*

「 辺境動物記 」 一覧

上野動物園ゴリラ秘話(3)

2004/12/09 | 辺境動物記

 ゴリラ”ブルブル”のテレビ観賞、次は格闘技だ。  プロレスは力道山こそもう死んでいたが、馬場猪木組の人気が出ていた頃だと思う。キックはあの「真空飛び膝蹴り」の沢村忠がスターとなり、一大ブームを築いて

続きを見る

上野動物園ゴリラ秘話(2)

2004/12/08 | 辺境動物記

 ゴリラ”ブルブル”のテレビ観賞記録はつづく。 「野生もの」に引き続き、飼育係が見せたのはプロ野球である。   巨人対中日。  昭和46年といえば、巨人のV9時代で、王や長嶋が活躍していた頃だ。  そ

続きを見る

上野動物園ゴリラ秘話(1)

2004/12/06 | 辺境動物記

 また変な本を発見してしまった。  いや、「変な本」はまずいか。  現職の上野動物園園長(1989年当時)である中川史郎氏が書いた『動物たちの昭和史』(太陽選書)という立派な本だ。  全2巻で、1巻

続きを見る

上野動物園ゾウ秘話(番外篇2)

2004/12/04 | 辺境動物記

 タタール系ロシア人、ユセフ・トルコはその後どうなったか。  ユセフはリング内外で悪役の道を歩みつづける。  力道山の死後は、猪木の新日本プロレスに参加、レフリーを務めるいっぽう、外人レスラーとの交渉

続きを見る

上野動物園ゾウ秘話(番外篇)

2004/12/03 | 辺境動物記

 タタール系ロシア人の話で書き忘れたことがある。  日本でも、ひとりだけ、一般によく知られたタタール系ロシア人がいたのだ。  ユセフ・トルコだ。  力道山時代に日本のプロレス界にデビュー、悪役として活

続きを見る

上野動物園ゾウ秘話(3)

2004/12/02 | 辺境動物記

 日本には東京と神戸に最初にモスクが作られた。  その二ヵ所にムスリムが多かったからだが、主体となった民族はまったく異なる。  昭和12年にモスクを作った神戸のムスリムはインド系商人の人たちだ。当時は

続きを見る

上野動物園ゾウ秘話(2)

2004/12/01 | 辺境動物記

 それは上野動物園最初のゾウ使いの話だ。  上野動物園に初めてゾウがやってきたのは大正13年(1924年)。  インド象のジョンとトンキーである。  二頭とも仔ゾウだったので、人によく慣れた。動物園で

続きを見る

上野動物園ゾウ秘話(1)

2004/11/30 | 辺境動物記

   長らく行方不明になっていた本が発見された。 「もう一つの上野動物園史」(小森厚著、丸善ライブラリー)  動物好きの私には面白い話がてんこ盛りだが、特にゾウの箇所は驚かされた。  いわゆる「かわい

続きを見る

象も人間も野生育ちのほうが使える

2004/11/18 | 辺境動物記

 昨日、象の話を書いたところ、私の飲み仲間である二村氏から「アジア象でも野生の象はやたら危険」というコメントが書き込まれていた。  二村氏は、マレーシアのジャングルで何度も象に追いかけられて、死ぬほど

続きを見る

「ハンニバルの象」はアジア象かアフリカ象か?

2004/11/17 | 辺境動物記

 シドニーに住んでいる義姉から一足早いクリスマス・プレゼントが届いた。  2005年の、ゾウのカレンダーである。  1月から12月まで全部ゾウの写真だ。  すごく嬉しい。 意外に思われるかもしれないが

続きを見る

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑