本日発売。自分にとっては世にも奇妙な本
公開日:
:
高野秀行の【非】日常模様

『世にも奇妙なマラソン大会』(集英社文庫)、本日発売です。
私はたいていすごく苦しんで原稿を書いている。
原稿用紙2,3枚(1000字前後)のエッセイですらそうだ。
ところがごく稀にすらすら書ける原稿があり、それが『ミャンマーの柳生一族』と
この『世にも奇妙なマラソン大会』に収められた各中編だ。
『世にも~』に書いた話は、どれもひじょうに書きやすい題材だったうえ、
枚数をまったく気にしないで好きなように書けた。
なので、どれも一筆書きのように伸びやかである。
一篇だけでなく、全てがそうであるというのがさらに珍しい。
私にとっては世にも奇妙な本なのであったが、今読み返しても、
ゆったりと楽しんで書いているムードが伝わってくる。
おそらくあと数年はこんな原稿は書けないと思うので、
ご興味がおありの方はご覧下さい。
関連記事
-
-
エンタメノンフ的野球論
野村克也『あぁ、監督』(角川Oneテーマ21) 近年、二度目のブームを迎えている野村監督が ボヤ
-
-
笑えてスカッとするフランス映画
軍事産業を皮肉った面白いコメディをやっているというので、 下高井戸シネマに見に行った。 タイトルが
-
-
風呂と泥酔でリフレッシュを!
ヤマザキマリの傑作風呂漫画『テルマエ・ロマエ3』(ビームコミックス)を読んだ。 第1巻には爆笑し、
-
-
内側から見た「やくざ」
最近イースト・プレスの本が面白い。 まあ、知り合いの編集者が増えて新刊を送ってきてくれるせいも
-
-
山松ゆうきちがインドだ
旅行者業界を震撼させた山松ゆうきち『インドに馬鹿がやって来た』(日本文芸社)の、なんと続編が出版さ
-
-
シンプルノットローファー
この前読んだ衿沢世衣子『ちづかマップ』が面白かったので、 ひきつづき同じ著者の『シンプルノットロー
- PREV :
- 移住するなら盛岡がいい
- NEXT :
- 角幡唯介との対談本・本日発売



Comment
高野さんに朗報です。ライブドアニュースに載っていました。
ウォッカ・ラム酒・カクテルなどの各種アルコールを粉末にすることでお手軽に持ち歩けるようにし、水と混ぜるだけでなく、食べ物の上に振りかけることもできるという粉末アルコールが市販に向けてアメリカ合衆国連邦政府の認可を得たことが判明しました。
http://news.livedoor.com/article/detail/8757406/
早速買いました。(新刊ではなく文庫ですいません・・・)
今読んでいるところです。いやあ、やっぱり高野さんの本は面白い。仕事で疲れた体への清涼剤です。元気もらってます。