薩摩おごじょライブ第二弾

[`evernote` not found]

 毎日が大変なご苦労の中でお過ごしかと思います。
 このたび、昨秋に開催しました六本木薩摩おごじょライブの第二弾を行います。
 今回は、第一弾でゲストとして出演してもらった小林 純(尺八)とのデュオを中心に、特別ゲストとして当ブログでも紹介している多田周子(vo)をお迎えして、心温まるアコースティックなライブを行います。
 また、周子ちゃんや鷹彦さん達と制作中のCDを発表し、被災した方々への義援金に当てたいと考えております。
 お忙しいとは思いますが、ぜひ足を運んでいただき、お楽しみください。
●薩摩おごじょライブ第二弾

・player:Yoshi(ag)・小林 純(尺八)/ゲスト:多田周子(vo)
・date:4月16日(土)
・time:open 18:00/start 19:00
・spot:六本木 薩摩おごじょ
(港区六本木3‐13‐3 第5六本木ビレッジ1F/tel:‎03-3403-9399)‎
・charge :5,000円(飲食代込み)
※予約は、出演者・関係者・会場へのメールや電話等で受け付けております。
※予約者多数の場合は入場制限させていただく場合があります。早めのご予約をお願い致します。

三宅島ツアーより(photo by Takahiko Suzuki)
<これから数回に分けて掲載していきます>


[`evernote` not found]

一週間

[`evernote` not found]

 一週間が過ぎた。
 日本にとって、日本人にとって最も長い一週間だったのかもしれない。
 被災地の方々の悲しみやつらさは、文字にしたり口で言い表したりするような簡単なことではすまない。何を言っても、陳腐で見せかけの言葉になってしまう。それでも、言わずにはいられない、がんばってと。
 自ら被災しながらも、互いに身を寄せ合い助け合っている方々。
 会ったこともない人々を懸命に救援・治療している方々。
 そして、自らの命を賭して拡散を必死に食い止めようとしている方々。
 本当に頭が下がる。
 しかし、それをまるでお祭りごとのように騒ぎ立てるだけのネットの中の心ない声。
 テレビの中では、本当に必要な情報以上に、お涙を誘うマイクを向けるキャスター達が、完璧な防寒具に身を包んで被災地の入り口だけを回る。
 反吐が出る。
 遠く離れている僕らは、いったい何ができるのか、何をすればいいのか、おそらく多くの方々が考えていることだろう。考えても考えても、答えは出ない。答えが出ないからこそ、普段の生活をし、普段通りに生産し、日本を動かしていかないとならない。一人の日本人としてはほんの微細な活動でも、やがては大きな力に変わると信じたい。
 半年もすれば、もしかしたら一ヶ月もしたら、また日本人はこの無残な光景を忘れるのだろう。しかし、決して忘れてはならない。絶対に風化させてはならないことだ。
 だからこそ、支援や尽力は、今だけに終わらせてはならない。
 少なくとも数年・十数年先になるであろう復興の終結まで続けなくてはならない。そして、復興したあとも、この大きな傷を忘れてはならない。
 自戒を込めて、特に子供たちに、そのことだけは伝えよう。
 今は、この現時点では、自分にできることをしっかりと自分の頭で考え、現時点での被災地の方々のことや日本全体のことを真剣に考え、そして日常と共に行動を起こそう。

[`evernote` not found]

三宅島ツアー

[`evernote` not found]

 3月7日、三宅島でライブしてきました。
 今回は、鷹彦さんから「三宅島に行かんか?」とお誘いを受け同行したわけですが、三宅島在住の鷹彦ファンの方から「三宅でぜひライブしてください!」とラブコールを受け、数年越しの夢が実現したというライブでした。
 「神様が三宅に降臨」と、島中上げての大歓迎でした。
 村長さん・教育委員会長さん・警察署長さん・郵便局長さん・建築業会長さん・村議会議長さん・信用金庫支店長さん始め、高校の先生やら住職さんやら、島中の顔役たちが勢揃い。もちろん、三宅在住の高校生からおじいちゃん・おばあちゃんまで、約200人の暖かいまなざしの中、とっても気持ちよく演奏することができました。
3月6日
 22:20、竹芝桟橋から出航。途中かなり揺れる時間帯もありましたが、翌朝5:00になんとか無事に三宅島入港。慣れない環境の中で、ほとんど一睡もできませんでした…。
3月7日
 大雨・大風だったので(都内はこの時期には珍しく雪!)、予定していた島内観光も断念。午前中は休息に当てましたが、これまたほとんど眠れず…。
 午後から行動を開始し、とりあえず島内を一周。未だ記憶に新しい噴火の爪痕をあちこちで目撃しました。黒い溶岩や砂礫の中で、幹と枝だけが白くむき出しになった木々を見るにつけ、自然の驚異を感じると共に、なぜか悲しさがこみ上げてきました。

海っぺりにある新鼻新山。強風・大雨の中、一面黒い砂礫でした。

 15:00からリハスタート。このライブのために忙しい中かけつけてくれたPAの盟友沼さんに加え、今回はPAの神様:林京亮さんも一緒にセッティングを全て整えてくださり、リハもスムーズに終了しました。
 本番は、いつものように鷹彦さんのソロと、僕が加わったデュオ、オケをバックに流しながらの演奏など取り混ぜながらMCも挟みつつ、きっかり2時間で終了。鳴り止まないアンコールの渦が印象的でした。
 そして打ち上げ後、これまでの睡眠不足を取り戻すかのようにぐっすりと眠りにつくのでした。

ボケとツッコミも冴え渡り…。


デュオはとっても気持ちんよか〜〜。


3月8日
 午前中、立ち入り禁止地域ギリギリまで上り、爆発と風雨に浸食された山肌をじかに体験してきました。

溶岩に覆われた展望台にて

 お昼くらいの出発でしたが、まずヘリコプターで大島へ渡り、さらにセスナ機で調布飛行場へ帰還という、初めての乗り物での移動です。ヘリは、強風の中でも意外と揺れず、あっというまに大島に到着。接続時間がかなりあったので、温泉をゆっくり楽しみました。セスナもほとんど揺れはなく、これまたあっというまに調布に到着。行きは6時間以上も船に揺られたのに、帰りは正味1時間もかからずに移動とは、なんだか不思議な気分です。

セスナ機内より。東京競馬場はやはりデカい!


 今回のツアーは、鷹彦さんのファンの方の情熱で実現したライブでした。島民の方々はとても暖かく優しい人ばかりで、とても幸せな気持ちになると同時に、これも鷹彦さんの技術・パワーに加え、その優しさあふれる人徳のたまものだと、改めて感じ入るのでした。

マネージメントでお世話になった鈴木さんと

 三宅島のみなさん、ツアーコーディネーターの鈴木さん、PAの京亮さんと沼さん、全ての準備を一手に整えてくれたマミちゃん、そして誘ってくださった鷹彦さん、どうもありがとうございました!

[`evernote` not found]

日本海ツアー〜その2

[`evernote` not found]

1月28日〜30日

 この三日間は、移動→ライブ→打上げ→移動→ライブ…の連続です。
・1月28日:兵庫県美方郡村岡「森ちゃんのかくれ家」
・1月29日:京都府舞鶴「赤煉瓦カフェ”JAZZ”」
・1月30日:福井県越前「パレスホテル」

「森ちゃんのかくれ家」で出迎えてくれた雪だるまさん


 いずれも、鷹彦さんのソロにサポートという形で参加しました。ゲストは、この旅の最初から一緒に回っている周子ちゃん。
 どのライブも、周りの極寒とは裏腹に、とっても暖かい雰囲気でした。
 普段はコンサートやライブにはなかなか足を運べないおじいちゃん・おばあちゃんや地元の方々も、雪の中たくさんかけつけてくださいました。
 僕がベーシックな部分を支え、鷹彦さんがメロディーを奏でたり自由に動き回ったりというスタイルですが、ツインギターのからみ合いは、やっていて本当に楽しく美しい。しかも神様の音は、間近で聞いてると“すごい”の一言で、一音一音が心にズンズン響いてきます。
 ライブの模様は、鷹彦さんのBBSにファンの方が詳細に紹介してくださっていますので、ぜひご覧くださいまし。人任せですんもはん。。
 ライブ終了後、地元の方々とのお話しの中で、「いいものを見せてくれてありがとう」と、ずっと手を握って離さないおじいちゃんの顔に、なんだかこみあげてしまいました。
 お金を出せばなんでも手に入る世の中だし、こと音楽に関しても簡単に手に入るご時世ですが、人との触れあいの中で、本当にいいものを作っていかなくてはなぁと、あらためて教えられた三日間でした。
1月31日〜2月1日
 本来なら、この日が戻り予定だったのですが、福井県は実に26年ぶりという大豪雪のためすべての交通路が遮断され、陸の孤島になってしまいました。スタッフがなんとかしようと手を尽くしてくれたのですが、すべてアウト。こうなったら腹を据えてと、結局もう一泊することになりました。
 実は、30日のライブ前に、僕らが愛してやまない「梵」という日本酒の酒蔵を訪れたのでした。そして、世界を舞台に活躍する「梵」の社長にすっかりお世話になり、翌31日にはオリエント眼鏡の本社にも連れて行っていただきました。ここでスタッフ全員が眼鏡を新調し、なんとモニターとしてプレゼントまでしてくれたのです! ありがたや…。
 このオリエント眼鏡、これからのライブでもお見かけすると思いますよ。
 翌1日には、飛行機のみ無事に運行し、はれて帰途につきました。
 一週間の旅、本当にいろんなできごとがあり、いろんな出会いがあり、一生の思い出に残るツアーになりました。
 鷹彦さん・周子ちゃん始め、ご協力くださったスタッフの方々、大雪の中を見に来てくださったみなさん、旅先で巡り会った多くの方々、本当にありがとうございました。

福井の銀世界


 周子ちゃんのブログでも旅の模様を紹介しています。
 3月6日〜8日は、鷹彦さんから誘われて三宅島のライブに同行します。ライブの場所・時間等は未だもって不明ですが、ご近所の方々、ぜひ遊びにいらしてくださいまし。

[`evernote` not found]