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さらば二日酔い!小学校の算数でわかる酔っぱらいの基礎知識

今回は、酒飲みが酒飲みのためにお贈りする役に立つような立たないようなネタです。

チャンポンすると二日酔いになりやすい・・・とよく言われますが、実際は味や飲み口が変わることで、同じものを飲むよりもつい飲み過ぎてしまうのが本当のところなんじゃないかと思っています。

じゃあ、いろんなお酒を飲んでも飲み過ぎないようにするには、どうしたらいいのか?

これは呑兵衛の永遠のテーマといいましょうか、そんなに簡単なことではないのですが、一応、タテマエとしましては次のような対策をたてることは可能です。

 

◎総アルコール量を自分の限度内におさめる

アルコールを分解する能力は個人差がありますが、人ごとに限界値はあります。

コップ1杯のビールで頭が痛くなってしまう人もあれば、2升飲んでも平気という人もいます。

ということで、まずは自分の限界を知らねばなりません。

 

ある夏の暑い日、どこまで飲めるかなと思いたったことがありました。

家で缶ビールをプシュ!と空けて、ちびちび飲み始めたところ、15本目で力尽き、そのまま寝てしまって気がついたら夜でした。翌朝、多少顔が熱いくらいで、特に頭も痛くはありませんでした。

 

そういうわけで、私の二日酔いにならない限界値は、缶ビール14本くらいのようです。

さて、こっからが算数タイムです。

私の限界値、缶ビール(350ml)14本を総アルコールに換算すると、ビールはアルコール度数5%くらいなので・・・

350ml×14本×5%=245ml

純度100%のアルコールで245ml飲んだら私は終了です。。。

数字の上では、チャンポンしても、これを超えなければ二日酔いにならずにすむはず。ビールやワインなどのアルコールは「%」、日本酒や焼酎は「度」で表示されますが、どちらも同じ意味です。

通常だと、各ジャンルのアルコールはこんな感じ。

日本酒 14〜16度
紹興酒 14〜18度
ワイン 12〜14%
焼酎 20度〜25度
ウィスキー 40%

ただし、焼酎やウィスキーは水割りやお湯割り、サワー類、ハイボールなど、割ることでアルコール度数が下がるので、一応、美味しいと言われる比率で割った場合はこんな感じになります。

焼酎お湯割り/水割り 12度(20度の焼酎を6:4で割った場合)
サワー/酎ハイ類 5度

 

例えば、最初の1杯を生中1杯(500ml)として、そこから日本酒(15度)を5合飲んだ場合は・・・

(500ml×1×5%)+(180ml×5×15%)
25ml+135ml=160ml

まだ余裕があります(笑)。

生中のあと、ワイン(13%)のボトル(750ml)を2本あけると・・・

(500ml×1×5%)+(750ml×2×13%)
25ml+195ml=220ml

おっと、限界が近くなってきました(汗)

実はビールのジョッキにはこれだけ容量に幅があります。。。(計算むずかしくなるじゃないかw) 写真はDining Advances' Development Inc.さんの「居酒屋の都市伝説、中生ビールと小生ビールの量の比較、キリンのジョッキカタログ」からお借りしました。

実はビールのジョッキにはこれだけ容量に幅があります。。。(計算むずかしくなるじゃないかw)
写真はDining Advances’ Development Inc.さんの「居酒屋の都市伝説、中生ビールと小生ビールの量の比較、キリンのジョッキカタログ」からお借りしました。

このように、アルコール度数の低めなビールやサワー類よりも、日本酒や、焼酎やウイスキーなど、アルコール度数の高めのものを飲み始めると、あっという間に限度が近づいてきます。

ちなみに、私には「どんなアルコールでも同じピッチで飲んでしまう」という悪癖がありまして、日本盛時代は、冷酒であっという間にこの限界値を超えてしまい、帰りの電車で寝てしまうことが度々ありました。

ある時は、大阪駅から西宮で降りるはずが、目がさめると西明石、こりゃまずいと反対ホームの電車に乗って次に目がさめると京都・・・。
またある時は、南海本線で岸和田から難波に向かったはずなのに、折り返して再び岸和田へ向かっていたり・・・。

このような失敗から、あまり学ぶことなく現在に至っているわけですが、最近はこれでも限界値から逆算して、なんとか二日酔いから逃げております。

 

これを書き終わったら、こんなサイトを見つけました。

お酒と健康 飲酒の基礎知識(公益社団法人アルコール健康医学協会)

これをみると、摂取したアルコールが2割ほど消えてるんですが、どこへいったのでしょう。

まだ2割飲めるってことかな?

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