謎の猿人ナトゥー
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
作家の古処誠二さんが、「藤岡弘の最高傑作」と絶賛するミャンマーで猿人ナトゥーを追う
DVDを本当に送ってきてくれた。
夜中に罠に捕らえたナトゥー(翌朝には逃げられた)の凄まじい叫び声がブタがパニックに陥ったときの悲鳴だとか、シャン州の「奥地」が南部の町チェントゥン郊外だとか、
現地を知る人間には舞台裏が見えすぎてしまい、
物語はあまり楽しめなかったが、
逆に言えば、ミャンマーの辺境地帯をきちんとした映像で見ることができて面白かった。
中でも探検隊が訪れるエン族の村が私が住んでいたワ族の村そっくりで郷愁をさそった。
彼の地の人たちは今どうしているのだろう。
ナトゥーよりもそれが知りたい。
関連記事
-
-
超能力は誰にでもあるもの?
4年前、関西ローカルの深夜番組にレギュラー出演していたことがある。 関西テレビ「未確認思考物隊」が
-
-
酒飲み書店員大賞、韓国進出!
韓国のエージェントの人から聞いて初めて知ったのだが、 『ワセダ1.5坪青春記』の帯に(韓国の本にも帯
-
-
新刊入荷『青春の門』
今日も外出。 といっても毎日、最終的にはワセダの「野々村荘」に落ち着く。 これは外出ではなく、アパー
- PREV :
- 枡野浩一の読書道
- NEXT :
- 日本はフライ級ミステリの宝庫?


