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マレーシア代表はNZに惜敗 – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

マレーシア代表はNZに惜敗

 久しぶりにローカルサッカーの話題。

 マレーシア代表は19日と23日にニュージーランド(NZ)に遠征し、同国代表と親善試合2連戦を行った。結果は第1戦は0-1、第2戦も2-1で連敗だったが、それなりに成果がみえた内容だった。
 マレーシア代表にとっては、開催国で出場するアジア杯や東南アジア地域の大会タイガー杯などへの準備となる試合。また、昨シーズンは伊藤壇選手が所属したペナンを率いたノリザン・バカール代表監督にとってのデビュー戦なので、個人的には注目なのだ。
 さて、2試合ともマレーシアでもテレビで生中継したので平日の昼間(午後2時半キックオフ)というまことに仕事をしているとは思えない時間だったが、やっぱり観戦してしまった。
 それで思ったのは、NZはアウェイの強化試合にはもってこいの対戦相手だということ。まず、雰囲気がいい。なんか英国のようなのだ。それにオーストラリアがアジア・サッカー連盟に加入したことで、NZにとってはオセアニア地域の盟主を獲得するチャンスであり、6月にはブラジルの強化試合の相手になるようだ。世界ランキングが122位で近隣の東南アジアにとって、いいスパーリング相手になるだろう。
 まぁ、そんなサッカーの地殻変動を捕らえて、NZと2試合も試合を組むあたりのマレーシア・サッカー協会センスは褒めるべきだろう。対戦成績はNZの10戦6勝らしい(どこにもちゃんと書いていない)。ランキング的にもマレーシアは125位と拮抗している。
 今回の試合は、謹慎中のインドラ・プトラ・マハユディンや怪我のアクマル・リザル、ハイルディン・オマールといった主力を欠くメンバー。一方のNZもフルハムのMF、サイモン・エリオットを欠く布陣であくまでも親善試合の趣が色濃かった。
 さて、ランキングは拮抗しているといえど、マレーシア代表は白人中心のNZ代表にフィジカルでかなり劣り、ボールが奪えない。地上のボールに半歩届かないし、空中のボールも頭ひとつの差が出てしまう。また連携も今ひとつで中盤でボールが奪えない。それでもマレーシアは必死にディフェンス・ラインを形成して、NZの攻撃を凌ぎ、2試合とも1点差負けで抑えた。また、ペナルティーエリアで団子状になるほどディフェンス・ラインを下げていた割には、反則が少なかったのも特筆すべき。第2戦では、FKを与えたのは1回のみ。NZからも「クリーンなプレー」と評価された。また、GKモハマド・シャムスリが好セーブを連発し、何度もNZの流れを断ち切った。
 今回、マレーシアの唯一の得点となった第2戦のゴールは、モハマド・サフィー・サリ。先制された直後にカウンターからのゴールでいいムードを作った。スピードで突破し、少ない決定機を生かした得点劇だった。フィジカルの差が少ない相手との試合ならば、サフィーのスピードは脅威になるかもしれない。攻撃はあくまでもロングボールからのカウンター中だったが、両方のサイドからの突破でも1度ずつ好機を作った。パスと連携の精度が上がれば、かなりいけそうな感じだ。
 試合は2試合とも試合終盤の87分にNZのゴールで勝ち越され、試合運びのまずさが目立ってしまった。また、NZもフィジカルで押してくるとはいえ、かなり大雑把な攻め方をするチーム。東南アジア諸国のレベルでも決して勝てない相手ではない。
 
 総じて言えばマレーシア代表、ちょっと伸びるのではないかという予感あり。新監督のノリザンは、伊藤壇選手のMリーグ時代の恩師。1昨年はペルリスを率いて、マレーシア杯優勝にに導いた国内随一の指導者。気遣いの人で、選手の結束させることには定評がある。
 マレーシア代表は、招聘期間中は特別給もなく、ジャージさえ借り物という始末らしい。選手には国の名誉ために戦っているという機運もないという話を聞く。そうなると外国人監督が成果が出せず、メディアに不平を漏らし始めるあたりから、代表はバラバラになってしまうというのがマレーシア代表のパターン。だからノリザン監督のような慕われる人格の指導者も代表には必要になってくる。
 マレーシア・サッカー復権となるか、ちょっと楽しみだ。
 

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5 Comments

  1. 2006年2月24日    

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.7.7) Gecko/20050414 Firefox/1.0.3
    アジアカップ2007、マレーシアはタイとともに開催国予選免除ですね。ESPNで水曜の予選ダイジェスト見ましたが、豪州さっそくバーレーンをやっつけてましたね。それからシンガポール、頑張ってますよ、シンガが出てくれればアジアカップは拡大タイガーカップ、「サッカー東南アジア祭り」となるでしょう。
    ドイツWCもむろん楽しみですが、アジアカップも盛り上がると想いますよ。ディフェンディングチャンプ日本は果たしてどの国のグループに!? マレーシアだったら絶対見にいきますよ!

  2. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2006年2月24日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; Hotbar 4.5.1.0; .NET CLR 1.0.3705)
     匠さん、ご指摘ありがとうございました。
     地元では、アジア杯のことはちっとも報道がないので、基本的なこと忘れていました。
     本文も直しておきます。こっそりと。

  3. 2006年2月24日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    ネギシさん 僕、このNZ戦どちらかひとつを
    30分ぐらいみましたが、パスワークなんかは
    NZよりどうかすると良かったように思いましたよ。
    とにかく、グランドの状態がマレーシアのピッチより
    断然よかったので、プレミアなどの試合より見ごたえありました。
    ちなみにESPNの国際サッカーの試合コーナーで
    バルサの試合などに混じって、結構長い時間
    セランゴールの試合を流していました。
    バンバンがハットトリックだか4点だか決めた試合ですね。
    お客さんはいっているなーと思いました。

  4. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2006年2月24日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)
     アジケトさん、NZのスタジアムの雰囲気も芝も本当にいいですね。
     NZもこれからどんどんアジアと試合をしていくでしょうね。東南アジアにとってはアウェイ出の強化にもってこいですよ。きっと選手はあんな環境で試合をしたいでしょうね。
     昨年3冠のセランゴールは、リーグ戦苦戦していますが、トーナメントは地力があるのでは。また、マレーシアで一、二を争うサポーターの熱狂振りをみているとスタジアムに行きたくなりますね。 

  5. 2006年2月24日    

    シンガポール、アジア杯出場なるか

    昨日各地で行われたアジアカップ予選の結果。【グループA】●日本 6-0 インド ●イエメン 0-4 サウジアラビア【グループB】●イラン 4-0 台湾 ●シリア 1-2 韓国【グループC】●ヨルダン 3-0 パキスタン ●UAE 1-0 オマーン【グループD】●バーレーン…

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