*

新刊なのに昭和の香りムンムン

公開日: : 最終更新日:2012/05/25 今日のお仕事

 「見た目は第1印象に影響を与える」
 これについては、異論持論をお持ちのかたも多々おられるのではないかと思う。
 しかし、今回は人ではなく、本の話。
 本にとっての見た目とは、ずばり表紙である。
 もちろん、タイトルも見た目にかかわる重要な要素であるけれども、それは、目鼻立ちが整っているとか、ハーフのような端正な顔立ちだとか、どちらかといえば、持って生まれたパーツのようなもので、生みの親ならぬ、編集者のタイトルセンスに由来する部分が大きい。
 ここで言うところの“見た目”とは、服装、身なりのことで、まあ、早い話、本にいわせりゃ表紙のデザインということである。
 前置きが長くなってしまった。
 わたしの持論なんかより、見てもらったほうが早い。
 
 全音のバイオリン曲集である。
 それも、この3月に出たばっかりの……。
 どう見ても「30年前から棚にいますよ」然としたたたずまい。
 編集部で見本誌をもらってのけぞってしまった。
 しかし、どれもスタンダードといえる曲目ばかり集め、上下巻で174曲収載の本。
 しかも、伝統と格式(?)の大好きなバイオリンの世界である。
 いきなり、ぽっと出て、「新作で〜す」と棚に並んだところで、名だたる教本やメソッドの中では浮きまくるに違いない。
 「平服で来てください」といわれ、真に受けてジーパンとTシャツで行ってしまった最終面接ばりに。
 ということで、新参者があとから加わっても、先達の怒りと嘲笑を買わぬよう、ドレスコードな表紙で発売である。めでたしめでたし。
<収載曲目は続きをクリック>



[標準]やさしいヴァイオリン曲集(上)(全音楽譜出版社)
初級から初級上「愛のあいさつ」まで 独奏と二重奏で全112曲収載

1.春の小川
2.聖者の行進
3.「ジングル・ベル」より
4.オーラ・リー
5.ロンドン橋
6.夜汽車
7.夕焼け小焼け
8.まきびとひつじを
9.ふじの山
10.お正月
11.めだかの学校
12.こいのぼり
13.雪
14.幸せなら手をたたこう
15.草競馬
16.浜千鳥
17.故郷の空
18.別れの歌
19.冬景色
20.一週間
21.さくらさくら
22.ロング・ロング・アゴー
23.我は海の子
24.ウェルナーの野ばら
25.愛しのクレメンタイン
26.仰げば尊し
27.おぼろ月夜
28.早春賦
29.こげよマイケル
30.上を向いて歩こう
31.今日の日はさようなら
32.山の音楽家
33.春が来た
34ケンタッキーのわが家
35.アマポーラ
36.峠の我が家
37.家路
38.アメージング・グレイス
39.かもめの水兵さん
40.行進曲「威風堂々」(作品39第12番より)
41.ちいさい秋みつけた
42.赤とんぼ
43.みかんの花咲く丘
44.アニー・ローリー
45.スカボロー・ウェア
46.椰子の実
47.シューベルトの子守歌
48.見よ、勇者は帰りぬ(得賞歌)
49.ジムノペティ第1番
50.いつか王子様が
51.おおブレネリ
52.千の風になって
53.スワニー河(故郷の人々)
54.七つの子
55.歌曲「鱒」
56.NHK「ゆうがたクインテット」のテーマ
57.サンタ・ルチア
58.真っ赤な秋
59.金髪のジェニー
60.シチリアーナ
61.浜辺の歌
62.グリーンスリーブス
63.歌の翼に
64.世界の車窓から
65.あなたが欲しい
66.楽しき農夫(「子供のためのアルバム」より)
67.ブラームスのワルツ
68.木星(ジュピター)
69.風の通り道(「となりのトトロ」より)
70.見上げてごらん夜の星を
71.誰かが私を見つめてる(やさしき伴侶を)
72.いつも何度でも
73.シューベルトの野ばら
74.君をのせて(「天空の城ラピュタ」より)
75.菩提樹
76.オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)(歌劇「セルセ」より)
77.ホルディリディア
78.ブラームスの子守歌
79.涙そうそう
80.いつくしみ深き(賛美歌312番)
81.メヌエット
82.ヴァイオリン協奏曲Op.64
83.モルダウ(交響詩「我が祖国」より)
84.トロイメライ
85.ボレロ
86.カロ・ミオ・ベン
87.この道
88.カプリース第24番 Op.1-24イ短調
89.宵待草
90.サマータイム
91.「誰も寝てはならぬ」より(歌劇「トゥーランドット」より)
92.愛のあいさつ
【二重奏】
93.ハッピー・バースデー・トゥー・ユー
94.あらののはてに
95.ハイ・ホー
96.コブタヌキツネコ
97.茶色の小瓶
98.歓喜の歌(交響曲第9番第4楽章より)
99.ほたるの光
100.樅の木
101.きよしこの夜
102.もろびとこぞりて
103.花
104.夏の思い出
105.わらの中の七面鳥
106.キラキラ星変奏曲
107.びっくりシンフォニー
108.大きな古時計
109.ねこふんじゃった
110.さんぽ(「となりのトトロ」より)
111.海の見える街(「魔女の宅急便」より)
112.モーツァルトのカノン

[標準]やさしいヴァイオリン曲集(下)(全音楽譜出版社)
初級上から中級「タイスの瞑想曲」まで 全62曲

113.風の伝説(「風の谷のナウシカ」より)
114.フニクリ・フニクラ
115.グノーのアヴェ・マリア
116.エトピリカ
117.「弦楽四重奏第17番」よりセレナーデ
118.シューベルトのアヴェ・マリア
119.情熱大陸
120.「亡き王女のためのパヴァーヌ」より
121.オー・ソレ・ミオ
122.楽興の時 第3番
123.愛の喜び
124.からたちの花
125.風笛
126.恋とはどんなものかしら(歌劇「フィガロの結婚」より)
127.スケーターズ・ワルツ
128.帰れソレントへ
129.ある晴れた日に(歌劇「蝶々夫人」より)
130.白鳥(組曲「動物の謝肉祭」より)
131.花の歌
132.風の中の羽根のように(歌劇「リゴレット」より)
133.パッヘルベルのカノン
134.天国と地獄
135.シューベルトのセレナーデ(「白鳥の歌」より)
136.バレエ音楽「コッペリア」よりワルツ
137.「展覧会の絵」よりプロムナード
138.凱旋行進曲(歌劇「アイーダ」より)
139.ハンガリー舞曲第5番
140.パヴァーヌ
141.若い王子と王女(交響組曲「シェヘラザード」より)
142.G線上のアリア
143.夢
144.歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲
145.アイネ・クライネ・ナハトムジーク
146.ダッタン人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)
147.ピーターと狼
148.ハバネラ(歌劇「カルメン」より)
149.「6つの弦楽五重奏曲第5番」よりメヌエット
150.亜麻色の髪の乙女
151.時の踊り(歌劇「ジョコンダ」より)
152.Next Door
153.金婚式
154.歌劇「カルメン」より第三幕への前奏曲
155.花のワルツ(組曲「くるみ割り人形」より)
156.バレエ組曲「白鳥の湖」より
157.ユーモレスク
158.ゴセックのガヴォット
159.アルハンブラ宮殿の想い出
160.モンタギュー家とキャピュレット家(「ロメオとジュリエット」組曲第2番より)
161.歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
162.タイスの瞑想曲
【二重奏曲】
163.ハレルヤ(「メサイヤ」より)
164.となりのトトロ
165.ドナウ川のさざ波
166.おもちゃの交響曲I
167.おもちゃの交響曲II
168.おもちゃの交響曲III
169.主よ人の望みの喜びよ
170.軍隊シンフォニー
171.ガヴォット(管弦楽組曲第3番より)I
172.ガヴォット(管弦楽組曲第3番より)II
173.鏡
174.ヴァイオリン協奏曲「四季」より冬

PR

関連記事

アサヒビールとNHK。転職と起業という人生の点と点とがつながって仕事になった話

今年の春先から取りかかっていた本がやっと形になった。 スーパードライを思わせる特色銀のまぶし

記事を読む

no image

NHKプレキソ英語テキストの編集を担当しました

「プレキソ英語 1月号」 (NHK出版 571円+税) 小学生のための英語番組、NHKプレキソ英語の

記事を読む

no image

伝統芸能と五線譜

先日、「村のお囃子を譜面にして下さい」というお仕事をいただきました。 演奏を録音した音とその映像もあ

記事を読む

no image

木曽駒ヶ岳『聖職の碑』と小林家の場合

 12月から山に取りかかりっきりで、やっと21山の原稿が終わった。  残るは9山。  書き終えたら、

記事を読む

指1本から始めてサルサが弾ける!? NHK趣味Do楽「塩谷哲のリズムでピアノ」の番組テキストを編集しました。

9月から放送される、NHK趣味Do楽「塩谷哲のリズムでピアノ」の番組テキストを編集しました。

記事を読む

no image

尺八の系譜〜竹保流尺八宗家 酒井松道リサイタル〜

 2年ぶりにコンサートの企画・運営に携わることになった。  最後に開いたのは、2006年のモーラム・

記事を読む

no image

そして、自転車で仕事?

 ラッパで尺八の次は自転車…。  これじゃサッパリ意味が分からないよね。  先日、作家の高野さんと

記事を読む

no image

なまこ石鹸はこうやって作られる!in Malaysia

 知り合いのプリ社長から頼まれ、百貨店の売り場用に流す映像の編集をする。  ものは「なまこ石鹸」だ。

記事を読む

no image

一五一会スコアマガジン Vol.5

  今週はドレミ楽譜出版社より発刊されている季刊誌「一五一会スコアマガジン」の春号を製作中です。 一

記事を読む

no image

和楽器からワールドミュージックまで

今日は朝から、このブログとの格闘でスタート。 何を格闘していたのかはまた書くとして、結局午前中は勝敗

記事を読む

PR

Comment

  1. yuka より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; GTB6.4; .NET CLR 1.1.4322)
    わあ〜、ピアノ教室に行った子どもの頃に使っていた
    教則本を思い出してしまったわ〜〜♪
    とても新刊とは思えない(笑)
    それだけに「トトロ」とか、今でないとあり得ない選曲がかえって不思議。
    ところで「世界の車窓から」って、オープニングのアレ?

  2. こうざん より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X 10_4_11; ja-jp) AppleWebKit/531.21.8 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.4 Safari/531.21.10
    おお、確かに。この表紙は、まさに昭和ですね〜。何だか懐かしい風情。

  3. より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10.5; ja-JP-mac; rv:1.9.2.2) Gecko/20100316 Firefox/3.6.2 GTB6 Jingoo/0.1.4
    >yukaさん
    そうそう、全音といえば、ピアノですものねー。
    「世界の車窓から」は仰せの通り、例の10chのあの番組テーマです。
    >こうざんさん
    そうなのです。昭和万歳な感じなのです。
    出版は電子書籍が黒船来襲なかんじでtwitterがあついっす。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PR

2020年1月21日(火)@赤羽/新宿二丁目ママ歴27年、涼ママの歌とトークと焼肉ホルモンde笑ってナイトをプロデュースします。

 あっという間に2019年が過ぎ去り、2020年入り。 明けましてお

小林家と居倉家の対面について書かれた福島民友新聞社の記事。
小林家のファミリーヒストリー 〜信州から会津に行ったご先祖様〜

NHKに「ファミリーヒストリー」という人気番組がある。 毎回、ひ

出版不況の中、デジタルオンデマンド印刷の登場は、業界をどう変えるのか?
出版不況の中、デジタルオンデマンド印刷の普及で出版界はどう変わる?

このところ、本の雑誌社の杉江さんと「おとなの社会科見学」が続いている。

レンガ状に配置された「Project」。今回、会社のサービスを紹介する場所に使いました。
WPテーマ「Perth」の設定で困ったこと③プロジェクトが表示されない!

先日、会社のホームページをリニューアルしました。Wordpressの「

WPテーマ「Perth」の設定で困ったこと②アイコンが表示されない!

会社のホームページのリニューアルで、Wordpressの「Perth」

→もっと見る

  • 2020年1月
    « 12月    
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
PAGE TOP ↑