春日部がブータンを支配している
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
今回、私が一緒に共同調査(?)を行ったブータン国立生物多様性センターの所長は
本人はロンドンとオーストラリアで博士号をとったインテリ女性で、
お兄さんが国のGNH委員会(説明は面倒なのでしないがブータン政府の中枢機関)のボス、
ご主人が国会議員という超エリート一家のメンバーでもある。
その人はなんと埼玉県春日部に一時、住んでいたことがあるという。
ダンナさんは国会議員になる前、そこから埼玉大学に通っていたそうだ。
春日部といえば、本の雑誌の杉江さんの故郷ではないか。
さっそく杉江さんにそれを報告したらやっぱり、
「日本で春日部出身の国家議員なんかいないのに、ブータンにはいるんですか!」
と驚いていた。
春日部はブータンを支配する闇の組織の拠点なのかもしれない。
不思議なとんがり帽をかぶっているラヤ村の女性たち
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私がブータンに行けば、国会議員になれるか、悩んでおります。
ブータンでは春日部出身者が、日本でいう東大出身者のような
待遇を受けるのか。ブータン支社設立に向けて社長口説いてます。
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e-honのもうすぐ出る本の予約を見てたらこんなの見つけました。
GNH(国民総幸福)だそうです。
「幸福立国ブータン 小さな国際国家の大きな挑戦」大橋照枝/著 2010年7月中旬発売
国民の97%が「幸せ」と答える国ブータン。GNH(国民総幸福)を掲げて積極的に世界に発信する国の姿を総合的に紹介する。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-560-08087-0&Sza_id=MM