見上げてごらん
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
前に「イスラム飲酒紀行 イラン篇」はSPA!3月24日発売号に掲載と書いたが、
どうも間違いだったらしい。
というのも、昨日の時点でまだ校正をやっているからだ。
たぶん、来週の火曜日31日だと思う。
フランスに亡命したルワンダ人の友人カレラより、
奥さんと娘の写真がとどいた。
カレラは5年前にフランスに来ていたが、
なかなか難民申請が認められず、家族とも会えないでいた。
それがこのたび、やっと難民として認定され、
家族も呼び寄せることに成功。
5年ぶりに再会となった。
娘のピースは、私が現地で会ったときは、小学3年生かそこらで、
私の胸くらいの背丈しかない、ちっちゃい子供だったが、
今では180センチ近くあるという。
しかも、美人になった。
こんどの九月から、トゥーロゥーズ大学に入学、
化学か薬学を学ぶという。
次に会うときは、いろいろな意味で
見上げねばなるまい。
(写真:右がピース、左はカレラ夫人)
関連記事
-
-
まるでカフカの「審判」
「オシムの言葉」(集英社文庫)などユーゴ・サッカー三部作で知られる木村元彦氏から 「争うは本意
-
-
逃亡先としての「辺境」
知人に勧められて、乃南アサの『涙』(新潮文庫)を読んだ。 1964年、東京オリンピックの最中に殺人
-
-
ロゼをちびちびやりながら砂漠を行く
ごぶさたしております。 20日に東京を発ち、今度はなぜか北アフリカのチュニジアをうろうろしている。
-
-
大野更紗ができるまで
火曜日、『困ってるひと』が発売されて初めて大野更紗さん宅を訪れた。 思えば、彼女から「何か書きたい
-
-
ペルシア猫を誰も知らない
イランのクルド人監督バフマン・ゴバディの『ペルシア猫を誰も知らない』を渋谷ユーロスペースで見た。
-
-
人間失格+坊ちゃん=三畳記
「SPA!」のインタビュー記事「エッジな人々」が掲載される。 「見ましたよ、エッチな人々!」と何人か
-
-
おっぱいとトラクター
家に本があふれ出し、また本棚を買うか、古い本を処分するか、 あるいは「居間に本を置いてはダメか」と
- PREV :
- あの素晴らしい旅行記をもう一度
- NEXT :
- 奇談