本日発売。自分にとっては世にも奇妙な本
公開日:
:
高野秀行の【非】日常模様

『世にも奇妙なマラソン大会』(集英社文庫)、本日発売です。
私はたいていすごく苦しんで原稿を書いている。
原稿用紙2,3枚(1000字前後)のエッセイですらそうだ。
ところがごく稀にすらすら書ける原稿があり、それが『ミャンマーの柳生一族』と
この『世にも奇妙なマラソン大会』に収められた各中編だ。
『世にも~』に書いた話は、どれもひじょうに書きやすい題材だったうえ、
枚数をまったく気にしないで好きなように書けた。
なので、どれも一筆書きのように伸びやかである。
一篇だけでなく、全てがそうであるというのがさらに珍しい。
私にとっては世にも奇妙な本なのであったが、今読み返しても、
ゆったりと楽しんで書いているムードが伝わってくる。
おそらくあと数年はこんな原稿は書けないと思うので、
ご興味がおありの方はご覧下さい。
関連記事
-
-
鬼のミイラと地震予知動物
「未確認思考物隊」の仕事は続く。 先週は大分県宇佐市にある「鬼のミイラ」(写真・右)と 「地震予知動
-
-
これからちょっとソマリランド
本日より約1年4ヶ月ぶりのソマリランド行きである。 帰国は今月の26日の予定。 おや、と思わ
-
-
『均ちゃんの失踪』文庫解説
最近、ここで読書紹介が激減しているのは、あれやこれやと雑多に手を広げすぎているせいもあるが、一つに
-
-
ロゼをちびちびやりながら砂漠を行く
ごぶさたしております。 20日に東京を発ち、今度はなぜか北アフリカのチュニジアをうろうろしている。
-
-
犬と辺境旅をしてみたい
最近頭がぼやあっとして、ここに書いたかどうかも憶えていないのだが、 7月1日に行う旅の本屋のまどでの
-
-
南米の超古代文明!?
日本唯一、世界でも二人しかいない「カーニバル評論家」で、 『カーニバルの誘惑−−ラテンアメリカ祝祭
-
-
おすすめ文庫王国2012
本の雑誌の杉江さんと久しぶりに打ち合わせ。 私と杉江さんはとかく仲が良く、読書の好みもそっくりのよ
-
-
2009年の小説ベスト1
ここんところ仕事で行き詰っているのに、いや、だからこそ、 大作の小説を読んだ。 アミタヴ・ゴーシュ
- PREV :
- 移住するなら盛岡がいい
- NEXT :
- 角幡唯介との対談本・本日発売



Comment
高野さんに朗報です。ライブドアニュースに載っていました。
ウォッカ・ラム酒・カクテルなどの各種アルコールを粉末にすることでお手軽に持ち歩けるようにし、水と混ぜるだけでなく、食べ物の上に振りかけることもできるという粉末アルコールが市販に向けてアメリカ合衆国連邦政府の認可を得たことが判明しました。
http://news.livedoor.com/article/detail/8757406/
早速買いました。(新刊ではなく文庫ですいません・・・)
今読んでいるところです。いやあ、やっぱり高野さんの本は面白い。仕事で疲れた体への清涼剤です。元気もらってます。