先週末、友人を誘って久々にライブを見に行きました。ビューティフルハミングバードという、女性Vo+A.G.のユニットです。
仕事がらライブを見に行くことは多いのですが、自らチケットを手配してゆっくりとライブに浸るというのは、ほんとに久々でした。2006年のAB’S以来かな??
以前アコギマガジンのCDレビューで、彼女らのメジャーデビューアルバムの記事を書いたことがあり、そのときからとても気になる存在でした。それから年月を経て、昨年も4thアルバムのレビューを書いたのですが、ついに惚れ込んでしまい、いつかはライブを見たいと願っておりました。
4thアルバム「HIBIKI」
1ヶ月ほど前、たまたまHPを覗いたところ、六本木ヒルズのティーラウンジでライブをやることを知り、すぐに予約しました。
ゆったりとした空間とサウンドはとても心地よく、のびやかな彼女の歌と優しいアコギの響きが、身体中の気孔からストレートに入ってきました。アンコールではなぜか涙があふれそうになり、こぼれ落ちるのをこらえるのに必死でした。年をとっても、いや、年をとったからこそ、素直に感動できるっていいもんです。
ライブの後は、友人と麻布十番まで散歩し、以前よく行っていた定食屋のような居酒屋「ふじや食堂」(←安くてうまい。オススメ)で音楽の話やら夢の話やらで盛り上がりました。
お天気はイマイチでしたが、心の中は晴れ晴れとして清々しく、とても充実した週末を送ることができました。ビューティフルハミングバード、お勧めです。ぜひ一回聞いてみてください。
「Yoshiの音楽活動」カテゴリーアーカイブ
清瀬フォークジャンボリー写真館
ネットラジオの“輪”
昨年暮れに出演した、ジャズピアニスト兵頭佐和子さん(通称サワちゃん)のネットラジオ「SAWAKOスタイルで行こ〜う!」。音楽に限らず、いろんなジャンルで活動している人を紹介し、かなり突っ込んだ部分まで聞き出すおもしろい番組です。
僕は、長年付き合いのあるピアノ調律師=荻尾貴志くんから紹介されてこの番組に出演する運びになったわけですが、その後、サワちゃんから「誰か紹介して〜」との要請を受けまして、ここ一年一緒に仕事をしてきたNHK出版副編集長の高橋薫さんを紹介しました。収録も無事に終了し、先週の金曜日から配信中であります。
彼女は、二児のママであると共に出版の統括をこなし、その明るさと聡明さで出版不況の中でも10数万部という売上げをたたき出している、敏腕編集者です。僕も、親しみと尊敬の意味をこめて、普段は「カオル軍曹!」と呼んでいますが、キレの早さと、激務の中でも目一杯頑張る姿に心打たれ、とても気持ちよく仕事させてもらってます。
番組では、一般的にはベールに包まれた「編集」という仕事も実に興味深く語ってくれていますし、サワちゃんとのやりとりも楽しく、世の働く女性達にとっても、勇気の沸く内容になっていると思います。ちなみに、僕の名前もちょろちょろ出てきます(けっこう照れますが…)。
ぜひ聞いてみてくださいね。
清瀬フォークジャンボリー終了
29日に開催された清瀬フォークジャンボリー、大盛況のうちに幕を閉じました。
約5時間に及ぶイベントにもかかわらず、お客さんは入れ替わり立ち替わりで超満員。今にも降り出しそうな天気の中、フォークをこよなく愛する方々がこんなにも多いのかと、嬉しくなりました。
聞きに来てくださった方々、本当にありがとうございました。そしてスタッフのみなさん、とりわけ実行委員長の城野くん、ご苦労様でした。きっとおいしいお酒が飲めたことでしょう。
写真を撮る機会はなかったのですが、演奏の模様は相棒のあぜ丸のブログにアップされています。ギターデュオでのインストで、20分間に4曲という短い時間ですが、順次アップしてくれていますので、ぜひご覧くださいね。
1 スカボロー・フェアー
2 ぼくたちの失敗
3 りんご
4 22才の別れ
今回は、以前紹介した鷹彦さんの新譜を中心に、若干アレンジを加え演奏しています。会場のアットホームな雰囲気の中、とても気持ちよくウネることができました。あぜ丸とのギターデュオはまたどこかでやると思いますので、ぜひ遊びに来てくださいね。
清瀬フォークジャンボリー
久々にライブのお知らせです。
昨年も出演した、清瀬で行われるアコースティック・イベントに今年もあぜ丸とのギターデュオで出演します。
●date:5月29日(土) open 13:00/start 13:30/end 18:30
●spot:清瀬市児童センター(ころぼっくる)ホール
東京都清瀬市 中清戸3-235-5
(西武池袋線清瀬駅 徒歩15分 or バス5分)
●ticket:500円(全席自由/高校生以下無料)
●問合せ:090-4521-3421(城野)
kiyosefolkjamboree@livedoor.com
今年も数多くのアーティストが楽しませてくれることでしょう。
僕らの出演は16:40くらいからの予定です。近辺の方、お散歩がてら気軽に遊びに来てくださいね〜。
チェンミンと弾こう!
前回紹介した仕事と並行して進めていたのが、NHK趣味工房シリーズあなたもアーティスト「你好二胡! チェンミンと弾こう」という番組のテキスト制作です。
10年ほど前になりますが、楊興新さんという二胡奏者の音を聞いて感激し、何回かご自宅へお邪魔していた時期があります。あげく自分でも二胡を弾いてみたいと思い、1年ほど勉強したことがありました。
その時の経験を生かして、今回、チェンミンさんという素晴らしいアーティストと一緒に、二胡のテキストを執筆しました。
この番組は、昨年度までの「趣味悠々」を前身とする講座ですが、二胡や音楽の基本から始めて、最終的には曲も弾けるような構造になっています。また、付録のDVDでは、チェンミンさんが自ら演奏しながら、懇切丁寧に教えてくれています。
日本人にとってもどこか懐かしく哀愁もあり、心に自然と響いてくる音色を持つ二胡は、愛好家もどんどん増えています。
番組はもうすぐ終わってしまいますが、テキストと付録DVDで、少しずつ練習していくことも可能だと思います。ぜひ本屋さんで手に取ってみてくださいね。
NHKあなたもアーティスト
http://www.nhk.or.jp/shumi/art/index.html
テキスト詳細
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=61897072010
チェンミン公式サイト
http://www.chenmin.jp/
PLAY FOLK SONGS〜WORDS4.5〜
年が明けてからヘビィな仕事の連続で、それこそ寝る間もないほどのてんてこまい。やっと開放され、平穏な日々(?)に戻りました。
何回かに分けて、これらの仕事について紹介していきましょう。
まず今回は、石川鷹彦さんのニューアルバム「PLAY FOLK SONGS〜WORDS4.5〜」のお仕事。
鷹彦さんのソロアルバムシリーズで、「WORDS4.5」というサブタイトルからもわかるように、このアルバムはオリジナル曲を収録したものではなく、フォークの名曲を現在の鷹彦さんのテイストでアレンジしたカバー集です。吉田拓郎・かぐや姫・風・アリス・さだまさし・森田童子といった、鷹彦さんが関わってきた曲に加え、サイモン&ガーファンクルからも2曲収録されています。
で、このアルバムのレコーディングにどう関わったかというと…。
まず、レコーディングに入る前に、「マスターリズム譜」と言われる譜面を作成しました。今回はカバー集なので、基本的にはオリジナル音源を基にしています。そのオリジナルを聞いて、メロディー・コード・主なリフ・キメなど、曲の骨格になる部分を採譜し、すぐにレコーディングに取りかかれるように譜面化します。手書きの譜面でもいいと言われたんですが、なるべく見やすくするために、きちんと浄書(出版レベルのきれいな譜面に清書すること)してお渡ししました。
実際のレコーディングが終わったら、TD(トラックダウン)という作業に入ります。これは、個別に録音したいろんな素材をまとめ、バランスを整えたりさまざまな効果を付けたりして、一つの楽曲として仕上げていく作業です。
年が明けてすぐ「Yoshi、TDには来るんだろ?」と誘われ、恵比寿のスタジオに行きました。作業が進むうちに「このフレーズ、ディレイで追いかけてみたらおもしろいんじゃないですか?」とアイデアを出してみたところ、「んじゃやってみよう」と快く聞いてくださり、採用されました。「Yoshiのせいで作業が1時間よけいにかかったわい」と、いつもの優しい毒舌をはきながらも、かなりご満悦なご様子。
ほかにも、0.001秒単位の微妙なタイミング補正や音質チェックなど、鷹彦さんやエンジニアの方と一緒に、完成へ追い込んでいきました。
そして、このアルバム全曲を完全コピーした譜面集の制作作業。
CDになった音はいろんな楽器の音が混在しているので、聞き取りにくかったり埋もれていたりするものなのですが、今回はレコーディングした直後のレアなバラ音源を素の音でお預かりしました。おかげで、和声や弾き方はもとより、ポジションや細かいニュアンスまで完璧にコピーすることができました。
また、ギターだけではなく、マンドリン・ブズーキ・バンジョーといった生楽器など、CDに盛り込まれている音を全て譜面化して網羅してあります。
日本のフォーク・ニューミュージックを支えてきた神様の音を、素の音で聞くことができた上に、畏れ多くも意見まで取り入れていただき、鷹彦さんの懐の深さをあらためて実感しました。とても充実した楽しいお仕事でした〜。
このCD、絶対にお勧めですので、ぜひ聞いてみてください。昔聞いたあのメロディーが、時には姿を変え、時にはより以上に切なく、心にグッと迫ってきます。
ギターをやっている人は、ぜひスコアを見てみてください。CDの音がそのまま譜面になって目に飛び込んできて、ゴッドハンドの秘密がひもとけるはずです。
PLAY FOLK SONGS〜WORDS4.5〜

ネットラジオ配信スタート!
少し遅れておりましたが、ネットラジオの配信が始まりましたのでアゲときます。
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先日お知らせしましたが、ネットラジオへのゲスト出演がまもなく配信されます。
今月初めに収録してきました。
パーソナリティーの兵頭佐和子さんは、とってもキュートでチャーミングなジャズピアニスト。オーソドックスな曲ももちろんやりますが、ジャズをベースにしたオリジナル曲も多く作っており、ついつい引き込まれます。
これまでにネットテレビ等の出演はあるんですが、ラジオ系は初めての体験でした。いささか緊張しましたが、兵頭さんのほんわかした人柄に包まれながら、とっても楽しく収録できました。
僕の普段の仕事やライブの裏話はもとより、音楽に触れたきっかけや、耳コピの現場の話、自身の生き方についてなど、普段ほとんど話したことのないような話も満載です。
ぜひぜひお聞きください。
SAWAKOスタイルで行こ〜う!
配信日:12月18日(金)
その後もバックナンバーで聞くことができます。
ネットラジオ配信開始
先日お知らせしましたが、ネットラジオへのゲスト出演がまもなく配信されます。
今月初めに収録してきました。
パーソナリティーの兵頭佐和子さんは、とってもキュートでチャーミングなジャズピアニスト。オーソドックスな曲ももちろんやりますが、ジャズをベースにしたオリジナル曲も多く作っており、ついつい引き込まれます。
これまでにネットテレビ等の出演はあるんですが、ラジオ系は初めての体験でした。いささか緊張しましたが、兵頭さんのほんわかした人柄に包まれながら、とっても楽しく収録できました。
僕の普段の仕事やライブの裏話はもとより、音楽に触れたきっかけや、耳コピの現場の話、自身の生き方についてなど、普段ほとんど話したことのないような話も満載です。
ぜひぜひお聞きください。
SAWAKOスタイルで行こ〜う!
配信日:12月18日(金)
その後もバックナンバーで聞くことができます。
ネットラジオ出演!
馬のお話しだけでもなんなんで…。
今度、友人の紹介でジャズピアニスト兵頭佐和子さんのネットラジオにゲスト出演することになりました。
友人とは、約25年のつきあいになる調律師の荻尾貴志氏(通称オギちゃん)。彼は調律師一家に生まれた抜群の腕を持つ職人で、僕が最も信頼をおいているピアノのスペシャリストです。出会いは例によって江古田の焼き鳥屋だったんですが、年齢が近いこともあり、しょっちゅうつるんで飲んでいました。
20代後半、彼はヨーロッパに調律の修行に行き、本場で腕を磨いてきました。滞在中には、大統領官邸やハプスブルグ家王宮大広間国営放送局など、びっくりするような仕事をこなしてきたそうです。
その後も、年に一回は我が家のピアノも調律しに、都内からわざわざ村まで駆けつけてくれます。頑固な性格ながらもピアノに深い愛情を注ぐ、とってもいいヤツです。
そのオギちゃんが7〜8年前から調律をしているピアニストが兵頭さんです。
彼女は、スタンダードを主体としながらも、ジャズをベースにしたオリジナル曲の制作にも積極的に取り組み、そのエネルギッシュで真面目な性格も相まって、とってもキュートなピアニストです。
彼女のWEB上で、このたびネットラジオを開局することになり、まず荻ちゃんが出演、その後を受けて、今度は僕におはちが回ってきました。
収録は12月初頭ですが、先日打合せをしたところ、いろいろと話が盛り上がり、初対面なのにレッツ居酒屋ってことで、夜遅くまで音楽話で花咲かせました。
今回の番組には、もちろん僕の曲や活動なども盛り込まれますが、主に耳コピや教本等の執筆に関する話が中心になると思います。
詳しくはまた収録後にお知らせします。お楽しみに〜。
荻尾貴志のHP Story of Piano Tuning
兵頭佐和子のHP Lustrous Heart Live