ついに、本家本職のカテをブッたててしまいました。このカテでは、演奏活動の近況や仕事の紹介、ライブやCDリリースの告知等をしていきます。逃げも隠れも致しません(?)。僕の音楽活動のど真ん中ストライクなので、チェックよろしこです。
さて今回のレコーディングは、荒川静香さんで有名になった、あの「トゥーランドット」。これ、プッチーニの歌劇で、一番よく耳にしたのは、その中の「だれも寝てはならぬ」の部分だ。この美しい曲を、アコギと箏の二重奏で料理した。
アコギはもちろんワタクシ。箏は、OΛS/S時代から幾多のライブサポート・録音でお世話になっている丸田美紀嬢──通称「丸ねぇ」。
クライアントからの注文として音源で使われるのは、その中でも最もオイシい40秒ほどだが、今後も機会があったらやっていきたい曲なので、ついでに(?)その前後を併せて2分30秒間ほどをアレンジした。ん〜、ビューティフル。原曲の美しさがそのまま二重奏でうまく表現できたと思う。
いつものようにLogic上でアレンジし、事前に丸ねぇに譜面を送り、電話で細かい部分を確認・修正。現場では「せ〜の」で合わせてみて、強弱や微妙なモタリ・速度変化・アーテュキレーション等を話し合いながら煮詰めていく。
本ちゃん録音では、あまりの美しさに二人とも酔いしれ、次のテを「ありゃ? 忘れてた…」という場面もあったが、雰囲気の違うテイクをいくつか録り終えた。今回は、他楽器のカブセ等は一切なく完全な一発録音なので、徐々に肩の力が抜けて「たゆたう雰囲気」になった最終テイクをセレクトした。
プリプロの段階で録音風景を撮ろうと思っていたんだが、二人であーだこーだ言いながら曲を作りこんでいくうちに、撮影のことなどどこかに吹っ飛んでしまった。思い出したのは楽器を片づけたあと…。アレンジ譜の写真でご勘弁を。
〜つづく