私と英会話
公開日:
:
最終更新日:2012/05/25
つれづれ日記
うーん、こんなことしてる場合じゃないんだけど、どういうわけかブログの更新はテンパってる時のことが多い。
4月に入稿の予定だった『ギター・ソロで奏でるクラシックの作曲家達1.2田嶌道生編』(ドレミ楽譜出版社)は月曜日に2冊まとめてやっと入稿。
その田嶌さんとはGW開けから3日間、相模湖にこもって別のギターソロ音源をレコーディング。
今日はゲームのファンブック用のメロ譜をサクっと採譜&浄書して納品。
今は、邦楽ジャーナル6月号「こだわり教えて下さい」の文字おこしが一段落して、これから原稿へ…という中だるみタイムで(今回は日本人で初めてエミー賞に輝いた尺八奏者、岸本寿男さんのこだわり)、これが終わると、いよいよ今月の真打ち『一五一会スコアマガジン夏号Vol.10』の編集が大詰めだ。
あ、おおはた雄一さんのインタビュー記事もあったよ・・・。
それらをすべ〜てさておき、今日のテーマは英会話。
「カタカナ人名が覚えられない」ことは以前書いたが、漢字のような視覚的イメージが無いという点はアルファベットも同様なので、結果英語も苦手である。
特に高校時代は「英文読む=眠くなる」の反射作用により受験勉強どころではなかった。
長野の片田舎で居眠りこいていた小林少年も、中年に足を踏み入れる頃になると、何の因果か自分の意志に反して(?)外国に暮らす人々(日本人)との出会いが続くようになる。
しかもそれぞれ強烈な個性の持ち主ばかりなので、どういう訳か海外ミュージシャンの招聘コンサートを主催することになったり、辺境の映像ばっかり集めたイベントの責任者にさせられたり、あげく勧めた張本人が当日日本に帰国出来ないといった事態に見舞われたりと、賑やかな日々到来である。
そんな小林中年に転機を与えたのはインド系マレーシア人の、このひとこと。
「こいつの言ってることわかんねーよ。どうせ何言ってもわかんねーだろうし。」
(さらに残念なことに、これを面と向かって言われているのも分からず、私は愛想笑いをしていた(涙))
通訳兼任の知人からそれを知った私は、その足でジオスへと向かい、リハビリ&勉強が始まったのだが、中年になっても相変わらず「英文読む=眠くなる」の法則は健在だったので、やり方を変え「耳で覚える」ことにした。
良くある広告のコピーに惹かれたわけではなく、これには自分なりの確信があった。
弊社の仕事は出版が主だけれども、扱う対象は音楽系が多い。特に楽譜を扱うケースでは、校正はもちろん、自分で採譜(CDを聴いて楽譜にすること)をすることも多々ある。プレーヤーとしてはものにならなかったけれど、大抵のメロディーは一度聴けば覚えられるし、音程もそんなに悪くない。英語を「会話」という点にフォーカスするなら、音楽を「聴いて」「再現する」という能力は多少なりともプラスになるだろう。こうした「耳の良さ」は日本盛で大阪にいた時の大阪弁や、我が家の標準語である大分弁(臼杵弁…我が家の勢力序列により嫁の言葉が第一言語に採用されている)でもほぼネイティブに近いイントネーションとして発揮されている。。。
約1年半が経った。
大分弁のようにはいかないが、目で勉強していた頃に比べれば相当ラクだ。何度も出てくる単語やフレーズは意味不明でも、歌みたいに覚えているので後で調べることもできる。
「耳から入れて目で補強する作戦」では果たしていつのことになるやらさっぱり分からないが、怒りのパワーで始まった英会話は来るべきリベンジに向け牛歩の日々である。
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Comment
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私は若い頃から活字中毒で、外地に住んだときに読める本がなくなり
仕方がなく英語の雑誌を読むようになったのが始まりでした。
音楽業界の人は耳がいいから綺麗な英語を身に付けられる人が
多い気がします。
彼女を作れれば気持ちも入るんだろうけど、こればっかりは
出来ない相談だから長期戦でいきましょう
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太郎さん、どうも。
僕も小中学校の頃は図書館入り浸りの活字少年でしたが、今にして思うと翻訳物ってあまり手が伸びてませんでしたね。
コナン・ドイルより江戸川乱歩みたいな。おそらく地名も人名もカタカナで、ストーリーの妙味を味わう前に固有名詞がこんがらがって先に進めなかったのでしょう(情けない)。
「彼女を作れれば気持ちも入るんだろうけど」
そんなことは口に出すのも、いや、思い描くのも怖ろしいことです。太郎さんが僕に強く勧めていたと嫁に伝えておきます。
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太郎さんが僕に強く勧めていたと嫁に伝えておきます。
渡さん、私も翻訳物、アメリカの西部劇ものなどが好きでしたね。
賢い奥様は「太郎さんに代弁させてるんじゃないの?」と見抜かれることと
思います(笑)
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賢い奥さんは鼻で笑ってました・・・。
しかし、ジオス初日、「人称」でつまずいたのはさすがにショックでしたね。とほほ。
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久しぶりです☆
私も最近英語全然話せませんw
でも、聞く分にはだいたい…
多分言語って学習の終わりがないから楽しいんだと思う!
日本語だってちゃんと正しく使えてるかナゾな世の中だし。
お互い頑張りましょう♪
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めぐみさん、こんにちは。
高千穂ネタの次は英会話かいっ!って感じですね(笑)。
「言語の学習に終わりはない」っていい表現ですね。
そもそも日本語だって、ファッションと同じように流行がありますしね。
「ナウい」「アベック」「当たり前だのクラッカー」(死語)
ライター仕事をしていて再確認したのは、
いいタイミングでツッコミを入れる以外は
聞き手に回ってる方が会話が膨らんで、タメになる
ってことでしょうか。もちろん日本語ですけど。
「人の話を聞いて勉強する」
これは、案外英語でも間違っていないような感じがしています。
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ご無沙汰です。
「小林渡英会話奮闘記」について嫁から聞いています。
私は現在、高校生時代の小林青年のような高校生たちに英語を教えていますが、英語にしてもなんにしても「やる気」が一番だと思います。いくつになっても「やりたい!」と思ったときが一番吸収できるときだと思います。
でもって、私の仕事はいかに「やる気」を付けさせるかだと痛感しています。
そして耳がよいというのは語学習得の上での絶対条件だと思います。
聞こえない音は自分で表現できませんから。
ということで、英語を教える立場からすると語学習得に必要な2つの条件を満たしているあなたの英語力はこれから上昇の一途を辿ることとなるでしょう・・・いつでも志を高く持つ小林中年に敬意を表します。
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Yukaさん、ご無沙汰。(ここでは第2Yukaさんとした方が良いのかな…。頭文字が大文字のYukaさん…なげー)
いやはや、集約すれば
「やる気」のたった3文字につきますね。
>でもって、私の仕事はいかに「やる気」を付けさせるかだと痛感しています。
そうですね。
「教える」って実は「やる気を引き出す」&「やる気を持続させる」で90%なのかもしれません。人を惹きつけるという意味においては、先生もエンターテイナー性を要求されますから大変です。
さて、この「惹きつける」、言い換えると「焚きつける」についてのオフィサーを僕は知っていますが、彼の話を聞いていると不可能が可能に思えてくるので不思議です。そんな彼も一時期英語教師&日本語教師をしていましたが、相当な生徒達を「だま…」もとい「やる気」にさせていたはずです。
ね、●村さん?
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やる気の出ない人は俺んとこに来い!って具合に
応援させていただいております(笑)
みなさん やる気を出してがんばりましょう!
ちなみに昔はスイミングのコーチをしていました。
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紛らわしいのでYuka2 にさせてもらいます。
>彼も一時期英語教師&日本語教師をしていましたが、相当な生徒達を「だま…」もとい「やる気」にさせていたはずです。
●村さん、秘儀、教えてください。
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>●村さん、秘儀、教えてください。
yuka2さん、すいませんハードルが高くなってコメントできませんでした。
僕はきっとそういう性分なんだと思います>煽り屋
ちなみに先週土曜日、子供の小学校の運動会に行ったんですが、
長男が応援団長で『赤組燃えてるかー』なんて煽ってましたので
血筋かもしれません。
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お、●村さん、お久しぶり。
「Mr.煽り屋」はプリンスにも引き継がれましたか〜。
やはり火消し*の血は争えませんねー
*注:●村さんのお父上は東京消防庁初代レスキュー隊長です。
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まあ、父は消す方なんですが...