昔の愛読書
公開日:
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
今から30年以上も昔、私が小学生になったかならないかの頃、
トラゴロウというトラの出てくる物語を愛読していた。
だが覚えているのは「裏の竹やぶにトラがいた。名前はトラのトラゴロウといった」という
書き出しのみ。
長らく「あれはなんという本だったんだろう」と思っていたが、
先日、たまたまネットで別の本を探しているときに偶然発見した。
小沢正・作 井上洋介・絵『目をさませトラゴロウ』(理論社)
どうも児童書の世界では有名なロングセラーらしい。
取り寄せて読んでみたら、なんだかヘンテコな話だった。
でも、ユーモラスであるが甘ったるくなく(トラはちゃんと他に出てくる動物や人間を食べる)、私好みであるのはたしか。
読書の好みというのはあまり変わらないものらしい。
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