最近、ロックバンドの粒は揃ってきた感じはあるのだが、ポップ・パンク系のBunkfaceは英語バンド寄りだし、6ixth Senseはモロにインドネシアだし、Estrangedは曲によって両方の傾向があるし、どうもマレーシアの新世代ロックと呼ぶには、苦しいものがある。
それで、やっぱりMeet Uncle Hussain(MUH)とHujanが、マレーシア・ロックの2大バンドというところに落ち着くのだが、MUHはボーカルのラン(Lan)が脱退して、Azlan & The Typewriterを結成し、1から出直しの印象がある。
この状況から昨年のデビュー作に続く新作『Mencari Konklusi』をリリースしてきたHujanは、ロック界をリードする存在に躍り出たと言ってよかろう。また、今年のハリラヤには、ナシッド(アラブ起源のイスラム教版ゴスペル)Rhaihanとのコラボで、「Salam AidilFitri Ayahanda dan Bonda」(UTubeのビデオはこちら)もリリースし、話題も豊富なバンドだ。
同作は、7曲入りとちょっと少なめの曲数のアルバムになった。
前作が、佳曲揃いで捨て曲なしの13曲入りだったので、ちょっと飛ばしすぎの懸念もあったが、ガス欠にもならずに新作をリリースしてきたことには安堵している。
前作は、ボーカルのNohがギターのAg Coco(当地では、Cocoというバンド所属のAgという意味の表記)の2人で曲を作っていたが、同作ではNohがすべての曲を書いている。
さて、ざっと聞いた印象はキャッチャーなメロディがこれでもかと繰り出される前作に比べて、楽曲は地味なのだが、ずっとロック・バンドらしいサウンドになってきた。特に前作ではあんまり聴かせどころがなかったギターが主張し始めた感じで、ロックとしてのエッジが立ってきた。
楽曲が地味だと欠いてしまったが、ヒット中のタイトル曲「Mencari Konklusi」(ビデオはこちら)は、オリジナリティもありながら、ツボにはまるサビメロの作り込みのうまさも健在だ。他の曲もメロディのバラエティーと曲調のバランスもよく、どの曲も小粒ながら光っている。
同作もやっぱり高評価なのだが、もうちょっとライブで歌も演奏もきっちりやってもらえないかと思ってしまう。
公式サイト(こちら)
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えー!ライブでは歌と演奏きっちりやらないんですか??ちょっとガッカリ・・
最近、物の見方がおばちゃん目線になってきたので、、、この子たちの髪の毛がうっとーしくてしゃあないです(笑)。 CDで聴くのが一番いい♪
せめて10曲は用意してくれないと!と思いながらもまた買ってしまいそう・・
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おーこさん、音楽市場は、ここ10年で最悪の気配。
曲ごとに着メロのダウンロードまではいっても、アルバム・リリースには至らないアーティストばかり。なので、アルバムをリリースしているだけでも評価の対象になってしまいますね。
やつらの演奏、まぁ、テレビの放送技術もよくないので、ヒドイとは一概に言えませんが…。
マッシュルーム・カットにミリタリー・ルック、アジアの片隅で60年代の格好が流行っているとはね。。。
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感想は人それぞれですねー。
ワタシはMUHのほうが、
ライブイメージは最悪です。
「歌えよ、おまえら・・・」って感じなのを2回体験していらい、かなりXです。
地方でも、一生懸命歌ってくれる人を、やっぱ応援したいです。