押尾さんのNHK趣味Do楽はじまりました。〜なんと、日本の●●人にひとりはギターが弾けるらしい!!〜
昨日の夜、趣味Do楽「押尾コータローのギターを弾いたロー!」の第一回目の放送がありました。
ご覧になった方もおられるかもしれません。
(まだの方は、来週月曜日の午前中に再放送があるので、ぜひどうぞ!)
番組は30分ながら盛りだくさんで、結構な収録内容が濃縮ジュースのようにギュギュっと詰まっていました。
「これはいい感じ!」と思い、ほかの人の反応が知りたくなった私は、Twitterで「押尾コータロー」とキーワード検索をかけてみました。
番組が面白いと、リアルタイムでも反響があるもので、案の定、番組を視聴している人のツイートがバンバン流れてきます。
特に目をひいたのは、実際にギターを弾いているor弾いたことのある人のつぶやきが多いことでした。
NHK趣味Do楽の番組テキストは、テレビの力もあって初版部数が数万部なのですが、通常の楽譜や教則本では初版部数は1500から多くても5000部くらいです。
これらのギャップがどうやって埋まっているかといえば、「楽器は弾かない(弾けない)けれど、音楽が好きなので買う」という人たち。
これがいわゆるテレビの力というやつでしょう。
私も実際に何人かこういう方に出会いました。
上記の人たちは題材が音楽であれば「とりあえずテキストを買う」というパターンで一定の部数を支えています。
がしかし。「弾かないのに買う」という心優しき?人たちにもかぎりがあります。
1〜2万部ならともかく、そこから先は、番組を観て「おっ!」と思って、実際に「楽器を弾きたい!」というモチベーションを抱いた人がいないと埋まらないんじゃないか?というのが私の実感です。
では、日本中でギターを愛好している人はどれくらいいるのでしょうか?
IT Media Mobileの2002年のニュースには、
「ヤマハの調べでは、国内のギター演奏人口は650万人」とあります。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/0205/15/n_yamaha.html
一方、同じヤマハでも、ヤマハ大人の音楽レッスンを取材したマイナビニュースによれば、
「同社(ヤマハ)によれば、音楽演奏人口は子供も入れると約700万人」
http://news.mynavi.jp/news/2006/03/08/360.html
とあるので、上記の数字は「ギターを持っている人」ということかもしれません。
仮に650万人としても、日本の人口約1億2700万人の5.1%
20人にひとりはギターを弾けるということになります。
たったと言うべきか、されどと言うべきか。
しかし、潜在パワーとして650万人いるのであれば、彼らの琴線に触れればテキストの伸びしろはまだまだあるとも言えます。
もちろん、講師、今回なら押尾コータローさんのファンのニーズもあります。
部数や売れ行きも気にはなりますが、音楽業界の未来に思いをはせれば、昨日の番組をきっかけに、650万人のうち、「押し入れにしまっていたギターを再び出したよ!」という人がひとりでも多くいるといいなというのが個人的な感想です。
では!
NHK趣味Do楽「押尾コータローのギターを弾きまくロー!」テキスト
Amazonの売り上げも、番組総放送によってベストセラーランキングで前日の217位から31位まで上昇しています。
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