我が家に生まれた、新しいケンリョク。
おしらせ① 『ゼロ! こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?』(集英社)の書評が朝日新聞に掲載。web版で読めるので興味ある方はコチラへどーぞ。
おしらせ② 衿沢世衣子さんによるコミック版 『犬部!』第11話が、発売中のエレガンスイブ10月号(秋田書店)に掲載されています。
今回のタイトルページ、凛とした空気感が好き♪
さて、ここからが本題。
最近、我が家に新しい「ケンリョク」が生まれつつある。
それは家庭犬力(カテイケンリョク)だ。
その力を行使しているのがこの犬。
マド<雌・推定1歳10か月>
保健所出身のビビリ犬として、このブログでも数々のエピソードを紹介してきたけれど、我が家にやってきて10か月。なんだか最近、マドから話しかけてくることが多くなった。
話しかけるというのは比喩であって、比喩ではない。
ボディ・ランゲージを使って「ああしたい」「こうしたい」と、要望を伝えてくるのだ。
先日、深夜に帰宅したら、留守番の夫Tとマドはすでに就寝中だった。私も疲労困憊していたのですぐにベッドに倒れこんだのだが、真横でマドがわざとらしく転がって、転がって、転がって、寝てられないじゃないかぁ~!
目を開くと、正面でマドが目を爛々とさせている。
脈略もなく期待に満ちた感じが、なんだかすごく家庭犬っぽい。
あのビビリ犬が、こんなに立派になって。。。と感慨にふけりたいところだったが、疲労と眠気のあまり思考停止状態。そのまま入眠しようとしたら、今度は顔の横でブルブルと爆音が響いた。
“やる気音”だ。その後に軽い足音。
まさか・・・・・? 薄目を開けると、ドアの前に立って顔だけこちらに向けている。
「来い」といっているだ。
「今は、ムリ!」としばらく無視していたが、転がる→やる気音→「来い」をくりかえして、もう何をどうやっても寝ていられなくなってしまった。
しかたがないのでリビングでビールを開けた。
ソファの横に飛び乗ってくるとき「ヤッター!」という声が聞こえた。
そして、飲みながら、マドを撫でる。手を止めると「もっと撫でろ」という。すっかり目が覚めてしまい、ふと横を見るとマドは爆睡していた。
すごい勝手!
それから数日後、食事をしながら夫Tと話をしていると突然、マドが私達にお尻を向けて座った。「つまんなーい!」と言っているのだ。
たしかに犬には難しい話をしていたかもしれない。
しかし、その前はたっぷり散歩してゴハン食べて、おかずだってシェアできるものはチビリと分けたりして、話かけたりもして、けっこう丁重な扱いをしていたはずなのだけれど。。。。
恐るべき家庭犬力。
ビビリ退散キャンペーンのもとで、どうやら新たな力を蓄えているマドなのだった。
お知らせ③ 明日(8月27日)からミャンマーに行ってきます。帰国は9月中旬の予定。※ちなみにマドは夫Tと一緒にお留守番。このチャンスに父娘の絆を強めてもらいたい!
主な目的は、毎年恒例のアジワン(アジアのワンコ)探訪。民主化によって大きく変化しているミャンマーを、犬目線(?)で旅してきたいと思います。
2012/08/26 | 未分類
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