野宿の話はつづく
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
「高野さん、この前うちの近くで野宿してたでしょ?」と水泳のY先生にレッスンのあとで言われて驚いた。
生まれ育ったのも今住んでいるのもずっと中井で、伊野尾書店のすぐそばなんだという。
もっと驚いたのは「前は、あの本屋さんの脇で野宿してる人がたくさんいたんですよ」とY先生がいったこと。
伊野尾書店の脇はガードになっていて、その下がホームレスのねぐらになっていたらしい。
要するに、あそこは「由緒ある野宿スポット」だったわけだ。
ちなみにY先生は「店長さんらしき人はお店で見たことがないですね」と首をひねっていた。
伊野尾さん、ふだんは店にいないのか。
たぶんプロレスを見に行っているか、またわけのわからないイベントの企画で
出かけているにちがいない。
関連記事
-
-
インドの怪魚ウモッカを探せ!
自分のなかではずっと前から決定していすぎてブログに書くのを忘れていた。 今年の12月中旬から来年の
-
-
2010年小説ベストテン
恒例(だったっけ?)の年間枚ベストテンを発表したい。 私が今年読んだ本だから、出版年はバラバラだ。
-
-
『メモリークエスト』やっと発売
見本ができてからあまりに長い時間がたったので すっかり実感を失ってしまっていたが、 今日(10日)
-
-
もう一つのキンシャサの奇跡
映画「ベンダ・ビリリ もう一つのキンシャサの奇跡」を渋谷のイメージフォーラムで見た。 もう一つのキ
-
-
2014年のベスト本はもう決まった!!
昨年、あれだけ「小説がダメだった」とぼやいていたのが天に聞こえたのだろうか。 今年最初に読
-
-
私にとって最大最後の秘境はアメリカ
webマガジン幻冬舎で依頼募集中の「メモリークエスト2」更新。 新たな依頼になぜか自分のアメリカ音痴
-
-
ここ数年最大の問題作か?
キャサリン・ブーの『いつまでも美しく インド・ムンバイのスラムに生きる人々』(早川書房)を読
- PREV :
- 漂流するトルコ
- NEXT :
- 加点法の偉大なる記録