マレー音楽界のトップスター、シティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza、27歳)と交際しているとの噂が絶えないダト・Kことカリッド・ムハマッド・ジワ氏(47歳)の複雑な身辺について報道されている。
26日の英字紙スターの報道(こちら)によるとカリッド氏はトゥンク・ザウィアさん(43歳)と離婚後も同居をしているという状態であるとのこと。二人はセランゴール州宗教局にコンサルタントに現れ、トゥンク・ザウィアさんは「仲直りの状態にあり、同居している」と語ったという。シャリア法廷(イスラム法の法廷)では、二人の離婚は破棄できるものとみている。
二人は04年2月に正式に離婚しており(以前のニュー・ストレート・タイムス紙の報道では今年2月となっていた)、昨年3月には離婚後の権利を確定・調停するためにシャリア法廷(イスラム法の法廷)に出頭し、離婚が成立していることを再度確認しているという。
25日に二人は弁護士を通じてシャリア法廷に現在の二人の関係が婚姻状態なのかを裁定してもらう意図を伝えたほか、離婚後調停を停止することを明らかにしている。シャリア法廷裁判官は6月14日に審議を開始することを決定している。
以上が記事の要旨を訳したものだが、イスラム教の婚姻についての説明もなく、発言の意味が取れない部分が多い。マレー系読者に向けたマレー語紙ならまだしもと思ってしまうのだが。
ともかく、元妻トゥンク・ザウィアさんの方がカリッド氏との復縁を求めているという感じがある。また、イスラム教では離婚の成立も複雑で、復縁を可能にするしきたりなどがあるようだ。
カリッド氏は、現在の状態でも(例え離婚が成立していなくても)シティを娶ることが出来るが、あえてそうしないところに深慮があるようだ。もちろん、シティの性格からして“略奪婚”の汚名をかぶりたくないという意向が働いていると思うのだが、どうであろう。
シティの方はイスラム教徒的に「神の思し召しがあれば結ばれたい」と謙虚だが…。
関連記事
ダト・Kの離婚調停始まる
APMでのシティに関する気になる光景
にわかに脚光を浴びるダト・Kのこと