祝&残念! タマキング酒飲み書店員大賞受賞!
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
宮田珠己ことタマキングが『東南アジア四次元日記』(文春+文庫)で、
第3回 酒飲み書店員大賞を受賞した。
最近、私はタマキング本の営業マンのように宣伝しまくっているので、
たいへん嬉しい。
もっとも、肝心の本は品切れ状態で、文春は増刷もしれくれないようだ。
まだ文春はタマキングの価値に気づいていないらしい。
たいへん残念だ。
そこでタマキンさんを自宅に招き、祝賀会と残念会を兼ねた宴会を行った。
さんざん酔っ払って、べらべら喋り、酔いつぶれ、タマキンさんは結局泊まっていった。
…なんて書くと誤解を招くが、さんざん酔っ払ってべらべら喋り、酔いつぶれたのは私である。
タマキンさんは一滴も酒を飲めない。
なのに、ひょうひょうと楽しそうに私の相手をしていた。
タマキンさんはもちろん宿泊の用意なんかしてないから、
寝巻き用のTシャツとジャージを貸す。
私がまだ着たことのないTシャツをごそごそ探したら、
なんとモッカさん作製の「インド・ウモッカ・プロジェクト」Tシャツを発見。
これを貸した。
「へえ、これ、いいですねえ」などと言いながら、タマキングがウモッカTシャツを着ている姿はすっごくシュール。
タマキンさんにはシュノーケリング紀行の名作『ウはウミウシのウ』があるが、第二弾として是非私のかわりにインドへ行き、『ウはウモッカのウ』を書いてほしい。
関連記事
-
-
ニムラの時代到来&ツバルは沈まない
本日(9月21日)朝日新聞の朝刊11面にて、「明日来る」のトップバッターにして 私をブータンに送り込
-
-
今までいちばんビビッたのは…?
上智対談講義第3回目はミャンマーで辺境専門旅行会社を経営する金澤聖太師範。 (極真空手の猛者なので私
-
-
高島俊男先生の人生は失敗だったらしい
敬愛する高島俊男先生の新刊『お言葉ですが…別巻⑤ 漢字の慣用音って何だろう?』(連合出版)を読む。相
-
-
「世にも奇妙なマラソン大会」見本入手
本の雑誌社に行き、2月1日発売予定の新刊『世にも奇妙なマラソン大会』の先行予約サイン本のために、1
-
-
ユーフラテスの旅の落とし穴
昨日やっとこワンに飛んだ。 延々とつづく茶色の香料として山岳地帯を見下ろし、 「こんなところで河下り
-
-
春日部がブータンを支配している
今回、私が一緒に共同調査(?)を行ったブータン国立生物多様性センターの所長は 本人はロンドンとオース
-
-
第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞しました
ほとんどの人は梅棹忠夫・山と探検文学賞なる賞を知らないと思う。 かくいう私も、角幡唯介『空白の五マ
-
-
映画「ホテル・ルワンダ」を見るべし!
試写会で、映画「ホテル・ルワンダ」を見た。 1994年、ルワンダで三ヶ月で数十万人が虐殺されるという
- PREV :
- 「出張上映会」依頼第1号
- NEXT :
- 『ワセダ1.5坪青春記』見本、届く