社会科見学
取材で宮崎に行ってきました。
滞在中、九州は低気圧のまっただ中・・・・でしたが、
なんとか撮影中止になるような振りにはならず。
後半は天気に恵まれました。
昼間は、東京よりもかなり暖かい。
半袖のTシャツで歩いている人もいて、さすが南国。
これからグングン気温が下がる季節に突入することを考えると、
ホントに地元の人々が羨ましい。
今回の取材は、ちょっと衝撃でした。
これは記事のメインではないのですが、
動物収容センターの内部を見学したのです。
「内部」というのは、いわゆる飼い主に見放されたり、
放浪していて捕獲された犬たちを収容しているトコロのこと。
これまで話にはたくさん聞いているし、写真やビデオもたくさん見ているけれど、
それでも現場に足を運ぶ勇気はありませんでした。
でも、1度は見ておいたほうがいい。
最近の施設は、希望すれば見学できるところも少なくないし。
そう思っていたけれど、ひとりで訪ねるのは、やっぱり怖かったのです。
今回は、取材で会った方に案内していただける、
ということで見学してみることにしました。
収容されているのは、すべて成犬。
全部で7〜8頭でした。
場内に入っても吠える犬はいなくて、
その部屋は、不思議な静寂に包まれていました。
ウチのダルマと同じ、ミニチュアダックスがいました。
同じ檻の豆柴と寄り添うようにしていました。
この日、収容されたばかりの中型犬は、
ピカピカの真新しいブルーの首輪をしています。
その隣では、ガリガリにやせ細った犬が、
壁に寄りかかったまま震えていました。
その奥の部屋は、収容動物が最期を迎えるところ。
そこも見せてもらいました。
入った瞬間「ドスゥゥーン」という衝撃がありました。
たぶん気のせい。
でも、喘息の発作がおきる前みたいな感覚がありました。
「そこ、重いでしょう」
そういった担当職員は、これまにいろいろなモノを見て、
あらゆる事をくぐりぬけて、最終的に宗教の道に入った人のような、
独特な雰囲気を持っている方でした。
昨年、ここに収容されたある犬を個人的に引きとるという、
収容施設の職員として異例の決断をしたというエピソードを聞いて、
なるほど・・・・、と思いました。
貴重なもの見せていただき、話を聞かせてくれた、皆さんに感謝。
ポプラビーチで連載中の「犬部!」更新されました。
今回、私が見たものと少しだけ内容がリンクしています。
2008/11/06 | 犬と動物
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