チェンマイに行きます
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
二日前、チェンマイにいる知人が病気で重篤な状態にあるという知らせを受けた。
ビルマ(ミャンマー)の反政府ゲリラ「シャン州軍(SSA)」の元リーダーで、私が世界最大のアヘン地帯だったワ州に住み込むことができたのも、戦後誰も通っていない西南シルクロードを歩くことができたのも、すべて彼の仲介のおかげだ。
いわば恩人である。
私がビルマで最も深く関わったのはシャン人なのに、今まで一度もそれについてまとまった文章を書いたことがない。
その周辺のワ人やカチン人、ナガ人、そしてビルマ民族についてはたくさん書いているのに。
そのことに関しても、彼には申し訳ないとずっと思っていた。
そういうわけで、感謝と謝罪を伝えるために、急遽、来週チェンマイに飛ぶことにした。
8月2日出発、帰国は8月12日である。
関係者のみなさんにはご迷惑をおかけしますが、よろしくご了承ください。
(現地では電話・FAX・メールの環境がある場所に滞在するので、
通信の問題はありません)
関連記事
-
-
発売直前の本は売れるように見える
本の雑誌社へ赴き、できたての「アスクル」を見る。 一見ビジネス書風だが色合いがおかしい。 ブログに載
-
-
酒さえあればそれでよし
今年の初めから私が「主婦」になったので、 料理も買いものも私の担当である。 地震前はドトールに出勤後
-
-
熱燗プロジェクト敗れたり!
先週の金曜日から日曜日にかけて、 南三陸町にまた行ってきた。 今度はボランティアでなく、月刊「おとな
-
-
本格エンタメノンフの傑作
平松剛『磯崎新の「都庁」』を読了。 著者については恥ずかしながら全く知らなかったが、2001年に同
-
-
学校や仕事に行くのが辛いとき、この映像を見よう
アブディンの『わが盲想』、やっと重版がかかった。 「すぐにドカーンと売れる」という私の皮算用か
-
-
素晴らしき酒飲み書店員飲み会
酒飲み書店員飲み会(ややこしいね)に招待してもらい、一緒に飲む。 千葉周辺の書店員さんたちと出版社の
- PREV :
- 酒飲み書店めぐり
- NEXT :
- 3回目のボリショイ・サーカス


