ミャンマーの動物スポット2
前回に引き続き、ミャンマーのことを紹介したい。
マンダレーはミャンマー第二の都市。首都ヤンゴンほどではないけれど、古都であると同時に昔からの商業都市ということもあり、なんとなく羽振りの良い雰囲気がただよっている。
旅の見どころとしては、旧王宮やマンダレーヒル(日本の金毘羅山みたいなところ)が有名。
しかし、個人的にもっともおすすめなのは「ムイ・パヤー」だ。
ムイとはビルマ語で蛇、パヤーは仏塔。
つまり「蛇仏塔」という意味。
市内から南に20キロほどの場所にあるここは、十数年前に仏像の台座に大蛇が棲みついてから地元の人々のあいだで人気急上昇した新名所なのだ。
敷地に入ると・・・・
仏像はすべて蛇とセット。
こんなのが何十体も並んでいる。
ここの一番の名物は、毎日11時からおこなわれる「蛇様のごはん&入浴ショー」
これに合わせて朝ホテルを出たのだが、ピックアップ(乗合トラック)がものすごい渋滞にまきこまれて、ごはんの時間に間に合わなかった。。。。
到着すると、蛇様はすでに入浴の真っ最中。
ゆったりと水に浮かぶお姿。。。デカイ!
係員の男性が蛇様を手の平で撫でたり、マッサージのように軽く叩くと、気分良さそうに頭を持ち上げている。
最初は恐る恐る見守っていた拝観者だが、蛇様のジェントルな様子に一安心。
ご利益にあやかろうと手をのばしたり、水に浮かべた器に寄進をする。
入浴が終了すると、係員によって浴槽の端に移動。
カメラマンが待機していて、希望者は記念撮影もできる。
床に下ろすときは5~6人が息をあわせる。
びしょ濡れの蛇様をむかえるのは、ピンクの花柄のバスタオル♪
すっかりキレイになった蛇様は、定位置の台座( ↓ )に運ばれる
左右に並ぶのはいずれも寄進箱。
拝観者がこぞって寄進するのでなかは満杯。クリアケースでそれが一目瞭然なので、見るとさらに寄進したくなる。
仏像の横に運ばれた蛇様は、なんと自ら台座のうえに登っていった!
蛇様、やはり只者ではない!!と思わせる瞬間。
台座に殺到する拝観者の財布の紐はユルユル(もちろん私も)だ。
そんな騒ぎにも、まったく動じない蛇様。 さすが!!
そして明日の朝まで、蛇様はほぼ1日をここですごすのだという。。。。。
地元の人々に大切に扱われる蛇様。その姿を見ていて、心がホッコリしない人はいないだろう。
これぞ仏教国ミャンマー♪ を実感できるホットスポットなのだ
<ムイ・パヤーの行き方>
マンダレー市内29番通りと82番通り交差点に行く→20メートルくらい離れたところに並ぶピックアップ(小型トラックの荷台を座席に改造した乗り合いバス)を探す(まわりの人に訊けば絶対教えてくれる)→ピックアップの前にいる男性(車掌だけど、フツーにTシャツにジーンズなので客との区別がつかない)に「ムイパヤーに行きたい」といって乗る→乗客がほどほど集まったら発車→料金を払う(私が乗ったときは片道400チャット=40円くらい)→順調に行けば30分。渋滞すると1時間近くで分岐点に到着(降りる場所は車掌が教えてくれる)→そこで待っている馬車に乗る(値段は交渉)6~7分でムイ・パヤーに到着。
2012/09/25 | 未分類
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