予選リーグ第一節G組

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フランス(0) – (0)スイス

なんとなくタイプが似ている両チーム。予選リーグでも引き分けに終わり、まだ決着が着いていないだけに注目していましたが、おもしろかったどうかというと疑問が残りました。それにしても、イエローカードの多い試合でしたねぇ。
フランスは、欧州諸国で活躍する多くのタレントを抱えていますが、そのほとんどはベテラン級の選手。おのおのの能力はきわめて高いのですが、ナショナルチームになった時に決定力があるかというと、そうとも言い切れません。たしかに、ジダンのパスセンスやアイデア、アンリの独特なリズム感等、目を見張るものがありますが、チームとしてのサッカーがおもしろいかというと、そうでもありませんでした。華麗でハイレベルのサッカーなんですが、なぜか感動がありません。よもや日韓大会の二の轍を踏まないとは思いますが…。
逆にスイスは若手中心で、小気味よい場面が何回もあり、決定的なシーンが印象に残りました。しかし、前半は攻撃に押され気味、後半は守備を崩せず、なかなか良さを発揮できませんでした。またもや決着が着かなかったを是と見るか否と見るかといったところに、勝ち抜けのキーワードがあるような気がします。

韓国(2) – (1)トーゴ

連日の試合観戦による寝不足が、ここになってたたってきました。この試合、22:00からだというのに、半分寝ながら見てしまいました。。。

韓国は相変わらずの精神力の強さで、先行されたにも関わらず逆転し、見事に勝ち点3をもぎとりました。まぁ、元々韓国は勝つだろうと信じて疑わなかったので、順当と言ったところでしょうか。それにしてもこの不屈の精神力、日本も見習ってほしいもんです。
トーゴは初出場なので注目はしたいのですが、あまりぴんときませんでした。今年に入ってからの監督交代劇等で、実際のW杯対策期間は1ヶ月ほどしかなかったようですね。第2節以降に期待したいところです。
このグループは、はっきり言ってあまり興味がないんです…(4カ国のファンの方々スンマセン)。大方の予想はフランスと韓国だとは思いますが、ここはあえて、韓国が筆頭、次いでスイスにしておきます。

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予選リーグ第一節F組

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日本(1) – (3)オーストラリア


んんー…。やはり落胆は隠せません。あとはクロアチアには必ず勝つ、ブラジルにも最低最悪引き分けしかなくなりました。負け方としても、ラスト5分で3点も入れられての逆転負けという、あとを引くような重い負け方なので、もう今日のことは完全に切り捨てて次節に臨むしかないでしょう。
日本の内容はけっこうよかったと言ってはいましたが、僕は開始早々から「おいおい、大丈夫かなぁ」と気が気でなりませんでした。スタミナを温存するためか、前半20分間の動きが緩慢だったこと。高さのある相手の封鎖のために、三都主が攻撃上ほとんど機能していなかったこと。そして、日本のサッカーがどういうものかが、はっきり出ていなかったこと。これらが敗因ではないかと思います。
 やはり強国と言われるチームは、たとえ勝てないとしても、確固たる自国のサッカーを持っています。また、初出場であっても何が何でも勝ちにいくという、強烈な精神力を持っているチームもかなりいます。日本は、そのいずれもが中途半端だったような気がしました。
 ただ、過去を振り返っても、サポーターをハラハラさせながら最後の最後で奇跡を起こすというシチュエーションが何回もあったのは確かです。神風とは言いませんが、大和魂で精一杯応援しましょう!
オーストラリアは、32年ぶりなのでほとんど初出場といってもいいと思いますが、試合巧者だし、暑い中でも崩壊しないサッカーをすることに長けています。これはひとえに、ヒディンク・マジックのおかげかもしれませんね。それと、やはり高さが半端じゃないことが身にしみてわかりました。高けりゃいいっていうもんじゃありませんが、意外に動きはキビキビしていて、フットワークも軽いのが強みです。
 日本にとっては、勝利をもぎとっていったにっくき敵ですが、王者ブラジル・鉄壁クロアチア相手にどこまでいけるか。けっこう興味津々です。

ブラジル(1) – (0)クロアチア


当然、F組所属の各国民は大注目していたと思いますが、予選第一戦でブラジルがどこまで本気を出すかがかなり疑問だったので、僕は流しながら見ていました。

ブラジルはやっぱりブラジル。今更言うまでもなく、きら星のようなスターがあふれるタレント軍団です。でも、勝ってあたりまえっていう不文律があるので、あまり楽しめませんでした。「なめとんのか、わりゃー!」と思えるくらい動かないし。ブラジルが本気を出すのは、トーナメントからなのかな。
 でも、ブラジルファンの方々には申し訳ありませんが、気が付いたら準々決勝敗退ってことも充分考えられます。今回はヨーロッパが舞台になっていることもあり、僕はなんとなくブラジルの優勝はないと思っています。
クロアチアは、フランス大会のとき、初出場にしてフランス・ブラジルに次ぐ第3位という、輝かしい奇蹟を成し遂げたチームです。しかも、両国をさしおいてスーケルという得点王も輩出しています。今回は内容的にあまり感動はありませんでしたが、その堅い守備はやはり健在ですね。
 日本と同じF組でなければ、チェコやスウェーデンと同じくらい応援していたと思いますが…。
W杯には大番狂わせはつきものです。何が起こるかわからないというのは、今大会ですでにいくつも証明されています。ただ、ことブラジルに関しては、予選リーグについてだけいうと順当と言わざるをえません。このグループは、日本人の誰もが「勝ち抜けはブラジルと日本」と信じてやまないと思いますが、世界的な目で見ると、やはりブラジルとクロアチアなのでしょう。しかしながら、日本だけは、大番狂わせを有効に使わせてもらって、勝ち抜けすることを願ってやみません。

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予選リーグ第一節C組

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アルゼンチン(2) – (1)コートジボアール

正直言って、アルゼンチンのサッカーはあんまり興味なかったので真剣には見ていませんでしたが、けっこうおもしろい内容でした。
アルゼンチンは、意外と組織的で堅実なサッカーだと思いました。特に守備に関してはその意識が高く、決定的な場面も何回かありましたが、攻守の切り替えが早く、スッと戻ってきてはゾーンを作って穴を開けさないといった徹底ぶりは、ブラジルには見られない面だと思います。GKの奮闘にも救われましたね。
 あと、クレスポ・リケルメ・サビオラの動きはもちろんいいんですが、左SBのソリンが至る所で非常に効いてると思いました。
コートジボアールは、初出場とは言え、ヨーロッパ各地で活躍する選手を多く抱えたタレントの宝庫です。あわや得点かといったシーンも数多く、しなやかというよりは強靱な肉体の強さにはホレボレします。特にドログバは、一人で5人に囲まれながらもラストパスを出すというシーンも見られましたね。
 後半はコートジボアールの方が押していたし、崩して崩して得点という点では、むしろコートジボアールの方に分があったと思います。

セルビア・モンテネグロ(0) – (1)オランダ

「攻撃のオランダvs守備のセルビア」と言われる中でのキックオフ。セルビアは、僕の大好きなストイコビッチがいた旧ユーゴからの流れがあるし、オランダは超攻撃的な集団。この試合も非常に楽しみにしていました。結果的にもとてもおもしろい試合だったと思います。
オランダは、ピッチをタッチラインギリギリのところまで広〜く使って、ダイナミックな展開をしていました。特に前半は、攻撃になった瞬間に、いったいどこから湧いてくるのって思えるほどすぐにスペースに入り込んできて、前衛が常にW型かM型になるようにポジションニングしていました。おかげで、守備に定評のあるセルビアもついていけませんでしたね。フリーキックの多彩さも見所の一つでした。
 後半はロッベンの孤軍奮闘という感じではありましたが、ドリブル突破だけではなく、もう少し人に預ければ得点になったのに、という場面もありました。でも、とにかくおもしろいサッカーです。
セルビア・モンテネグロは、ファンタスティックでもあった旧ユーゴのサッカーを一新し、組織的な守備中心のカウンター攻撃に一新したようです。しかし、3トップで超攻撃的なオランダにあっては、カウンターはもちろん、中盤の組織力もなくなっていました。
 後半は幾分持ち直して、トップからプレッシャーをかけられるようになりましたが、全体的に翻弄されたといった感じでした。
いやー、このグループはわかりません。それぞれに特徴のあるサッカーをするし、今回破れたチームも致命的な弱点があるというわけではありません。はっきり言って、相手国との相性とか戦術のぶつかり合いでどうにでもなるといった、まさしく死のC組です。希望的には、オランダとセルビアに勝ち抜けてもらいたいんですけどね。

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予選リーグ第一節B組

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イングランド(1) – (0)パラグアイ


キックオフ直後のオウンゴール+パラグアイの正GK交代劇で、イングランドの圧倒的リードで進むと思われましたが、膠着状態が長引いて、全体的にピリリとしない試合でした。予選リーグは「いかに多くの勝ち点を獲得するか」「いかにしてトーナメントで苦しまない対戦相手と当たるようにするか」という大前提があるということを、あらためて知らしめしたような一戦でした。見てる方は、いつでもアグレッシブなプレイを見たいですけどね。
前半途中までは、さすがにイングランドの中盤という場面も多く、逆サイドへのフォローも申し分ありませんでした。最終ラインの守備は完璧だし。しかし30分以降80分くらいまでは、パスミス・集中力の欠如が目立っていました。
 全体的に穴は見あたらないのですが、決定力ということを考えると、タレントが揃っているだけに物足りなさが否めません。ベッカムはもちろんですが、左サイドのJ.コールの動きがもっともっと生きればなぁ思いました。
パラグアイは、開始直後の大ピンチもなんとか耐え、最後までしぶといサッカーをやっていました。後半は、ほとんどパラグアイ主導で、確かに攻めあぐねてはいましたが、バルデスを中心に果敢な攻撃をしていたと思います。
 チラベルト引退後でも、試合巧者というか、したたかなサッカーが健在という感じでしょうか。

トリニダード・トバゴ(0) – (0)スウェーデン


鉄壁の守備の上に、破壊力も抜群のスウェーデン。そして独立以来40年の悲願でW杯初出場を果たしたトリニダード・トバゴ。開始前から非常に楽しみにしていた一戦でしたが、予測も付かないサッカーの難しさが顕著に表れた一戦でした。
強豪スウェーデンは、3回目出場となるラーションと、長身ながら非常に器用なイブラヒモヴィッチの2トップに加え、ユングベリ・ウィルヘルムソンの両翼から次から次へ繰り出す波状攻撃は脅威。さらに縦パス・サイド攻撃・早いパス回しと、見所は充分です。4バックの守備に穴はなく、中盤の底にいるリンデロートが整え、その上のスベンションが組み立て、前線4人へ送るという、組織的にも完成されたものをもっています。しかしながら今回は、相手の必死の守備に翻弄され、点を奪うことができませんでした。細かいパスも多いので、暑い中では体力的な消耗が激しいのが唯一の弱点かもしれません。でも、好きなチームだけに、今後も大きな期待をしています。
トリニダード・トバゴは、一流のサッカーとは言い難いかもしれませんが、非常に強い精神力を感じました。相手を研究しつくし、がむしゃらな守備で「勝てないにしても絶対に点を入れさせない」サッカーに徹していました。キックオフ前の国歌が流れるとき、全員が晴れやかで自信に満ちあふれた顔をしていたことが、すでにこの試合を象徴していたのかもしれません。後半で一人少なくなったにも関わらず、初出場にして勝ち点1もぎ取ったことは、大きな収穫になったことでしょう。結果だけではない、サッカーという90分間のドラマにこみあげるものがありました。

強豪2カ国はふがいない内容に終わりましたが、まぁ順当にイングランドとスウェーデンが抜けるでしょう。ただ、トリニダード・トバゴは大番狂わせをするまでには至らないと思いますが、心情的に応援したくなりました。

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予選リーグ第一節A組

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ドイツ(4) – (2)コスタリカ

すんばらしい開幕試合でしたねー。点の取り合いもさることながら、それぞれのサッカーの特徴が出てて、ワクワクしながら観戦できました。
ドイツは、司令塔バラックが不在でしたが、国民の熱気と願いが乗り移ったようなゴール4本、どれもすごかった。特に1・4本目のミドルシュートは、「東欧のマラドーナ=ルーマニアのハジ」の無回転超ロングシュートを彷彿させるものがありました。クローゼの1点目も、素早い連携によるもので気持ちよかったし。
 守備は、欠点がそのまんま出たようなラインどりの甘さで2失点しましたが、まだまだ試合は続くので、改善されればと思ってます。
かたやコスタリカは、身体能力の高さと一瞬のスキを逃さない動物的なカンで、めまぐるしく動いていました。シュート数はわずか4本なのに2得点という、べらぼうな得点能力値もすごい。
 負けたとは言え、決して悪いサッカーをしていたわけではなく、次が非常に期待できる内容でした。

ポーランド(0) – (2)エクアドル

ポーランドは、パスミス・マークミス・連携ミスが目立って、正直いいとこなしでした。コソフスキーが入ってからの70分過ぎになって、ようやくかみ合い始めましたが、時すでに遅し。ポストに阻まれた2本の惜しいシュートも、運に見放された感じでした。
 イタリアよりももっと力強いカウンター攻撃が見られると期待してたんですが、決定的なパスを出したい時に人がいなかったり、ぽっかり空いた左スペースに入り込むのが遅れたりというのは、残念ながら致命的かもしれません。
エクアドルは、無意識もしくはファイティングスピリットのせいでしょうが、ちょいとファウルが多かったように思います。イエローには至らないにしても、「ええんかなぁ」みたいなシーンもけっこうありました。
 また、元来、両センターバックが上がってきてのサイドからの展開が得意なようですが、それもなかなか見られませんでした。1点目を生み出す直前の上がりで「なるほど」という場面はありましたが、特に前半は縦パスだけの大味な展開が多かったように思います。まぁ、ポーランドのカウンターを考慮してのことだとは思いますが。

ということで、第1節を終えた時点でのA組抜け国予想は、ドイツとコスタリカかなぁ。ポーランド、がんばれ!

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祝開幕!

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 いよいよ始まりましたー!!!
 先ほどオープニングセレモニーがありました。歴代王者達の勢揃いは興味津々でしたが、セレモニー全体としてはなんとなくジミでしたねぇ。まぁ、サッカーや開催国の文化に関係ないお祭り騒ぎをするよりは、すっきりしてて良かったかもですが。
 今回もさまざまなファンタスティック・プレーが生み出されることでしょう。街には、寝不足のお父さん達が増えて、飲み屋さんも売り上げが下がっちゃう、かな?
 一次予選を一回りしてみないとなんとも言えませんが、今の時点で優勝争いを少しだけ考えてみました。
 まずブラジルっていうのは、誰が見ても揺るぎないところでしょう。でも、それじゃディープインパクトの単勝1.1倍みたいで面白くないので、以下のチームに着目したいと思います。
・イングランド
・ポルトガル
・オランダ
 ブラジル以外ではイングランドが最右翼でしょう。ポルトガル・オランダは伏兵っぽいけど、いずれも超攻撃的なチーム。充分に優勝は狙えます。それぞれにスターもいるしね。特にポルトガルのフィーゴには、前回無念の涙を飲んだだけに要注目です。ブラジルは、なんとなくですが、今回優勝は逃すような気がしてます。
 あとは、着目というか応援してるのは以下。
・スウェーデン
・ポーランド
・ドイツ
 初出場組では、ウクライナかな。ドイツは開催国だし、カーンがサブキーパーになったとは言え、その大いなる粘り強さで、なんとか上位進出を果たしてもらいたいと思ってます。
 
 昼夜逆転生活が、まもなく始まろうとしてます。燃えますぜ!

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23戦士決定!

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 ついに、ワールドカップ戦士23名が発表された。
 FW以外は、まぁ順当と言ったところだろうか。久保が洩れたのは残念だが、ぜひとも大いに騒がせてもらいたいところだ。個人的には、重心の低い小笠原・ボランチ福西・カエル顔の小野と稲本といった、役者の揃ったMF陣を大いに楽しみにしている。
 予選リーグは、クロアチア戦が一番苦しい戦いになると予想している。「ヨーロッパのブラジル」と言われるくらいに個人技にも優れ、なおかつ組織力もある東欧のサッカーは、ルーマニア・ハンガリー・旧ユーゴを含めて元々好きなのだが、その中でもクロアチアは非常に強敵。この第二戦は、目が離せないと同時に予選リーグの中でも特に楽しみな一戦だ。
 それにしても、代表選手で最年少が駒野の24歳。次回ワールドカップは大丈夫なんだろうか、始まる前からなんなんだが。
 ジーコは、やはりブラジルサッカーなので個人技尊重タイプ。前大会のトルシエは完璧に組織サッカーだった。そもそも、国民性的に組織の中で力を発揮してきた日本人にとって──最近はいささか違ってきているとは言っても──、ブラジルサッカーでどこまで通用するんだろうか。
 僕はヨーロッパタイプの組織重視サッカー派なので、2010年南アフリカ大会こそは、ぜひベンゲルにやってもらいたいと、未だに思っているんだが。。。
 いずれにせよ、あと1ヶ月足らず。2002年大会の時、予選の段階で「今回のMVPは絶対にカーンだ!」と見事に言い当てたYoshiも、寝る間を惜しんで観戦に明け暮れることだろう。

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