月刊日本語
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
昨日あたり発売になった「月刊日本語」の巻頭インタビューに私が登場させてもらっているが、
それとは別に同誌で連載エッセイを開始することになった。
タイトルは「外国語に泣き、日本語に笑う」。
20年以上に及ぶ海外でのコトバ体験を言語学者などどは全くちがった視線からエッセイで書くつもりだ。
読者のみなさんも、「私は外国語でこんな勘違いをして恥かいた」とか「コトバが通じなくてこんな困ったことになった」というものがあれば、どんどんこのブログを通して教えてくださいね。
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Comment
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英語がほとんどダメな友人、
一ヶ月ほどのイギリス旅行から帰国しました。
彼女いわく、入国審査で止められ、なかなか入国できなかった。
「どうも係官が、ハサミを持ってるか、って聞いてくるようなので、
イエスと答えた。そしたら、どれくらいの?と聞かれたので、
『これくらいの』と指でサイズを示した。
そのやりとりを何回もさせられた」と。
そりゃ、シザーじゃなくてビザだろ。w
イミグレの人、幅10cmの査証で通してやれよ。
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ありがとうございます!
笑いました。
ご友人はかなりのオトボケさんですねー。
会話がつづくのもおかしい。
入国できたのなら何よりです。
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中国語(北京官話)は発音が難しい。
発音に4つの音勢があるので、間違えると先方に誤解を引き起こす。
たとえば、 我問你( I ASK YOU ) 我吻你( I KISS YOU )
同じ発音 WO WEN NI なので、女性に使う時は気をつけませう。
広東語でもきわどい表現なる語例がありますが、これは改めて・・・。
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以前、こんなことがありました。
タイ語を勉強中の西洋人。
一所懸命タイ人に話しかけても声調がメチャクチャなので全く通じない。
しかし、それを隣で聞いていた、同じくタイ語をかじってる程度の私にはほぼ100%彼の言ってることが理解できました。
声調のない母語を持つ人間同士ならではの珍現象かもしれません。
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ありますね、非母語話者同士は妙によく通じるということが。
面白い現象だと思います。
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これは、言語というより文化宗教の違いの話ですが。
以前、アメリカで英語教室に行ってました。
生徒は世界中から集まった子女。
その日の授業はアメリカの祝日についての話題でした。
突然隣のサウジアラビアから来た生徒が、小声で私に聞いてきました。
「この St.Valentine’s day(バレンタインデー)のSt.って?
そのストリートはどこにあるの?」
そのストリートはチョコレート工場に続くと答えました(ウソ)
敬虔なイスラム教徒の彼は今どこで何してるでしょうね。
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お話するのも恥ずかしい話ですが…
初めての英語圏への旅行(オーストラリア)のことでした。
飛行機で機内食の時間になり、金髪の客室乗務員さんが近寄ってきて「○×△・・・」
全く聞き取れませんでしたが、こういうときは大体「チキン OR ビーフ?」とマンガやテレビで見たことを思い出し、
自信を持って答えました。「チキン!」と。
すると客室乗務員さんはびっくりした顔で「チキン?NO!!」
よくよ現物を見て確認してみれば、魚とお弁当…。
「フィッシュ OR OBENTO」・・・半分日本語だったのね・・・。
非常に恥ずかしかったです。
「チキン?NO!」の時のあの客室乗務員のお姉さんのオーバーリアクション・・・。
中学から学校で英語を勉強したはずなのに、このありさま。
外国の人と話すと思うだけで、妙に緊張してしまうのが原因でしょうか…。
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まったく言葉と関係ないけど、機内食の「チキンか、フィッシュか」という質問は
いつも納得がいかない。
だって、料理法が全然わからないから。
最近エミレーツによく乗るんだけど、日本発もしくは日本着の便は
和食が出て、ひじょうにまずい。
魚は特に頼んではいけない。
べったべたに甘いやつが出てくる。
魚好きの森清は、毎回「フィッシュ!」と元気よく頼み、あとでげっそりしている。
エミレーツは日本を離れると劇的に飯がうまくなる。
インドカレーなんか感動的。
…って、何の話だろうか。
酔っ払っているのですみません。
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はじめまして アジケトさんの友人マレーシアのマーボー大西です
ちょうどそんな記事を書いたところでした
http://blogs.yahoo.co.jp/fromkl
ミャンマー語辞典はロンリープラネット社以外はマレーシアの紀伊国屋には売っていませんでした
それもネタ済みでお名前お借りしていました申し訳ありません
http://blogs.yahoo.co.jp/fromkl/60561556.html
アジケトさんにもよろしくお伝えください
タタ
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テレビで見たのですが日本発の航空会社はどこでも、空港近くの機内食業者(1社しかなかったような)を使っているらしいですね
いかにも「レンジでチン」フードという感じで、どれもこれもあまりおいしそうではなかったです
って関係ない話ですみません(ペコペコ
外国に行った時の話ではないですが、海外小説での日本人の名前が、変なのが多いのが気になります
ダン・ブラウン(「ダヴィンチコード」の)の小説で「エンセイ・タンカド」という名前が出てきた時は「どういう漢字あてるんじゃい!」と思いました
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はじめての海外がロンドン・ホームステイでしたが、yesとnoでけっこうさとまどいました。
ホームステイの家に着いたとき、長旅の疲れを流したいと思い、頭の中で用意していた言葉で……
Would you mind if I took a shower?
いま思えば気取った言い方をしたもんです。その答えが、
No〜、No〜
ひ、ひどい!いじわるだ。と思ったそのとき、
No〜、It’s good idea.
……ん? いいの?
初めて生きた英語に触れた瞬間の記憶です。
その次の日の朝。コーヒーを入れてくれたテーブルで。
Sugar?(ホストマザー。砂糖入れる?)
No…(私。いいえ、いりません)
No sugar.(ホストマザー。あなたは砂糖入れないのね)
Yes…(私。はい)
??? Sugar?(ホストマザー。え!? 入れるの?)
日本語と違って、場合とか流れによってYesがNoになったり、その逆も。わかりますかねぇ、このニュアンス。
もしくは、ヨーロッパに慣れている人なら当たり前なのかもしれませんが、What time is it ? ではなくて、Have you got a time please?と道ばたで聞かれたり、Do you have a pen? をHave you got a pen? と公衆電話の中から聞かれたのも印象深い思い出です。
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英語やフランス語、スペイン語はYESとNOがめんどくさいですよね。
アジア、アフリカの人はけっこう日本人と同じように使っているので、
どっちに合わせていいかわからないときがたしかにある。
Have you got a time?というのは一度も聞いたことがありません。
英語圏にまったく行ったことがないせいでしょうね。
非英語圏の英語(つまり国際英語)にはない表現です。