5月18日(土)浅草で浪曲のイベントに出演します(私は歌いません)。
縁がありまして、来月、浪曲のイベントに出演することになりました。
(え?何で浪曲と思われた方、浪曲ご存じですね(笑)、当日お待ちしておりますm(__)m)
一般的には浪曲というより、浪花節(なにわぶし)といったほうがとおりがよいかもしれません。
このイベント、浪曲界の大御所お三方(前と新の浪曲協会会長がそろいぶみ!)と、今後の浪曲会を背負って立つ若手浪曲師が口演します。
私はその口演に先だって行われる「浪曲シンポジウム」に、音楽プロデューサーの山田直毅さんと一緒にコメンテーターとして登場します。
といっても、私は浪曲の専門家ではないので、音楽雑誌編集者としての俯瞰の視点で浪曲を見つめ、その後の浪曲師のみなさんの芸を楽しめるように、お話ができればと思っています(責任重い……)。
山田直樹さんは、一五一会スコアマガジンの取材でさんざんお世話になったほか、山野楽器で一五一会イベントが行われた際、ステージで一緒にトークをする機会がありました。
冷や汗をかきすぎて、どんなことを喋ったのか、すでに忘却の彼方ですが、その時の記憶が山田さんに残っていて(汗)今回のイベント出演となりました。
浪曲については、邦楽ジャーナル誌のCDレビューにて、大名跡二代目廣沢虎造の復刻アルバムについて書いたことがあり、その時調べた情報や、ビルマ研究の第一人者、D先生から頂いた浪曲のSP盤が役に立ちそうです。
この浪曲、今でこそ、マイナーな存在になっていますが、1950年代に行われたNHKラジオの全国調査では、「浪花節」という番組の聴取率が1951年から54年まで50%越え、1955〜56年でも40%台と、日本の国民のほぼ半分が浪曲を聴いていたというほど、強烈な人気を誇っていました。
かつて日本中を熱狂につつんだ浪曲の魅力、それをどうしたら次の世代に伝え、共感を持ってもらうことができるのか。
そして、秀でた芸を今に伝える名人たちの聴きどころや、浪曲のおもしろさのポイントなども、うまくかみ砕くことができればと思っています。
THE浪曲
浪曲を『知る』『観る』『楽しむ』
アミューズミュージアム初の浪曲イベント
出演
◇浪曲シンポジウム
小林渡(音楽・雑誌編集者)
山田直毅(音楽プロデューサー・作曲・編曲家)
◇若手の短編浪曲
玉川大福(たまがわだいふく)
澤雪絵(さわゆきえ)
東家一太郎(あずまやいちたろう)
◇至芸の世界
富士路子(ふじみちこ)
東家浦太郎(あずまやうらたろう)
澤孝子(さわたかこ)
曲師
伊丹秀敏(いたみひでとし)
玉川みね子(たまがわみねこ)
佐藤喜美江(さとうきみえ)
大久保美(おおくぼみつ)
THE浪曲
日時:2013年5月18日(土)
開場:13時30分 開演:14時
会場:アミューズミュージアム6階 織り姫の間
(浅草駅から徒歩5分)【地図】
料金:予約2500円/当日3000円(1ドリンク付き)
予約:アミューズミュージアム 03−5806−1181(10時〜18時)
お問い合わせフォームはこちら
電話でのお問い合わせは
株式会社SAZAE 03−6687−2562(10時〜18時)
PR
関連記事
-
-
「ニセコ〜峰延」180km。踏破の記録
道中タオルを巻いていたため、おでこの真ん中に日焼けのラインがついてしまった小林です。(歩き旅の道中、
-
-
文体について考える〜あなたは「ですます調」「だである調」どちらが書きやすいですか?〜
今日はブログの文体について少し考えてみます。 文体とは、文章のスタイルのことです。書き手によってい
-
-
明日、SayNo都大会
昨日、やっと趣味悠々が下版した。 入校日になって、ほぼ全ページ修正が入るなど、いろいろハプニング
-
-
Googleにみる、結局会社の問題って「コミュニケーション」なんだな…という話。
今日のGunosy(グノシー)の中に、とても興味深い記事がありました。 ※ Gunosyは、Twi
-
-
赤ペンをいただきました!!
先日迎えた創業9周年は、「編集ブースで赤ペンを使い切る」ということ以外はトピックに乏しいメモリアルデ
-
-
第一線で活躍する人たちの「大いなる法則」みたいなものはないのか?〜過去の取材から考える
Google Analyticsのアクセス解析によると、ここ数日アクセスの伸びているものに、第一線で
-
-
自分は今、人生の折り返し地点にいるのかもしれない。
今年に入って、お世話になった人が次々鬼籍へと入られていく。いずれも、子どもの頃から、または、大学時
-
-
冬ソナ終わりました…(T.T)
「冬のソナタ」 つっこみ入れつつ結局、最後まで見てしまった。 しかし、最終話ユジンのあのズラ(ヴ