*

小説すばる&本の雑誌&バングラデシュ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 みなさまへ告知&ご報告

本日は告知の嵐です。
まず、久々の新連載長編「腰痛探検家」が小説すばるで始まりました。
今まで隠していましたが、長年ひどい腰痛に悩まされ、
この3年くらいは10分立っているのも辛いほどだったのです。
(その状態で自転車お遍路とかアフガニスタンとか行ってましたが)
整形とか整体とか鍼灸とか気功とか超能力とか通いまくり
どんどんわけのわからない世界に入っていったのですが、
いちばんわからないのは自分の体と心であり、
「腰痛は失恋だ!」という結論に達しました。
いや、別にギャグや洒落で言っているのではなく、
ほんとうにそうなんです。
意味がわからないと思ったら明日発売の小説すばるを買ってみてください。
「ああ、高野はもうこんな方向へ行ってしまったんだ…」と驚くはずです。
いっぽう、中篇新連載「名前変更物語」が現在発売中の「本の雑誌」ではじまってます。
三回の短期集中連載は本の雑誌史上初とか。
でもそれだけのことはありますよ。
くだらなさという点では高野本史上屈指の出来です。
ちなみに、私が妻に土下座をするシーンがオープニングです。
そして関係者のみなさん!
10月1日から15日まで、バングラデシュに行きます。
行きと帰りにはバンコクに寄ります。
原稿ご依頼、または著者校正など、お気をつけください。
バンコク在住の方々、そのときにお会いしましょう。

関連記事

no image

公式HPにスケジュール追加

今度、公式HPのほうに「スケジュール」なるものを追加しました。 記事の掲載情報のほか、講演、インタビ

記事を読む

no image

新刊『間違う力』予約開始

私にとって最初で(おそらく)最後の生き方本、『間違う力』(メディアファクトリー)の予約が開始されまし

記事を読む

no image

新刊「ミャンマーの柳生一族」3月20日発売!

業務連絡を兼ねたお知らせです。 本日(5日)ベトナムへ出発します。 帰国はいちおう21日を予定してま

記事を読む

no image

連載スタート!

集英社文庫のホームページで自転車旅日記がスタートしました。 タイトルもずばり 「神に頼って走れ!」

記事を読む

no image

新刊『世にも奇妙なマラソン大会』サイン本予約

2月1日に新刊『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)が発売されます。 サイン本予約を受付中です

記事を読む

no image

第3回ミャンマー辺境映像祭

もう第3回になったミャンマー辺境映像祭のお知らせです。 前回は私が取材のためキャンセルになってしま

記事を読む

no image

ごぶさたです

みなさん、ごぶさたしてます。 いまだ、旅の空の下、といえば聞こえはいいですが、 悪戦苦闘を続けてま

記事を読む

no image

上映会のお知らせ その2

もう一つ、自由に参加できる上映会はこちらです。 日時/11月24日(土)      19:30 会場

記事を読む

no image

「ソマリ・エリア」にちょこっと行ってきます。

不覚にも昨夜飲み過ぎて今朝はまた二日酔いだったが、幸いなんとか持ち直してきた。 これから「ソマリ・エ

記事を読む

no image

「怪しいシンドバッド」、本日発売!

<お知らせ> 『怪しいシンドバッド』集英社文庫 本日より全国書店で発売! 「何か未知のもの」に出

記事を読む

Comment

  1. みらい より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; GTB6; (R1 1.3))
    いつも読んでますよ〜。
    新刊は、アフガンが特におもしろかったです
    ところで、野島政男という人の「意識を変えれば病気は治る」という本を知っていますか?
    この方の本を読んだり、さわったりするだけで、病気が治る人が続出しているそうです。
    この先生を私は少し知っていますが、「宇宙からきたお医者さん」と心の中で呼んでます。
    旅行楽しんできてくださ〜い ♪

  2. ライムライト より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    初めまして。
    ある方から高野さんのワセダ三畳青春記を紹介いただき、いまでは著作の殆どを読ませていただきました。
    そこで高野さんの活字中毒になってしまった私はこのブログにたどり着いた次第です。
    本日、「腰痛探検家」を読ませていただきました。長編ということですが最終回では高野さんの腰痛は治るのでしょうか(いや、この場合は「高野さんと腰痛は上手に別れることができるのでしょうか」が正しいでしょうか?)
    高野さんもこれまでにも充分にご経験のように、腰痛は一時的に治まっても何度でも再発(ヨリを戻す?)する可能性のあるもの(者?)ですが、10月1日からバングラデシュへ出発されるということですのでせめて今は腰痛がないことを祈ります。
    ところで、腰痛については「運動が足りない」とか「ストレスのせい」だとか「老化である」などとプロである医者さえも含めていろんな人がいろんな事を言いい、これまた星の数ほどの治療方法が世間に溢れています。
    それについては同じだけの数の意見があるでしょうが、少なくとも世の中には必ず原因と結果がありますので、腰痛という「結果」に至るには必ず「原因」が存在します。
    つまりどんなアプローチをしても治らない場合に考えられることは以下の通りです。
    �「その腰痛に対する原因究明が間違っている。」
    �「�はクリアーしているがアプローチ=治療方法が間違っている。」
    �「��はクリアーしているが技術が足りず、原因を除去できない。」
    ですから言うなれば、上記の3つの条件を満たせばその腰痛はその場は必ず治まります。
    私は高野さんの数々の著作を読ませていただきましたが、そのどれもに「真実とは何か」を探求する心が根底にあるように思えました。 そして私もいろいろと勉強させていただきました。 その一冊一冊に出逢えたことに感謝しております。
    ところで、高野さんは辺境で必死に悩みながら生きている人々をたくさん見てこられたと思いますが、腰痛患者もこれに似ているかもしれません。
    「風邪の次に病院の受診が多いのが腰痛だ」なんてことも耳にするくらいですから、いつまでも治らない腰痛に悩み様々な治療方法を求めて彷徨い続けている人々がそれだけ多いということでしょう。
    そんな意味からも「腰痛探検家」とは言い得て妙ですね。
    患者としての高野さんの腰痛探検の目的が達成できることを願います。
    そして達成された暁には、次は高野さんも言及されているように「辺境で治療」をするという夢を是非叶えていただきたいと思います。
    『治療家としての腰痛探検』は「治療を受ける者」から「治療を施す者」という立場の違いが生じますので、本気で取りくめばその道程も患者として辿るもの以上に過酷を極めることになるでしょう。 それは他人の体を診るという責任が生じるからです。 いわば患者コースが初心者向けであるとすれば、治療家コースは上級者向けという感じですね。
    しかも辺境ではお金になるかどうかわかりませんし…。 
    しかし、それでも私は高野さんにこそ上記の3つを満たした治療家になっていただきたいと思うのです。
    他人の体を通して見えてくる「体や心の辺境」も探検の価値は存分にある思います。
    さしづめ『辺境ライター、またの名を辺境整体師』といったところでしょうか。
    お会いさせていただいたこともお話しさせていただいたこともない私が、長々と勝手なことを申し上げ大変失礼致しました。

みらい へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
PAGE TOP ↑