手がもぞもぞ
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
ジュンク堂新宿店で上映会+サイン会。
ここで本を見たり買ったりする以外に自分が何かするというのは
なんとも言えず奇妙な気分になる。
テーブルに腰掛け、ジュンク堂の店員さん(エンタメノンフ棚を作っているエライ人)に
サインするのも、立場が逆転してひじょうに変な感じだ。
サインといえば、困ったことがあり、私は他人のサインに全く興味がない。
どんなにファン心理を抱いている人(松井秀喜とか故ジャイアント馬場とか)でも別にサインなんかほしくない。
ましてや、私のサインなんか本当に欲しいんだろうか、迷惑なんじゃないかと
気後れしてしまうのだ。
別にサインすること自体は全然面倒ではないし、
頼まれると嬉しいのだが。
ていうかサイン会だし。
さらに困るのは握手。
手を差し出されたら喜んで握手するが、そうでない人はどうしたらよいのか。
相手が遠慮しているだけならこちらから握手を求めるけど、
「別に手なんか握りたくないよ」と思っているのかもしれず
だとすれば、迷惑でしかない。
その辺の判断がつかず、サインを書き終わると毎回右手がもぞもぞしてしまった。
関連記事
-
-
エンタメ・ドキュメンタリー
フジTVの『フジテレビ批評』という番組に出演した。 テーマは「エンタメ・ノンフとエンタメ・ドキュメン
-
-
目指すはドリトル先生
読者の方からご指摘があったが、今回の『メモリークエスト』のカバーは 「ドリトル先生」をイメージした
-
-
話題には気をつけたい
上智大学の講義8回目、ゲストは作家兼料理人の黒田信一氏。 「ラオスでカフェをやったら大変だった」とい
-
-
ナイロビのカリフォルニアにて
結局、ナイロビ市内は昼前なら歩いても、気をつけさえすれば、 問題ないとわかった。 酒もちゃんと飲んで
-
-
「占い」と「UFO」収録
雪の東京へ出て大阪のスタジオ収録へ。 箱根を越えたら雪などまったく降ってないのでちょっと驚く。 今回


