石川鷹彦御大 vol.2

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焼き鳥「雅(まさ)」の前にて


 帰郷前日にAGM編集部のM氏と入念に打ち合わせをし、30日にご自宅兼スタジオへ。いよいよ待ちに待った取材だ。ワクワク・ドキドキを隠しきれずにご自宅へ向かう。
 いささか緊張ぎみでご挨拶したところ、「おっ、『彦』つながりじゃん(僕の本名は「良彦」)」と、さっそくその緊張を解きほぐしてくださった。仕事部屋には、数多くのギターやバンジョー・マンドリン達がところ狭しと並んでいる。それだけでも感動なのに、取材に入ると、いろんな話を細かく深く、そして丁寧にお話しくださった。ほとんどの場面でギターをつま弾きながら、実演も交え取材は進んでいく。あの鷹彦さんが、目の前で弾いてくださってると思うだけで熱いものがこみ上げてくる。時には脱線話も交えつつ、5時間にも及ぶ濃い〜取材は無事終了した。
 取材後、お仕事モードを離れ、にわかにミーハーと化した僕は、持参した鷹彦さんのソロアルバムにサインをいただき、さらに色紙にもとお願いした。無言で部屋を出て行った鷹彦さんだったが、戻ってきたその手には筆が握られていた。「色紙はこれで書かなきゃね」と、実に丁寧に描いてくださった。もう、感激以外のなにものでもない。代々の家宝だ!

 おねだりついでに、「弾かせてもらっていいですか?」と、鷹彦さんの顔とも言えるマーチンD-45を弾かせてもらった。鷹彦さんの前なのでむちゃくちゃ緊張したが、その音色の深さにとろけていく。鷹彦さんも「おっ!さすがにやるねぇ」と僕の音に興味を示してくださった。
石川鷹彦1stソロアルバム「WORDS」
1994.10.(FHCF-2182)

 撮影も終わり、「酒は飲めますか?」と聞かれたので、「鹿児島出身だし…」と応えると、「それじゃ行こう」と、すぐにいきつけの居酒屋に連れて行ってくれた。珍しいお酒とおいしい肴、それに鷹彦さんとのギター話・音楽話・ツアー話などいろんな話題で、時間はあっという間に過ぎていく。M氏も言っていたが、鷹彦さんと飲める機会なんてめったにないとのこと。とっても貴重な体験だった。
 やはり、最高クラスの人は人間的にもすばらしい。温厚で、優しくて、懐が広い。この日は、僕にとって最高に幸せで、夢のような一日になった。
 この取材の模様は、11月発売のAGMに掲載される。さらに、9/23に行われる「吉田拓郎&かぐや姫コンサート in つま恋 2006」にも行くことになった。これまた超ビッグなイベントで、30年来の夢であったつま恋。高鳴る興奮を抑えきれない。
 次号AGM-vol.30は必見ですぞ!
 
石川鷹彦さんオフィシャル・サイト
http://www.birdiehouse.co.jp/absr/falcon/

アコースティックギターマガジンHP
http://www.rittor-music.co.jp/hp/agm/index.html

吉田拓郎&かぐや姫コンサート in つま恋 2006
http://www.takuro-kaguyahime.com/

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