まずはこの写真から。
イングランド、プリミア・リーグのマンチェスター・ユナイテッド(MU)の面々に囲まれた中央の帽子の御仁は、エア・アジアCEOのトニー・フェルナンデス氏。マレーシアの格安航空会社エア・アジアがMUのスポンサーになった記事(こちら)は過去にも取り上げたので、「ああ、またあの目立ちたがり屋か」と思われるかも知れない。
でも、今回は揶揄でもやっかみでもなく、「エア・アジア、偉いぞ!」と言う話。
エア・アジアはMU仕様のエア・バス320機体をマンチェスター空港まで飛ばし、一般の人に公開した。それで、トニー・フェルナンデス氏はMUのスターたちと記念写真となったわけだが、今回連れて行ったのはサッカー・U-20マレーシア代表チームだったのだ。といっても、MU仕様の機体で連れて行ったのではなく、U-20代表のスポンサーとなったのだ。
U-20代表のイングランド遠征は、今年10月から始まるアジア・ユース選手権に向けての強化試合のため。U-20代表は5月3日サルフォード・アカデミに2-0、6日ストーク・シティ・アカデミに2-0で連勝。そして11日にはMU・アカデミーに4-1で勝利した。ちょっと対戦相手のアカデミーの年齢などはわからないが、マレーシアの若い選手達がMUの練習地であるカリングトンのグラウンドに立ったことは大きな刺激になったようだ。
ちなみにU-20代表は、その後スロバキアに飛んで、18日に同国のU-20代表と対戦する。
またエア・アジアは19日から21日までバンコクで開催される『マンチェスター・ユナイテッド・プリミア・カップ』に出場するU-14代表のスポンサーもつとめる。
過去の記事(こちら)では「ローカル・サッカーをサポートして欲しいという関係者の悲痛な叫び」があると書いてしまったので、ここでちゃんとマレーシアのことも考えてくれていることを強調しておこうと思う。