12日に書いたサッカー、イングランド・プリミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)マレーシアの訪問問題について、マレーシア・サッカー協会(FAM)は実現の道を探るという方向で進行している。
先日のアブドウゥーラ首相の「独立50周年だから着て欲しいネェ」との発言が功を奏して来た感じで、FAM会長であるアブドウゥーラ殿下(偶然首相と同じ名前)は、アジア・サッカー連盟(AFC)との調整に尽力するということになった。
FAMとしては、AFCとの契約書にアジア杯中に他のサッカー・イベントを主催してはならないと明記されていることは認めながらながらも、法律家に相談し、開催の可能性を探る。また、FAMとしてはマンUとマレーシア選抜の親善試合のプロモーションにはかかわらないことをAFCに説明するとしている。
シナリオ的には、「政府の要請があったので、見切り発車でやってしまう」感じ。
そしてアブドウゥーラ殿下はAFCの副会長でもあるので、モハマッド・ハマムAFC会長に事情をわかってもらうために説得にあたるのだろう。
現地の新聞記事を読んでいるともう“マンU戦確定”のような報道なのだが、まだ予断は許さない気がする。
ただ、意地悪な見方をするば総選挙間近の観測が広がり、首相もマンU誘致で得点稼ぎをしているとみることもできなくはないが…。