足湯

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 今回の帰郷は中学時代の同窓会が目的だったが、足かけ5日間は鹿児島にいたので、ヒマな昼間はあちこち出かけた。少しずつ紹介していくとしよう。
 8月10日9時20分羽田発、お昼前に鹿児島空港へ到着。羽田空港〜鹿児島空港はおよそ100分なのに、なぜか自宅から羽田空港まで2時間はかかる。どういうこっちゃ!
 前日ほとんど寝ず、ギリギリの電車に飛び乗ったので少々焦りもあったが、無事に搭乗。機内で新聞を読んでいたら、もう四国は過ぎていた。

鹿児島空港の足湯

 鹿児島空港に着いたら、「足湯んとこいで待っちょれ(足湯のところで待ってろ)」と電話をくれた友人が迎えに来てくれた。彼は高校時代のブラスバンド仲間なのだが、帰省するたびになにかにつけ世話してくれる。空港への送迎はもとより、宿泊所の手配や、仕事の合間を縫って、市内の移動にも車を出してくれることもある。でも、あれこれと話をするわけでもない。久々なのに「高校野球は明後日じゃっど」「ラーメン食うか」といった、たあいもない会話がぽつぽつと続く。だからというわけではないが、かけがえのない、大切な友だ。
 最近鹿児島では、足湯が流行っているらしい。空港敷地内や、ドライブインを初めとする県内のあちこちにできたとのことだ。靴と靴下を脱ぎ、Gパンの裾をたぐりあげて足だけ湯につける。心地いい。旅の疲れが足下から癒される。なかなかの企画だ。

桜島と鹿児島湾(錦江湾)を模した湯船周り

 そもそも鹿児島は温泉の上に町があるといってもよく、銭湯と言えどもすべて温泉だ。都内の銭湯よりも安くで温泉を楽しめるし、ちょっと田舎に行くと、自宅に温泉をひいている家庭もあるくらいだ。来鹿の際は、なにはともあれ温泉とラーメンをお勧めする。

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