忙しさにかまけてできなかった話題。年を越えさせてもナンなので。
今年の芸能界最大の出来事は、シティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)とダト・Kことカリッド氏の結婚。ちょっと詳説できなかった“ダト(Dutuk)”について。最近ラジオやテレビでシティのことを“ダト・シティ・ヌルハリザ”と呼ぶのを耳にしたので、それもあわせて。
かなり大雑把な説明なのだが、“ダト”は社会的貢献の褒章として与えられる爵位である。戦前の日本や、現在でも英国にある公・候・伯・男・子爵のようなものと考えて間違いはない。これもかなり大雑把なのだが、マレーシアには暗いが高い順にトゥン、タン・スリ、ダトなどがある。(薀蓄といえる部分はここしかりませんので悪しからず)
さて、8月シティとカリッド氏が結婚し、シティはダト夫人なので、公式の場では“ダテイン・シティ”と呼ばれることになった。なんとまぁ、その2ヵ月後の断食明けの祭りハリラヤで、シティは出身州のパハン王家から“ダト”をもらって、カリッド氏と同等に“ダト・シティ・ヌルハリザ”となっていたわけだ。カリッド氏は30歳ぐらいでダトを授与されたらしいが、シティは27歳で受けてしまったからスゴイ。
でも、シティがダトというのもまだ全然耳になじまない。
もうひとつ先日、U2のボノが英国王家からナイトの称号を受けたが、アイルランド人であるがゆえに“サー”は使えないとの記事を目にした。その良否について、意見はまったく持ち合わせていないが、ダトの方は外国人でもまったく問題なく使える。
ちょっとこの写真を見て、誰だかわかる人はモータースポーツ好きに限られるだろう。
いまや国際女優のミッシェル・ヨーと一緒にいるのは、恋人であるF1フェラーリ・チーム監督のジャン・トッド氏。仏頂面の仏(フランス)人が、ダトとは…。
余談に粋になるが、トッド氏にダトを授けたのは、東海岸のトレンガヌ州。どうもこのカップル、引退後はトレンガヌ州の島に家を建てて自適の生活をすると噂されている。最近、香港映画界の大物や帝王M.シューマッハがトレンガヌ州を訪れているのは、ミッシェル・ヨーの仕業としか考えられない。トレンガヌ州が知られざる世界的セレブの隠れ家になっているのだ。
トッド氏がダトになったのも、トレンガヌ州の広告塔になるからなのであろうなぁ。
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僕はミッシェルヨーの恋人ということでの便乗爵位かと思っていました。
家内などは、「このフランス人がトレンガヌ州に何を貢献するのかねー?」
なんて言っていたのですが、どうやら貢献していたようですよ。
ヨットのモンスーンカップ、トレンガヌ開催決定に
このトッド氏が大きく寄与したということらしいです。
シューマッハのことは初耳ですが、
トレンガヌがセレブの集まる州になる、てのはどうもピンと
来ませんねー。のどかなところですからねエ。
トレンガヌがねー...
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アジケトさん、なるほど。
モンスーン・カップに絡んでいたのですね。
ジャッキー・チェンやシャルク・ハーンといった映画2大大国(香港とインドのこと)の顔役も、トレンガヌPRにかかわっていますね。
けっこう、撮影ロケ誘致も協力なのかと察します。
ドゥングンには、100室ぐらいの選ばれた人のリゾートがあるんですよ。M.シューマッハは、一昨年のマレーシアGP前にそこですごしていたようです。
ボクもトッド氏がトレンガヌで何をするのか想像できないですね。
フェラーリぶっ飛ばしているのかなぁ。