うたうたい、おおはた雄一さん
公開日:
:
最終更新日:2012/05/25
今日のお仕事
5月のお仕事はなかなかハードだった。
(GW遊んでたしわ寄せが来たともいえる)
沢山原稿を書いたのだが、その中でも「仕事忘れちゃってるモード」になった出会いがいくつかあった。
【写真:ササハラリョウタ】
彼の名前は、おおはた雄一さん。
ギター一本で飄々と、だけどしっかり引き込まれちゃう独特の世界を持ったシンガーソングライター。
私と同時代に生まれ、例にもれずバンドブームでエレキを掻き鳴らしたが、いつの間にか舞台をライブハウスから、茶色の薄明かりにバーボンの似合うライブバーへと移して、泥臭いブルースの世界で、淡々と自然体で歌うスタイルに落ち着いた。
そんな彼のベスト曲を集めた楽譜集がドレミ楽譜出版社より6月に発売される。
しかも、彼を見守ってきた東京都内のライブハウスを、本人がそれぞれまわってマスターと当時について語りあうという、およそ普通のギタースコアではあり得ない“特集企画”が目玉と言うことで、私のところにおはちが回ってきた。
敏腕編集N氏(ややメタボ)曰く
「ほら、バーってお酒出るし、おおはたさんもお酒好きみたいだから良い感じで盛りあげた原稿いけるでしょ」
とのことである。
果たして、2日で池之上、下北沢、八王子、東高円寺のバーを廻った。
どこも個性的で、音楽に熱く、そしてミュージシャンにも熱い。(お客にも熱い)
テープおこしで大爆笑して先に進めないことも多々あり。削るにはもったいない爆笑トークを後ろ髪引かれながら削ったりと、面白いお仕事だった。
おおはたさんは一時期、八王子のライブバーに泊まり込んでいたそうである。
それも音楽の修行ではなく、家が無くて…だ。
紆余曲折あっても音楽を辞めなかった彼は、八王子を離れて数年後、ワーナーからメジャーデビューを果たし、現在に至る。
いっぱい良い曲があるけど、私は『さかな』をオススメしたい。
よかったら聞いてみて下さい。
あ、ギタースコアの方も、よければぜひ・・・。
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