インタビューされる方は楽だ
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
「イングリッシュ・ジャーナル」誌のインタビューを受ける。
以前、私はこの雑誌で仕事をしていたことがある。
世界を股にかけて活躍する人たちにインタビューする「挑戦者たち」というコーナーだ。
ここで私は各界の第一人者に話を聞いて記事を書いていた。
演劇の平田オリザ、鴻上尚史、海洋冒険家の白石鉱次郎、和太鼓奏者の林英哲、
登山家の田部井淳子、ノンフィクション作家の野村進、
ラジオ・パーソナリティのジョン・カビラ、DJ・ミュージシャンのDJ KAORI、
シンガーソングライターの友部正人、有給休暇を4年取って自転車世界一周をした坂本達…。
一流の人は話もやはりちがう。ずいぶんと勉強になった。
ほとんどの人がびっくりするほど腰が低く、丁寧で気遣いのある人だったのも印象的だ。
(一人だけ高飛車な人がいたけど)
その雑誌でインタビューを受けることになり感慨深い。
でも何よりいいのはインタビューのあとで原稿を書かないでいいことだ。
インタビューされるだけというのはほんとに楽だ。
まあ、帰って別の原稿を書かねばならないのだけど。
関連記事
-
-
ずいぶん前の話だけど
ずいぶん前の話だけど、早大探検部の先輩・西木正明の『流木』(徳間文庫)という本の「解説」を頼まれて、
-
-
「ゴールデン・トライアングル秘史」
トウ賢著(トウはトウ小平のトウ)「ゴールデン・トライアングル秘史(以下GT秘史)」(NHK出版)と
-
-
友だちは反政府ゲリラだけ…
チェンマイにいる。 4年ぶりだが、驚くほど街が変わった。 見知っている建物がない。 だから自分がどこ
-
-
さらば「増刷童貞」!?
自慢ではないが、私は「増刷童貞」だ。 これまで書いた本は8冊。さらに、文庫化された本が3冊。さら
-
-
おすすめ文庫王国2010
この前のエンタメノンフ忘年会で杉江さんに「おすすめ文庫王国2010」をいただいたので それを読んで
- PREV :
- ツチノコ・ロケ
- NEXT :
- ツチノコ目撃者によるスケッチ