭りは同時期に重なる。
それでインドではディワリーを狙ったテロが起きた。やはりイスラム過激派が主犯とみられている。関係民族。宗教が並存するマレーシアは人事ではない。
それでもマレーシアに関しては、民族の祝日に事件が起こったことはない。ハリラヤには首相が官邸を一般人に公開して、一人一人と握手する。マハティール時代に行ったことがあるが、特にガードがきついということはない。さすがに911事件以降は、「写真撮るのはだめ」と立ち止まることを静止された(でも、4時間も並んだとか、オレはプレスだ、と言って撮りました)が、マハティール氏自身がマレーシアの平和に自信を持っていたようで「こういうよき日に悪いことは起こらない」と言っていた。
マレーシアにいるとアジアを意識します。
AGENT: DoCoMo/1.0/N503iS/c10
そんなマレーシアでいてもらいたいですね。