10月のお仕事〜ボカロのギタースコア
公開日:
:
今日のお仕事
今日で10月も最終日。2012年も残すところ2か月となりました。
最近のお仕事が形になりましたので、ご紹介です。
まずは、選曲や企画などを編集協力したボカロのギタースコア
『ボカロ ネ申曲を集めてみた。』(ドレミ楽譜出版社)144ページ 2100円
1.からくりピエロ(40mP feat.初音ミク)
2.トリノコシティ(40mP feat.初音ミク)
3.シリョクケンサ(40mP feat.GUMI)
4.キリトリセン(40mP feat.GUMI)
5.セツナトリップ(Last Note feat.GUMI)
6.恋愛勇者(Last Note feat.GUMI)
7.カゲロウデイズ(じん(自然の敵P) feat.初音ミク)
8.千本桜(黒うさP feat.初音ミク)
9.アイロニ(すこっぷ feat.初音ミク)
10.アストロノーツ(ほわほわP feat.初音ミク)
11.炉心融解(iroha feat.鏡音リン)
12.天ノ弱(164 feat.GUMI)
13.ロミオとシンデレラ(doriko feat.初音ミク)
14.ローリンガール(wowaka feat.初音ミク)
15.マトリョシカ(ハチ feat.初音ミク・GUMI)
16.東京テディベア(Neru feat.鏡音リン)
17.ココロ(トラボルタ feat.鏡音リン)
18.会いたい(Dios/シグナルP feat.GUMI)
20.パラジクロロベンゼン(オワタP feat.鏡音リン)
21.桜ノ雨(halyosy feat.初音ミク)
ここ最近のボカロの名曲を、ギター1本で弾き語りができるよう
アレンジされたギタースコア。
3段譜でタブや、コードのダイアグラムが書いてあるので、
ギターをはじめて間もない人でもバッチリ弾けると思います。
ボカロの楽曲は、たいていはP(いわゆる作曲者)が
ひとりで曲を作っている場合が多いのですが、
歌謡曲が編曲者にアレンジを依頼したり、
バンドでメンバーが曲のアレンジを練り込んでいくスタイルとは異なり
アレンジそのものもひとりで行っています。
そのため、楽曲アレンジの傾向として
そのPの得意な(弾ける)楽器が、そのままアレンジの楽器編成に反映されがちです。
キーボードの得意なPは、バッキングにピアノを使ったり、
一見(一聴?)ロックっぽいギターのフレーズもシンセで弾いていたり。
一方のギターの方が得意なPは、キーボードでシンセの打ち込みはするものの
ここぞ!という美味しいすき間には、リードギターやアコギのリフをふんだんに入れ込む!
といった具合ですね。
ところが中には、たくさんの楽曲を書き上げながら
毎回多彩なアレンジワークを見せるマルチなPもいて、
ネットの懐の深さを痛感させられた企画でした。
ボカロ曲を聴いたことのない人は、まずは先入観をとっぱらって
この辺から聴いてみるとぐっときます。
PR
関連記事
-
-
一見、回り道のような経験も無駄にはならない(後編)
その布石は、まだ私が普通のサラリーマンをしていた、日本盛時代にあった。 メーカー、卸、小売には、酒
-
-
設定とこだわりの絶妙なさじ加減。「戦車に夢中です!」を編集して思う、ガルパンとWoTのすごさ
去年の年末から取りかかっていた企画が、7月の中旬、形になりました。 戦車に夢中です!ガールズ
-
-
最近の仕事、なまこ石けん?
有明の国際展示場へギフトショーを見に行く。 ギフトショーは世界中のギフト商材が集まる大展示会だ。 巨
-
-
ずっと作りたかった本
将来、何になるのかなんてちっとも考えてなかった中学生の頃、楽しみは部活動で吹いていたトランペットだ
-
-
フォークギターの神様、石川鷹彦さんのコンプリート本『石川鷹彦 WORKS Ⅱ』が2013年夏に発売されます。
昨日は「石川鷹彦 WORKS Ⅱ」の編集会議でした。 石川鷹彦さんといえば、日本のフォーク界の
-
-
DVDとセットで楽しめる。ユーキャン「日本の世界遺産」鑑賞ガイドの改訂版を編集しました。
日本に世界遺産はいくつあるでしょう? 正解はこちら。 【日本の世界遺産】 ●文化遺産 1
-
-
BONIA ニュー・コレクション・ラン・ウェイ
事前情報が殆ど無いまま、カメラ機材だけ持ってプレス会場にいったらびっくり。 ゲストの一人にケリー
-
-
ショパンテキスト発売!
4月から取材をし、今月頭に責了したショパンのテキストが今日発売になった。 タイトルは「仲道郁代の
-
-
祝!平成20年度 文化庁芸術祭、大賞受賞!
弊社が企画、構成を担当し、10月23日に王子ホールで行われた「酒井松道尺八リサイタルー尺八の系譜ー
Comment
初音ミクについては噂では聞いていたけどこんなことになってるとは思っていませんでした。
思いのほかしっかりしたスタンスで音楽を作ってるんですね。
びっくりしました、
渡が関わってたこともびっくり(^O^)
今後の活躍楽しみにしています。
合歓葉口さん、ありがとうございます。
初音ミクはじめボカロ楽曲はもちろん玉石混淆なんですけれど、プロ顔負けというか、最近のヒット曲よりすばらしい楽曲がたくさんあるのも事実です。
ネットを中心に局所的に火の付いていたボカロですが、まずレコード会社が商材として手をつけ、最近はテレビ局のジングルにも使われたりしています。
あとは、有名なところだと、GoogleのCMで使われた『Tell Your World』なんかもあります。
http://youtu.be/MGt25mv4-2Q