復活、いきなりアクティブ
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最終更新日:2012/05/25
つれづれ日記
久しぶりに熱でくたばってしまった。
熱が出ても食欲がある場合は、そのままだましだまし働いてやりすごす。
汗をかき、睡眠をたっぷりとったこともあり、翌日にはほぼ熱もひき、体が多少だるいくらいに落ち着いた。
土曜日は久しぶりに家の雑用をこなす。
といっても、最近は寝るために家へ帰っているような具合で、汚す人(嫁)は出産準備で実家に帰っているから、掃除は大したことがない。洗濯物とその他をやっつけると、昼過ぎにはすることがなくなった。ゴロゴロしながらWOWOWで映画を3本ほど見ていたら、あっという間に夜がくる。大抵は面白かったが、『ミナミの帝王』だけは30秒も我慢できなかった(汗)。
翌朝、カラッとした青空に気づいて目が覚める。ここのところはっきりしない天気が続いていたから気分も明るくなる。ゴミの片づけと、庭の草むしりを終え、風呂で汗を流しているうちにとうとう思いついてしまった。
「山に登ろう」
バスタオルで体を拭きながら思いついたのが11時。
身支度を調え、12時過ぎには「高尾山口駅」にいた。
高尾山は東京の西部に位置する標高599mの山で、最近はあのミシュランガイドに“三つ星の観光地”として紹介されたことから、自然に親しむ人々に加え、外国人の観光客も多い。もともとは他の山と同じく、修験道の修行地であり、山中には薬王院というお寺や、滝や祠などの行場が点在している。リフトやケーブルカーを使えば、半分くらいはショートカットできる。
高尾山へは、その昔「高尾山のビアガーデンに行こう!」という仲間内の納涼企画で訪れて(飲みに来て?)以来である。もちろんその時は、ケーブルカーを使い、山頂までは行っていない。
今回初めて気がついたが、山頂へ至る登山道は、薬王院へ至る参拝道の1号路から6号路、高尾山の南側の尾根筋を歩く稲荷山ルートまで、たくさんの選択肢がある。
駅前の地図を一見し、山頂までの距離や、道中の史跡等の兼ね合いから6号路を選び、ケーブルカー駅の左側を抜けて登山道に向かった。
5月の北海道や、人のいない地元の南アルプスを歩いている感覚とは全然違う。
山なのに、人で溢れている。
登りも下りも常に視界に人がいる。
その中に、厳かな行場が点在している。
足を止め神妙に祈っている人もいれば、そもそも存在に気づかず通り過ぎる人もいて、まるで商店街にあるお地蔵さんや祠なんかと似ている。人がたくさんいるので、かえって場違いな感じすらするけれど、「ここに誰もいなかったら」と思うと、確かに心細くなるくらいうっそうとした森が続いていた。
歩き始めて30分。
稲荷山コースとの分岐点からちょっとした沢に入る。
5分ほどで登り切り、しばらくいくと、木の階段があった。
これがきつかった。
多分、全体を通してここが一番の難所かも知れない。
とても写真をとる余裕はなく、一気に登る。
山頂付近になると、登山道がケーブルカーからの人々と合流する。ハーハーゼーゼーの登山色が薄れ、ベビーカーの親子やサンダルのカップルとが混在し、にわかに観光地ムードアップ。
歩き始めて1時間で山頂に到着した。広場にポツンと頂上であることを示す方位指示盤付の石柱が立っているけれど、あまり気に留める人もいなくて気の毒だった。
山頂でビールを一本飲んで1号路を下山。
今年の夏は山登りだ…と、あれこれ妄想しながら帰路についた。
道中で咲いていた花。名前はわかりません…。
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AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10_5_3; ja-jp) AppleWebKit/525.18 (KHTML, like Gecko) Version/3.1.1 Safari/525.20
久しぶりです。
私も山に登りたい気持ちはあるんですけど、
なんか、こう、腰が重くて…笑
AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja-JP-mac; rv:1.8.1.14) Gecko/20080404 Firefox/2.0.0.14
いっちょ、この夏は登山してみますか!
っても、いきなり本格的登山はとーぜん無理なので、くだんの高尾山あたりから初めてぼちぼちと。
小学校の修学旅行で高千穂峰に登って以来、ほとんど経験がありませんので、ご指導のほどよろしくお願いいたしまする。
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
え!?奥様まだご出産準備なんですか?早とちりで済みません。クロ・デューサーでしたよ、誤情報下さったのは。でもま、いいですよね。時間の問題ですもんね。パパと呼ばれる日まで。