校正あるある(あっちゃまずいんだけど)〜ヒヤリハット編〜
昨日、Twitter経由で回ってきたGIGAZINの記事、
「学研ムック「自然農法で野菜づくり」の中身がかなりヤバかったので販売中止へ」
が本当にヤバかったので、Facebookでシェアしたところ、同業の方々をはじめいろんな人からレスポンスがありました。
かく言う私も相当なザルでして、過去にいろんなミスをやらかし、校正者さんや、編集さんや、たまたまゲラを目にした人などに救って頂いた(実話)のは数知れず。
*ザル……文字どおり、ザルのように網目から誤字脱字、表記ユレ、つじつまの合わない記述など、校正漏れがすり抜けていくこと。
勢い余って、責了データで気づく、刷り出しで気づく、たまに“読者校正”で気づく(大汗)といった、シャレにならない場面も何度かありました(ほんとにすいません)。
そこで、ここはひとつ「人の振り見て我が振り直せ」の精神で、我が身を振り返る「校正あるある」をつらつらと上げてみます。
1)「ここは誰かがチェックしてるはず」と思って飛ばし読みしたら、誰も見ていなかった
2)前半のページで気合いの入った赤字を入れすぎ、後半息切れした
3)ヤバイミスに気づいたのが編集長だけだった
4)ヤバイミスに気づいたのが新入社員だけだった
5)「事実誤認以外は修正できません」と渡したはずの取材先から、大金星の赤字が返ってきた
6)飛ばし読みしてるのに、なぜかミスだけ目に飛び込んでくる
7)「念のためもう一回見てみるか」という時の赤字発見率は異常
8)怖くて刷り出しが見れない
9)細かいところばかり見ていて、肝心のタイトルが間違っていた
10)人の赤字を見て、漢字の覚え間違いに気づく
11)印刷所の指摘でアタリ画像だったことに気づく
12)入稿目前になって判型が違っていた
13)夢で校正している
などなど。。。
どうでしょう?
まだまだありそうです。
よかったらみなさんの「校正あるある」も追加してくださいね(笑)。
PR
関連記事
-
1発で決めようと思うな!〜文章も写真もプロの作品のウラには大量のボツがある!
これは、子どものころ、自分も思っていたことなので、ぜひ書いておきたいと思います。
-
やっときた“Amazon Echo” 到着から開封、設置まで。アカウント統合した人は要注意。
遅ればせながら、AmazonのEcho(エコー)が来たので、その様子を備忘録として。 最後の最
-
WordPressのテーマ「Perth」のセットアップで困ったこと①「サービスを入力してください」ってどこによ!
ここ数年の懸案事項だった会社のホームページを、ついに先日リニューアルしました。 パソコンだけで
-
無料でギターのタブ譜が見られる!楽譜業界衝撃のSONGSTERR(ソングスター)
知人から楽譜を探して欲しいと頼まれ、ネット上で楽譜の情報を集めていたら、すごいサイトをみつけました。
-
人はなぜ、三日坊主になってしまうのか。〜ほぼ日ブログ宣言とその真意〜
昨日、高校の同級生で、マンションや商業施設の再開発業務を行う会社を経営している齋藤くんが会社へ遊びに
-
Wataru Kobayashi Profile English ver.
高校の同級生で、今、シカゴで映画監督をしている梶野純子さんの協力により、私のつたない英語バージョン
-
「編集」とは、実のところ何をしているのか(2)〜1枚の写真の裏側には膨大なボツの山がある〜
編集の業務の中で、ふだんの生活に役立ちそうなことを書いてみたいと思います。 前編「編集」とは、
-
またいたよ、TOEIC900点台な人
ステンレス・ジュエリーの会社を立ち上げた知人T氏にSkypeで連絡をとったつもりが、なぜか3者チャ
-
一流と呼ばれる人たちが心がける、たった3つの行動パターン
先週末は浪曲イベントでどっぷり浪曲に浸かって、日曜日はアコギの神様、石川鷹彦さんのスタジオで対談取材