白骨になっても大丈夫
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
先日山形に行ったとき、山形大法医学教室の梅津和夫先生にDNAの検査をしてもらった。
口の中に綿棒を突っ込み、頬の内側の肉をちょっとなでるだけでサンプリング終了。
その結果が出たと報告が来た。
それによると、ミトコンドリアのタイプはD5。
日本には5%だけだがアジアにはよくあるタイプだというから弥生系かもしれないという。
いっぽうY染色体のほうは日本に10%程度いるCというタイプで、
モンゴルに多いがなぜか縄文系と呼ばれているとか。
結局、弥生系か縄文系かわからなかった。
でも、ついでに常染色体も調べてもらい、これは警察でも利用しているので、
「これで白骨になっても身元確認できるので大丈夫です」と書かれていた。
そうか、大丈夫なのか。
これで安心して行方不明になれる。
梅津先生、ありがとうございました。
関連記事
-
-
本当の本物は深海で弾ける
いろんなことがありすぎて、ブログを書く暇がない。 ここ数日の出来事を簡単に羅列してみましょう。
-
-
最終的にはパッション
宮田部長の『だいたい四国八十八カ所』(本の雑誌社)が重版になったそうだ。 このすさまじい出版不況下
-
-
仕事を減らして納豆探究?
慢性的な多忙状態が続いていて、すっかりごぶさたしてしまった。 なにしろ2年ぶりに出た自分の新刊
-
-
大野更紗ができるまで
火曜日、『困ってるひと』が発売されて初めて大野更紗さん宅を訪れた。 思えば、彼女から「何か書きたい
-
-
「出張上映会」依頼第1号
無料出張上映会だが、早くも依頼第1号が来た。 早稲田大学の社会人学生という人。 大学の学生会館を利用