*

2014年のベスト本はもう決まった!!

公開日: : 最終更新日:2014/01/10 高野秀行の【非】日常模様

2014.01.08makime
昨年、あれだけ「小説がダメだった」とぼやいていたのが天に聞こえたのだろうか。

今年最初に読んだのは、元旦の大掃除でガレキの山の中から発見された万城目学『とっぴんぱらりの風太郎』(文藝春秋)。746ページという非常識な大長編ながら、つい引きずられるように読んでしまった。

今日はまだ締切の原稿と格闘している最中なので詳しく書けないが、
これは大傑作だ。
私が万城目学を初めて読んだとか、この本が去年の発売だとか、今更な恥ずかしい話であるが、
そういうことはどうでもいい。

本書が2014年私が読んだ本ベストワンに間違いない。
もう今年が終わってしまったような気分になっている。

関連記事

no image

アラブ音楽の決定版CD

仕事場である辺境ドトールでバイトしている女の子が念願の音大に合格したというので、 お祝いに「ベリー

記事を読む

no image

だから「吸うな」「飲むな」

 金曜日、アメリカで日本の小説やノンフィクションを翻訳出版しているバーティカルという出版社に売り込

記事を読む

no image

私の名は紅

前から気になっていたケン・フォレットの世界的ベストセラー『大聖堂』を読み始めたのだが、 物語はとく

記事を読む

no image

朝までカラオケ

4年ぶりに会った後輩と下北沢で飲んでいたら 後輩の終電がなくなり、 朝までカラオケボックス。 カラオ

記事を読む

no image

女帝の出版記念パーティ

滅多に人の出版記念パーティには行かない(呼ばれないともいえる)のだが、 土曜日は特別。 「日本ビル

記事を読む

no image

本格エンタメノンフの傑作

平松剛『磯崎新の「都庁」』を読了。 著者については恥ずかしながら全く知らなかったが、2001年に同

記事を読む

no image

平山夢明、幻の助言

なぜかよくわからないのだが、『世界屠畜紀行』の内澤旬子さんとホラー作家(なのか?)の平山夢明さんと飲

記事を読む

no image

IT2013年問題

私の新しい趣味について、いろいろな提案をいただき、ありがとうございます。 特にいくつかはひじょうに

記事を読む

no image

明日、いや今日出発。

もう深夜2時。 まだ何も準備していないが、 明日というか今日の朝5:20に家を出なければならない。

記事を読む

ドンガラさん、15年ぶりの緊急来日

私がかつて翻訳したコンゴ文学の名作『世界が生まれた朝に』(小学館、絶版)。 その著者であるエマ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年8月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
PAGE TOP ↑