エンタメ・ドキュメンタリー
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
フジTVの『フジテレビ批評』という番組に出演した。
テーマは「エンタメ・ノンフとエンタメ・ドキュメンタリー」
エンタメノンフの意味は意義を話して、次にはテレビのドキュメンタリーでも
それが可能なのではないかってことを話した。
テレビはバラエティ番組では徹底的にふざけて、ドキュメンタリーだと徹底的にシリアスになるという二極分化が進んでいる。
そうじゃなくて、もっとディレクターが自分の色を出す、楽しめるドキュメンタリーがあったらいいんじゃないか…。
そんな偉そうなことをテレビで話してしまった。
それもこれも、この番組、毎週土曜日の朝5:30から放映、
つまり誰も見る人がいないだろうと安心して出たのだ。
昨日(5日)収録し、今朝放映したが、今のところ、
見たという人は全国で三人しか確認されていない。
ちなみに、昨日は私のあとに次週放映分が収録され、呼ばれていたのは
シリアス・ノンフの大家、佐野眞一先生。
バッティングしないように、素早く逃げた…。
関連記事
-
-
魅惑のロシアン・クリスマス
先週末はロシアン・クリスマスを堪能した。 ロシア正教はグレゴリウス暦でなく、もっと古いユリウス暦を使
-
-
失われた聖書男を求めて
A.J.ジェイコブズの『聖書男 現代NYで-「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記』(阪急コミュ
-
-
パリジャンは味オンチ
最近フランス料理店の取材をしていたので、ミツコ・ザハー『パリジャンは味オンチ』(小学館101新書)
-
-
中島京子さんとの対談@web集英社文庫
四国での講演会ツアーから戻る。 web集英社文庫で中島京子さんとの対談がアップされていた。 http
-
-
国籍はスットコランド
同志・宮田珠己の新刊『スットコランド日記』(本の雑誌)が届いた。 表紙写真は宮田さん本人が撮ったス
-
-
ヒンディー語と春風亭昇太
トルコの怪獣取材もいいが、忘れちゃいけないインド・ウモッカ探索行。 そう、凝りもせず今年の11月末か
-
-
私の名は「ヒダヤットゥラー高野」
昨日のカロメに続き、連日のサプライズである。 数日前、在日外国人関係の取材で、在日パキスタン協会の
- PREV :
- 小島よしおとマッスル板井
- NEXT :
- 高野本、韓国進出第2弾



Comment
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
こんばんは。はじめまして。にわかファンです。『ワセダ三畳青春期』を読んで、最近高野さんの本ばかり読み漁り、『西南シルクロード』を読むと当分出ないので、どうしよう!と、焦ります。これは、週末金沢に行くのに取ってあるのです。おいしいお菓子みたいに、早く食べたいけど食べ終わりたくない、そしてまたすぐ食べたいと、思ってしまうのです。
『怪魚ウモッカ格闘記』も、とてつもなかった!
結局「行けなかった」ことで一冊書き下ろしてる人って、私は知らなかったので、びっくりしながらも感動してしまいました。高野さんの書くものは、内容ももちろんですが、文章自体がすごく魅力的!
「男子って、馬鹿だよねー」と言いながら、本当はどうしようもなく憧れてしまう。
いいなあ。賢い人が真剣に馬鹿なことをしているのが、たまらなくかっこよくて、モテそうで憎たらしい!わけもなく嫉妬。
高野さんがインドに行けるといいな。