2014年のベスト本はもう決まった!!
公開日:
:
最終更新日:2014/01/10
高野秀行の【非】日常模様
昨年、あれだけ「小説がダメだった」とぼやいていたのが天に聞こえたのだろうか。
今年最初に読んだのは、元旦の大掃除でガレキの山の中から発見された万城目学『とっぴんぱらりの風太郎』(文藝春秋)。746ページという非常識な大長編ながら、つい引きずられるように読んでしまった。
今日はまだ締切の原稿と格闘している最中なので詳しく書けないが、
これは大傑作だ。
私が万城目学を初めて読んだとか、この本が去年の発売だとか、今更な恥ずかしい話であるが、
そういうことはどうでもいい。
本書が2014年私が読んだ本ベストワンに間違いない。
もう今年が終わってしまったような気分になっている。
関連記事
-
-
山口晃「親鸞」書籍化を熱望!
『ヘンな日本美術史』(祥伝社)を読んで以来、山口晃に嵌ってしまったとブログやツイッターに書いたと
-
-
『神に頼って走れ!』カバー案できる
今年1月から3月にかけて行った自転車お遍路旅日記『神に頼って走れ!』が 集英社文庫から来年3月に発売
-
-
おすすめ文庫王国2010
この前のエンタメノンフ忘年会で杉江さんに「おすすめ文庫王国2010」をいただいたので それを読んで
-
-
善し悪しはわからないけれど。
先週の日曜日、コソボより帰国した。 今回の旅はひじょうに忙しかった。 移動につぐ移動、その合
-
-
小説にいちばん近いルポ
日本に移り住んだ外国人の食生活を追った『移民の宴』。「おとなの週末」で連載したものを大幅に加筆修正
-
-
『ワセダ1.5坪青春記』、出版間近?!
『ワセダ三畳青春記』の韓国語版カバーなるものが集英社から送られ、驚く。 マジで出版する気らしい。
-
-
日本の中世人と現代ソマリ人の共通点と相違点
『謎の独立国家ソマリランド』の感想を述べたツイートに、清水克行『喧嘩両成敗の誕生』(講談社選書メチエ
- PREV :
- 今年はこんな本がほしい
- NEXT :
- 究極の野菜はフグ野菜