熊本市の動物支援について②
熊本ではいまだ余震が続き、数多くの人が避難生活を続けている。
こうしたなか日頃からペットなどの動物関係の支援をしている方から、物資などを求めているところはありませんか? という相談をいただくことがあるが、私が把握している限り4月30日時点でペット関連の救援物資を募集しているところはない。
今、現地で求められているものは何なのか?
それは、ペット飼育可の家だ。熊本市獣医師会が、避難中の飼い主さんに聞きとり調査をしたところ多くの不安の声があがった。震災に伴い入居募集されている物件はペット不可のものばかりだという。現在、熊本市獣医師会では物件情報を募集中だ。
熊本市動物愛護推進協議会では、引き続き義援金を募集している。
詳細はコチラ。
団体は、日頃から同センターと密接に連携をとって活動している。義援金はすべて同センターのために使われるので、動物のために何かしたいと考えている人には選択肢のひとつだと思う。
現地での動物関連の支援は、現在のところ自治体か獣医師会が主体になっている。
熊本市獣医師会、熊本県獣医師会、さらに福岡県獣医師会で結成された災害時動物救護チームの福岡VMATなどが活動している。
こちらは、私が3月に時事通信で執筆したコラム。
福岡VMAT代表の船津獣医師のインタビューをもとに、飼い主に求められる災害対策についてまとめてあるので、ご興味ある方はご一読を。
現在、熊本市動物愛護センターでは、ペットフードやグッズなどの配布をおこなっている。また避難所で困っている人の相談にも対応している。
避難中でペット連れの方、特にネット環境にない高齢者にも是非シェアしていただきたい。
電話 096−380−2153
<支援できる物資>
貸出可能:ケージ、クレート、キャリー
提供可能:フード(ドライ&ウェット)犬・猫用、鳥用、小動物用
リード、フードボール、給水器、トイレシート、トイレ砂など
また地震で驚いて逃げてしまったペットはいまだ多い。
熊本市動物愛護センターでは、行方不明の犬猫について電話相談を受け付けている。4月29日〜5月1日 9:00〜15:00 096−380−2153
センターでも多くの犬猫を保護している。
動物の情報も随時アップされている。
不明ペットを探している方は、是非確認を。
同センターでは、震災発生以前から犬猫あわせて100匹近くを保護していた。
そこへ地震による保護活動が加わったため、飼育場所の確保がむずかしい状況。
北九州市動物愛護センターに一部が引き取られるなど、近隣行政でも協力しているが、保護動物は増える一方だ。
そのため、震災以前から保護していた動物については、新しい飼い主を絶賛募集中!
動物の情報は、以下から見ることができる。
熊本市内、熊本県内でなくても、条件が合えば譲渡が可能になっている。
2016/04/30 | 犬と動物
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