携帯電話が故障中&ここ数年でベストのサッカー本
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高野秀行の【非】日常模様
携帯電話が帰国直後に突然壊れてしまった。
いつもなら慌てて修理に走るところだが、これまで2ヶ月、日本の誰とも電話をしてなかったので
特に差し迫った必要を感じない。
もちろん、実際のところは、周りの人が不便にちがいないから早く修理しなければいけないのだけど、
他にもやることが山積していて、吉祥寺まで出かけて長々とドコモショップで待たされる余裕がない。
なので、しばらくの間、御用の方はこれまでのようにメールでお願いします。
☆ ☆ ☆
帰国したら届いていた本、第2弾。
杉江由次『サッカーデイズ』(白水社)。
あの『オシムの言葉』の木村元彦さんがこの本に感涙し、「ここ数年で読んだサッカー本のベスト」とか
「(ドイツの著名な児童文学者で『エミールと探偵たち』の著者である)ケストナーを彷彿させる」などと激賞しているという。
木村さんが実はここ数年、サッカー本を他に全然読んでいないとか、児童文学もここ30年くらい読んでないという可能性もあるが、あれだけの書き手にして読み手がそう言うのだから
気になる。
私はウェブで半分くらい読んでいるが、あらためて最初から読んでみようと思う。
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