久々にマレーシアのスポーツ選手の紹介。
マレーシアのお家芸スポーツといえば、スカッシュ、ボーリング、そしてバドミントンなのだが、五輪競技なのは最後のバドミントンのみ。マレーシア人五輪メダリストもすべてバドミントン選手である。
写真のリー・チョンウェイ(Lee Chong Wei、26歳)選手は、昨年の北京五輪で男子シングルで銀メダルを獲得した唯一の現役スポーツ選手五輪メダリストである。(ちなみに過去のメダルは、92年バルセロナでダブルス銅、96年アトランタでシングル銅、ダブルス銀。メダリスト数は、合計5人)
リー選手は、現在男子シングルで世界ランキング1位。
実績的には、マレーシア・スポーツ界の顔といっても差し支えない人材なのだが、ちょっと王者の風格が足りないのだ。
世界ランキング1位には、昨年の五輪直後から座っているものの、過去にも1位獲得期間は1ヵ月(06年8月24日-9月21日)に止まった。もうひとつ王者の風格が漂わない理由は、北京五輪の決勝戦で対戦した最大のライバル、中国のリン・ドン選手に対する苦手意識があること。
マレーシア初の金メダルがかかった決勝戦では、リン・ドン選手にストレート負け。五輪は、世界ランキングにはカウントされないのだが、マレーシア中が熱狂した中継をボクも見ていたが、リー選手には「銀で十分」的な雰囲気が漂っていた。
世界ランキング1位獲得後にもリン・ドン選手に1勝2敗と負け越している。
昨日は、スポーツ飲料メーカーによるリー選手へのスポンサー発表式が行なわれたのだが、スポンサー側から「なるべく長く1位でいるように」と釘を刺されていたのには苦笑してしまった。
リー選手は、8月10-16日にインドで行なわれる世界選手権に出場する予定。
No.1に値する活躍を見せてもらいたいものだ。
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6; .NET CLR 2.0.50727)
今回は長いよね。(在位)