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AIM08、ファイザル・タヒルが4賞獲得! – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

AIM08、ファイザル・タヒルが4賞獲得!


 今、終わったばかりのAIM(マレーシア音楽産業賞)08。
 
 一番目だったのは、オーディション番組『ワン・イン・ア・ミリオン』出身のファイザル・タヒル(Faizal Tahir)が、最優秀新人、最優秀男性ボーカル、最優秀ロック・アルバムと最優秀アルバム賞の4冠受賞。シティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)は、9年連続指定席の最優秀女性ボーカル、最優秀ポップ、最優秀編曲曲の3冠だった。
 最優秀曲賞は、カエール・アザミ(Kaer Azami)の「Izinku Pergi」が受賞した。
 今年は、「言語で音楽を分断してはいけない」(AIM会長アジズ・バカール氏)という方針から、最優秀中国語、タミール語アルバム部門と最優秀最優秀編曲曲非マレー語部門が新設され、多様なマレーシア人アーティストが舞台に登場した。
 賞でも最も期待される新人賞に『ワン・イン・ア・ミリオン』出身の中華系シンガー、スキ(Suki)が選ばれるなど、賞の新しい理念が反映されたものとなった。
 賞の結果は、AIMのサイトが使用料未払いでダウン中(意地悪なサーバーだよなぁ)なので、後日。
 結果は<続き>からどうぞ


《AIM 08結果》
<最も期待される新人>
☆スキ(Suki)
<最優秀新人>
☆ファイザル・タヒル(Faizal Tahir)
<男性最優秀ボーカル賞>
☆ファイザル・タヒル(Faizal Tahir)
<女性最優秀ボーカル賞>
☆シティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)
<最優秀アルバムカバー>
☆『After 8』リアン(Liang) 
<最優秀編曲アルバム>
エンジニア名/アルバム(アーティスト)
☆Nick Lee JD Wong & Illegal/『After 8』(リアン)
<最優秀ビデオクリップ>
☆「Sangkar」アティリア(Atilia)
<最優秀エスニック・アルバム>
☆『Melodi Ahlan』ワッヒーダ(Waheeda)
<最優秀ナシッド・アルバム>
☆『Maulana』Rabbani
<最優秀ロック・アルバム>
☆『Aku, Muzik, Kamu』ファイザル・タヒル(Faizal Tahir)
<最優秀ポップ・アルバム>
☆『Hadiah Daripada Hati』シティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)
<最優秀英語アルバム>
☆『Eclecticism』マリサ・インドット(Melissa Indot)
<最優秀中国語アルバム>
☆『Here I come』アンドリュウ・タン(Andrew Tan)
<最優秀タミール語アルバム>
☆『Martin Zamigano Kanmani』マーティン・ザミガノ(Martin Zamigano)
<最優秀外国人によるマレー語曲>
☆「Yang Terpilih」ロッサ(Rossa)
<最優秀編曲楽曲(マレー語)>
編曲/曲/アーティスト
☆Azlan Abu Hassan「Sekian Lama」シティ・ヌルハリザ
<最優秀編曲楽曲(非マレー語)>
編曲/曲/アーティスト
☆Hafiz Hamidun 「Last Breath」ハフィズ・ハミドゥン(Hafiz Hamidun)
<年間最優秀曲・作詞作曲家>
作詞/作曲/曲(アーティスト)
☆Azlan Abu Hassan/Sulu Sarawak「Izinku Pergi」カエール・アザミ(Kaer Azami)
<年間最優秀アルバム>
☆『Aku, Muzik, Kamu』ファイザル・タヒル(Faizal Tahir)
<開拓者賞>
☆Pop Shuvit
<功労賞>
☆ファウジ・マルズキ

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6 Comments

  1. kubota kubota
    2008年5月4日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.30)
    レビューがお早いですね!!
    僕の率直な感想をいいますと、「僕は、いまいちノレませんでした。」
    好きな歌手やバンドがほとんどいなかった、もしくは賞を獲れなかった。
    賞の合間の歌なども全然よくない。よかったのはラストのポップ・シュビッツだけ。でもカメラ割りなどの演出がよくなかったです。全体的な舞台演出もさ悪かったです。全然、賞アップされていない、レベルが下がったような感じを受けました。
    出演者ですが、なんでしょう。。。以前はもっと「聴ける歌」「聴かせる歌」のようなものが多かったし、出演者も“スター”っぽかったような気がします。オーディション番組のやりすぎなのでしょうか!?
    素人っぽい歌手を排出しすぎているせいなのでしょうかね。
    アヌアー・ザインがManBaiのKau Ilhamkuを歌ってましたが、彼の絶唱も聴けなかったし、打ち合わせしてるんだろうか?というような3人のセッションでした。
    ちょっと残念です。

  2. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2008年5月4日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
     Kubotaさんも早いなぁ。
     うーん、確かにおっしゃるとおりで、日本と比べてしまうとダメな点も多いですね。ショーとしての演出は、当地ではAIMが一番でしょうね。
     プラネット・ミュージック賞は、目も当てられませんでした。
     それで賞授与の合間のステージも、AIMは毎年古参を出してきたので(去年はKubotaさんが苦笑したアウィとエイミーの共演でした)、今年は新顔にしたかったのでしょうね。

  3. kubota kubota
    2008年5月4日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.30)
    そうですか。なるほどです。昨年の「ウゥゥゥゥゥゥ」というエイミーのシャウト?にはハマリました。その後、僕ら夫婦の間ではブームになりました(笑)
    今でも赤ちゃんに物まねしてやります。よく笑います。
    Meet Uncle Husseinは、ノミネートにもされていないんですね。残念。
    しかし「ワン・エンド・ミリオン」の時は、ファイザルを応援しましたけど、まさかこんなに賞をとれるとは。。。

  4. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2008年5月4日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
     ははは。Kubotaさんもローカル芸能三昧の域に入ってきていますね。
     AIMにも候補者の規定があって、自分名義(コンピレーションではない)アルバムをリリースしていることが前提です。母体がRIMマレーシア・レコード産業)という団体だからあくまでもモノとしての賞品、アルバムがあることが重要視されているのでしょう。まだ、音楽がデジタル・コンテンツ化していないのですね。
     それで、Meet Uncle Hussainは、まだ『Kami』というコンピレーション以外にリリースがないようなので、候補にはならなかったのではないでしょうか。
     あと、ファイザル・タヒル躍進は、8TVが傘下のレコード会社でマネージメントしていることもあって、AIMは地上波テレビ局と連合を組んでいえるともいえますね。だから衛星放送系ASTROの『アカデミ・ファンタジア』組みは煮え湯を飲まされているというか…。

  5. kubota kubota
    2008年5月5日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.30)
    そういえば以前、10曲以上をリリースしていなくてノミネートを外された歌手がいましたね。Mawiでしたっけ?
    なるほどMeet・・・は、そういうことだったんですね。
    ファイザルの受賞の時に8TVのCEOが一緒に壇上に上がっていましたね。確か、マレーシアン・アイドルのファイナルでピアノを弾いていましたっけ。元々が音楽好きなんでしょうね。
    そういう意味でSukiも他のノミネートを押しのけての受賞なのだろうと、僕は勝手に思いました。

  6. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2008年5月6日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
     こちへの返答忘れていました。
     そうそう、よくみていますね。ご指摘の8TVのCEO、アーマッド・イザム氏は、音楽業界のキーマンなのです。彼は、今の言語ボーダーレスにつながる“マレーシアン・ミュージック”を作ったインディーズの名アーティストを数々世に送り出したPositive Toneの中心人物。PTは残念ながらEMI傘下に入って、その方向性を失ってしまいましたが、今度はイザム氏は8TV傘下のモンキー・ボーンというレーベルで再びインディーズのプロデュースを支えているのです。ファイザル・タヒル、スキほか、Meet Uncle Hussainらを紹介した『Kami』をリリースし、面白いアーティストを送り出しています。
     だから受賞結果は、業界的にモンキー・ボーンの旗揚げの“ご祝儀”の意味があるようですね。

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