1~3月の仕事
公開日:
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最終更新日:2012/05/25
今日のお仕事
慌ただしく校了を終えたら、次の校了が控えているといった有様で、気づけば3月も中旬。また今年も慌ただしく春の月日が流れていく。
中でもNHK教育の趣味悠々テキストは、色校なし(デジコンのみ)、念校なしのギリギリ進行ながら、最後の最後で壮絶なまくりを見せ、編集部で一番最後に入稿した我々がトップで校了するというミラクルで締めくくった。しかもあっという間に見本誌がでてくる。さすがは世界の大日本印刷である。
本の内容は次の記事で詳しく触れるとして、石川鷹彦の奏法を初心者レベルまで噛み砕いて解説した本は、おそらく世の中にこれ以外一冊もない。
石川鷹彦といえば、「神田川」「22才の別れ」「旅の宿」をはじめとした、70年代フォークの名曲を奏でたギタリストであり、アレンジャーである。
あの印象的なイントロは、全て彼の両手から紡ぎ出されたものなのだ。
「NHK趣味悠々 石川鷹彦のもう一度はじめよう!フォークギター再入門」は3月23日(月)全国の書店にて一般発売。
さて、趣味悠々の校了が終わった翌日に、これまたデジコンであがってきたのが、ドレミ楽譜出版社の「一五一会スコアマガジン」。
最後の方は趣味悠々と同時進行になってしまい、心の底からコピーロボットが欲しいと願いながら編集作業をする。
こちらは楽譜が入稿時に間に合わず、青焼きにまっしろページが入る、頭んなかまっしろしろすけ進行だった(何いってんだろ。編集部のみなさん本当にすみません)。
それでもどうにかこうにかことなきを得て(?)、校了。
無事発売日に間にあって(??)ほっとする。
そんな最中、段ボールが届く。
中には見本誌が入っていた。
「楽典本」(シンコーミュージックエンタテイメント)。
ユーキャンの「日本の名山」に引き続き、自分が著者となって一冊書き上げた単行本である。苦節○年・・・ではないが、話をいただいてから2年近く経ってようやく本にすることができた(編集部のみなさまごめんなさい)。
五線譜の成り立ちからコードまで、楽譜にまつわる約束事“楽典”についてなるべく分かり易く解説したつもりである。クラシックやスタンダードの名曲を例題に出して解説しているので、文字を読みながら音を思い浮かべ、納得しつつ覚えていきたいという人にいいかもしれない。
さらに、この合間をぬって原稿書き。
原稿用紙330枚が昨日書き上がった。
まだこれから修正加筆があるけれども、ひとまず去年からの課題が一段落してほっとする。
忙しい忙しいといいながら、追い立てられ嬉しそうなのは、編集者の性なのか、あるいは単なるドMなのか・・・。
あちこちへ習慣的に謝りながら、それを振り返る間もなく、次の締切へと向かう。
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おつかれー。
どうりで更新されないわけだ。