*

「エクセル4難民」がたどり着いた、2017年のバーチカル手帳はこれだ!

毎年この時期になると、書店や文房具店の手帳売り場は、来年の手帳を求める人でにぎやかです。

定番の手帳を使い続ける人も、毎年違う手帳を選ぶ人も、真新しいページをめくり、気持ちを新たにするタイミング。

ところが、今年の私は、悩ましい切り替え時期でした。
ここ10年ほど使い続けて来た手帳が、今年限りで廃番になると決まったためです。

私の使ってきた手帳は、能率手帳(NOLTY)のエクセル4。
1日の時間がタテで表示され、2ページ見開きで1週間を表示。
いわゆる週間バーチカルといわれるタイプの手帳です。

Macのカレンダーアプリを週間表示させたときと見た目は同じ。そのため、紙の手帳を使いつつ、iPhoneとMacのデジタル環境でもスケジュール管理をしている人間にとっては、この上なく使いやすいのです。

ちなみに、私がエクセル4を気に入ったポイントは、大きくわけて3つです。

 

1]土日も平日と同じスペースがある
週間バーチカル手帳は、見開き2ページに7日間を収める都合上、スペースを確保するために、土日をまとめて1日分のスペースにしているものが多いのです。
しかし、土日に取材や撮影が入ったり、プライベートの予定で埋まることもあります。
1週間がどの日も同じように書けるスペースが欲しいのです。

2]30分ごとに線で区切られた書き込みスペース
エクセル4は、朝の8時から夜の8時までが基本のスケジュール範囲になっています。その間は30分単位で目盛りが切ってあり、打ち合わせや移動など、30分刻みのスケジュールも書きやすいのです。夜8時以降の予定については、空白の行が余分にあるので、そこに書き込むことで対応できます。

3]iPhone7plusとほぼ同じ大きさ

手帳型革カバーのiPhone7plus(左)とオリジナル革カバーに収まった能率手帳(NOLTY)のエクセル4

手帳型革カバーのiPhone7plus(左)とオリジナル革カバーに収まった能率手帳(NOLTY)のエクセル4

週間バーチカルタイプは、横幅の必要なレイアウトなので、卓上手帳や横長の大きめな手帳が多めです。しかし、能率手帳(NOLTY)のエクセルシリーズは、タテ16.5cm×ヨコ9cmという、まさに手帳サイズ。
iPhone7plusがタテ15.8cm×7.8cmなので、一緒に置くとほぼ同じような感じです。

エクセル4を知ったのは、2005年でした。
2004年に起業し、毎日忙しくしているうちに、スケジュール管理でミスをやらかしたのがきっかけで、自分にあった手帳を探すことに。
たまたま書店で見かけた島耕作のマンガを使った手帳術の本を参考に、自分の使いやすい手帳のタイプを末にたどり着いたのでした。

知識ゼロからの手帳術 (幻冬舎実用書―芽がでるシリーズ)」

あまりに使いやすいので、その後、エクセルシリーズ用の革のカバーを買ったくらいです。

革もいい具合にエイジングしてきたのになぁ。。。

仕方ないので来年から何に変えるべきかと、ネットで調べてみることに。
すると、少ないながらも「エクセル4難民」がいることがわかりました。

 

Amazonのレビュー欄には、熱心な同志がメーカーへ電話して廃番にいたった経緯を聞き出したり、廃番の取りやめを直訴した人もいました。
レビューの中には、30年間「エクセル4一筋」の猛者もいて、当然レビューも熱のこもったものでした。

エクセル4の発売元である能率手帳のサイトや、2016年版に入っていた廃番の案内には「代価商品を提案」とありました。
しかし、エクセルシリーズにはそもそも4以外にバーチカルタイプがありません。
残念ですが、いい感じになじんできた革の手帳カバーを諦め、他社も含めて手帳探しをすることにしました。

 

と思ったものの・・・・似たような手帳がない!!

バーチカルタイプの手帳はあるのです。

ところが、土日のスペースが小さかったり、30分刻みになっていなかったり、サイズが大きかったり……。

エクセル4のいいところが、ことごとくないのです。

 

万事休す。

そこで、3つのうち、絶対に譲れない1)以外は妥協することにしました。
特に、3)は革の手帳カバーをあきらめる以上、どんなサイズでもしかたありません。

しかも、もつべき手帳をエクセル4に決めてから、すでに10年が経っていました。
仕事の仕方や、持ち物なども当然当時と変わっています。
ならば、これを機会に手帳のサイズを見直すのもいいかもしれません。

 

思い返せば、10年前はまだ楽譜や教則本の編集、音楽イベントの主催を主な仕事にしていました。

あちこち飛び回っていて、手帳は常に身につけて、ありとあらゆることを書き留めていたように思います。

しかし今は、音楽だけでなく、趣味実用系、いわゆる、ゴルフや乗馬、園芸、語学、歴史など、趣味でやるもの全般を扱うようになりました。
そればかりか、自己啓発本や電化製品の取扱説明書まで制作しています。

 
そのため、ライターや編集として、取材や打ち合わせに加わる機会も激増しました。
10年前は手帳とともに、小さなメモ帳を持ち歩いていたのが、今ではA5判の大きな革のノートを持ち歩くようになっています。

つまり、小さくて持ち運びが便利であればOKな時代から、できるだけ使いやすく自分にあったサイズをもつようになっていたのです。

 

その結果、選んだのがこれです。

手帳の高橋「No.240フェルテ10」

 

判型はB6判(18.2cm×12.8cm)。
ひとまわり大きくなりました。
いっそのこと、取材ノートと同じA5判にしようかとも思いましたが、そちらは卓上手帳の仕様。

持ち運ぶことを想定していないので重く、使いづらいように感じました。

No.95デスクダイアリー<黒>
持ち運ぶには不便そうだったので、最後の最後でやめました。

 

また、エクセル4の発売元である、能率手帳(NOLTY)の「リスティ1」と、「ベルノA5バーチカル1」も比較しました。

リスティ1」(左)と、「ベルノA5バーチカル1」(右)

 

こちらは、月カレンダーと週間カレンダーが月ごとにまとめられていたり、週間カレンダーの予定を書くエリアがいまいち書きにくそうだったりと、どうもしっくりきませんでした。
しかも、値段も高め。

特に、月カレンダーだけ、週カレンダーだけを連続して眺められないのはマイナスポイントでした。
私の場合は、打合せに始まって、取材、原稿執筆、デザイン、校正、入稿、責了まで、月をまたぐスケジュールが多いのです。
今月の週間スケジュールの次に、来月の月間スケジュールが来て、その後に週間スケジュール……という月と週のスケジュールが入れ子になっていると、使いにくいのです。

 

ということで、紆余曲折のすえ、来年の手帳は、「手帳の高橋フェルテ10」に決定。

 

その判断のよしあしは、1年使って判断することにしようと思います。

img_6064

左が、手帳の高橋の「フェルテ10」 右は、能率手帳の「エクセル4」(革カバーに収納)

 

もし、エクセル4の愛用者の方で、このブログにたどり着いた方がおられたら、「2017年の選択」を教えてくださるとありがたいです。

PR

関連記事

相手の返事をどれだけ待てますか?デジタル時代にぐんぐん短くなる“待てる時間”

相手の返事や反応、いわゆるレスポンスに対する待ち時間は、インターネットの普及によって劇的に短くなりま

記事を読む

文体について考える〜あなたは「ですます調」「だである調」どちらが書きやすいですか?〜

今日はブログの文体について少し考えてみます。 文体とは、文章のスタイルのことです。書き手によってい

記事を読む

no image

「編集スキルを応用した」大掃除のコツはこれだ!(長文)

いよいよ2012年も大詰めです。 TwitterやFacebookでは、仕事納めの済んだ人もちらほ

記事を読む

no image

「すごい人たち」に共通すること

先日、丸1日かけて聞き取り取材をしていて、相手からポロっと出てきた言葉が頭の中でグルグルとリフレイン

記事を読む

さらば二日酔い!小学校の算数でわかる酔っぱらいの基礎知識

今回は、酒飲みが酒飲みのためにお贈りする役に立つような立たないようなネタです。 チャンポンする

記事を読む

伊藤檀「自分を開く技術」でサッカー本大賞2017の優秀作品賞、読者賞を受賞しました

2000年に楽譜の出版社に転職し、そこから私の編集者人生はスタートしました。 独立後は、楽譜か

記事を読む

10年後、私たちは音楽を仕事にしていけるだろうか〜日本レコード協会の実態調査を見て

ちょっと気になるデータが出ていたので、紹介しておきます。 2月12日に、日本レコード協会より「

記事を読む

止まらない音楽のデジタル化と、出版楽譜業界のジレンマについて思う。

ヤマハが開発したアプリ「Chord Tracker」についてFacebookに投稿したところ、いろん

記事を読む

廣澤虎造とともにたどった浪曲の盛衰〜「江戸っ子だってねぇ 廣澤虎造一代」〜

浪曲イベント出演のため、浪曲にまつわる資料に目を通す。 事務所が調布でよかったなと思うのは、こ

記事を読む

やっときた“Amazon Echo” 到着から開封、設置まで。アカウント統合した人は要注意。

遅ればせながら、AmazonのEcho(エコー)が来たので、その様子を備忘録として。 最後の最

記事を読む

PR

Comment

  1. 通りすがり より:

    博文館新社 ウィークリー サジェス24 手帳 黒 No.180 はいかがでしょうか?NOLTYよりは紙が薄いし、エクセル4よりちょっとだけ大きくなるのでカバーは使えませんが、24時間バーチカルで土日もサイズが同じ、30分のメモリもついてるようです。お値段もお手頃ですー ググって見てください!

  2. 小林渡 より:

    通りすがりさん、ありがとうございます!
    早速探してみました。
    24時間メモリなんですね。これはよさそう。
    いまのフェルテ10も悪くないんですが、大きくなった分、電車内で書き込んだりするのが難しくなったので、来年、これと比較して決めたいと思います!!ありがとうございました。

小林渡 にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PR

小林家と居倉家の対面について書かれた福島民友新聞社の記事。
小林家のファミリーヒストリー 〜信州から会津に行ったご先祖様〜

NHKに「ファミリーヒストリー」という人気番組がある。 毎回、ひ

出版不況の中、デジタルオンデマンド印刷の登場は、業界をどう変えるのか?
出版不況の中、デジタルオンデマンド印刷の普及で出版界はどう変わる?

このところ、本の雑誌社の杉江さんと「おとなの社会科見学」が続いている。

レンガ状に配置された「Project」。今回、会社のサービスを紹介する場所に使いました。
WPテーマ「Perth」の設定で困ったこと③プロジェクトが表示されない!

先日、会社のホームページをリニューアルしました。Wordpressの「

WPテーマ「Perth」の設定で困ったこと②アイコンが表示されない!

会社のホームページのリニューアルで、Wordpressの「Perth」

ダッシュボードに「Service」の文字が! その他、Perthのセットアップに必要な、ProjectやEmployeesなども表示された。
WordPressのテーマ「Perth」のセットアップで困ったこと①「サービスを入力してください」ってどこによ!

ここ数年の懸案事項だった会社のホームページを、ついに先日リニューアルし

→もっと見る

  • 2019年12月
    « 12月    
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031  
PAGE TOP ↑